先日、GBWCに初めて応募しました。
応募は近所のプロショップ。
私の理解では、プロショップと称する以上、模型の達人のような人が店員さんに1名以上いて、その人たちを中心に、受け付けた作品の審査を行なうというイメージを持っていました。
(バンダイのサイトでは、プロショップとは「プラモデルのことなら何でも教えてる匠(マイスター)と呼ばれる店員さんがいるお店」と説明されています。
若干日本語がおかしい気もしますがw)
しかし実際には
「来店者のアンケートにより優秀作品を決定する」とのこと。
驚きました。
何のための匠なのか。
何のためのプロショップなのか。
来店者は、一般のアマチュアの方が大半だと思われます。
つまり工作技術や塗装技術、テーマ設定等に必ずしも特別の知識など持っていない方々が審査するということでしょう。(私もその1人)
そうすると、ほぼほぼ見た目の派手さ(特に大きさ)が優劣判断基準の中心になってくる可能性が高いと思われます。
そんな基準で選ばれたものが本選の審査に耐えられるのか。
そのあたりを匠がどう考えているのか、聞いてみたいと思ってしまいました。
もう一つ。
私の作品はガンダムでもなくザクでもないどころか、MSすら出てこない。
漸くマゼラアタックが出てきたけどそれすら脇役。
他と比べてあまりにも「地味」です。
そんな作品はまず見向きもされないので、結果、「伝わらない」。
どれだけ一生懸命色々考えて凝りに凝って作っても、伝わらなければ意味がありません。
正直なところ、私は本選で勝負したいとは最初から思っていません。
とてもそのレベルには到達していないという自覚があるからです。
ただ、地方のプロショップなら作品数も少ないだろうし、みんカラで鍛えられた技術も多少はあるので、そこでの「小さな一番」くらいは取ってみたいという欲はあります。
いや、ありました。
過去形で表現したのは、今はもうその感覚はなくなったからです。
なぜなくなったか。
それは私の作風にあります。
私が模型工作をする際に基本としている考え方は概ね以下のとおりです。
①ディテールに凝って工作する
②マイナーアイテムに光を当てる
③マニアックなオラ設定にこだわるw
④ジオラマ化する
⑤塗装は適当w
特に②は今回の審査基準では致命的ですし、①③も一般の人には伝わりづらいでしょう。
だから私の作風は「地味」で「一般受けしない」のです。
しかし、ここで考えました。
では私がその作風を捨てて、一般受けするような作品を作るのか。
否。
模型工作の楽しみ方は人それぞれ。
素組みも、改造も、塗装も、ジオラマ化するしないも。
それらを一律の基準で審査することは「その世界」としての順位付けに過ぎません。
入賞が目的なら審査基準に合わせて作ればいいでしょう。
でもそれで入賞したとして、満足感が得られるのか。
少なくとも私は自分の作風を捨ててまで、入賞したいとは思いません。
なので、私がコンテストへ出すのは今回が最後かも。
これからは、今まで以上に自己満足の世界で模型工作を楽しみたいと思います(笑)
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Posted at
2017/09/01 21:14:48