
同名のタイトルで、今日の中日新聞に掲載されていた記事を引用します。
1月29日午後7時すぎ、森林公園ゴルフ場前の道路でのこと。○○市の△△さんの息子さんが自動車事故を起こしてしまった。車は転地がひっくり返り10メートルも滑ってとまったが、幸い対向車も通行人も無かった。なんとか窓から這い出したという。
そこへ通りがかりの二台の車から男性が駆けつけてくれ、大破した車を脇へ寄せてくれた。さらに三人の若い男性も加わった。発炎筒をたき、警察官と一緒になり、「車通過しま~す」「了解しました」などと大声で現場の交通整理をしてくれたという。寒さの中、服や手が汚れるのもかまわずに。
一人の男性の車の中には、奥さんと小学生のお子さん三人が乗っていた。これからレストランへ食事に行くところだったという。連絡を受けて飛んできた△△さんが「お出掛けのところ申し訳ありません」と言うと「お父さんがいいことをしているんだから待っているよ」と笑顔で言われたという。名前や住所を何度も尋ねたが教えてもらえなかった。
「通り過ぎたけど気になって戻ってきました」と声をかけてくれたのは看護師の女性だった。息子さんの具合を診て「外見は無傷でも後遺症が出ることがあります。必ず病院にいくように」などとアドバイスしてくださった。皆さんのことがタイガーマスクのように思えたという。
なんといい話でしょう。
テレビで流れるニュースは、そのほとんどがネガティブなものばかり。
自分の日常生活でも、「いい話」はほとんどありません。
そんな中でこういう話を耳にすると、心が洗われるとともに、己の日々の行動を省みてしまいますね。
思えば、日本人の深層心理には「いいことをする」ことに対して遠慮がある気がします。
諸外国には「寄付」の文化があります。
その時は、基本的に実名で行っているようです。
タイガーマスク現象は、ほとんどが匿名ですね。
この違いには、日本では「控える」ことが美徳とされていることが背景にあるかもしれません。
その意識が名前を控えるだけでなく、行為そのものも控えてしまっているのかも。
もしそうだとしたら、少しもったいないですね。
ところでタイガーマスクの原作者:梶原一騎氏について、みん友の
成田のオッサンさんが
こんなブログを上げていらっしゃいます。
興味のある方はご覧になっては?
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Posted at
2011/02/20 20:48:24