
皆さんもお困り、いや今困っていない人も必ずお困りとなるはずのエリエクエアコンパネル消灯。
これを
EVA Titer師匠のご教示のもとMY2007のマイエリで実施してみたのが今回の修理となります。
それでは、七転八倒のエアコンパネル修理についてつづります。
長編ですので適当に読み流してください。
先にお断りしておきますが、この修理をお読みになり、施工される場合の責任を当方は負いかねますのでご注意ください。
また記述は基本的にマイエリの2007年仕様でのご説明です。
1.まずなんで修理が必要なの?
エリエクのエアコンパネルはエレクトロルミネッセンス(EL)をつかって光っています。
ただしその品質が悪いらしく、数年で消えてしまいます。
マイエリは登録から5年目になりますが、昨年後半には消えていましたので、もったのは4年程度。
早い方は2年くらいで消えている個体もあるようです。
しかしこのユニット、フツーに交換すると丸ごと交換になってしまうため、取り寄せおよび純正で2万から4万程度するのです。
アホみたいに高いですね。
フツーに考えたら、マメ球交換ではい終わり、500円てな感じのレベルなので、もういいやロータスだし、走りに関係ねえしと泣き寝入りしているオウナーさんが多いとのこと(Ti井土社長談)。
そこに立ちあがりし我らがDIY師匠!EVA Titer氏!
なんとパネルを分解し、ELから安価で交換しやすいLED光源への変更プロトコルを確立!
これを弟子の私、ひでエリが3月のお台場オフからこそこそと継続修理し、やっと今回収束をみましたので、総集編をやらせていただきます。
(というのを、私の整備手帳でお読みの方はすみません)
2.ユニット取り外し編
工具:内装はがし、短いプラスドライバー、マイナスドライバー、ペイントマーカー(黒以外)
まずはエリーゼからエアコン吹き出し口部分を取り外さなければなりません。

こういう感じですよね。
ユニット脇下部にプラスネジが両脇に二本ありますので、これを短いドライバーではずします。
上部は押し込まれているだけですので、内装はがしでゆっくりととります。
その後、カプラを抜いていきます。
順番は関係ありませんが、下記の順番で抜くのが最も抜きやすいと思います。
まずは真ん中の最も大きいハザードユニットのカプラを抜きます。
続いて基盤につながっている黒いカプラを抜きます。
そのあとが面倒ですが、真ん中の風調ユニットに5本さしてあるのを順番に抜きますが、抜きにくいうえ場所を間違ってはいけませんので、心配な方はペイントマーカーで番号などを書いてマーキングを。
私の場合、線が固まっていて崩れなかったので、そのまま抜いてそのまま戻せました。
次はエアコンとリサイクルボタンのカプラを外しますが、これを抜く際にはマイナスドライバーを差し込んで抜きます。外から押して抜くような仕様に見えますが、違います。EVA師匠の教えです。ここで悩むと1時間かかりますのでご注意を。
この辺の手順と画像集はコチラ。
3.エアコンパネル分解
次にばらした部品をさらにばらします。
工具:ヒートガン、両面テープはがし、または有機溶剤(除光液でもOK)
ここの工程の目的は、エアコンパネルを分離して表面の印刷面のみにすること。
マイエリの仕様では、表面プラスチック+ELパネル+アルミ板になっていました。
表面プラだけを取り出し、後はゴミか記念品です。
熱するか薬剤でパネルをはがしていく行程です。
結果として左記の画像のようにして上の表面プラスチックだけを活かします。
手順はコチラ。
4.電気工事
工具:ハンダ鏝、ハンダ吸い取り線、マイナスドライバー、テスター
部品:ハンダ、リード線(できれば2種類)、給電ソケット(適当なものを購入)
この工程の目的は、ELパネルへ昇圧(降圧?)して給電していたインバーターの取り外しと、リード線での通電。
作業自体は難しくありませんが、 テスターで仮完了後に通電を確認しておいたほうがいいでしょう。
終わった後に通電してないと、もう一回確認するところからになってしまいます。
私がそうだったので・・・。テスターは高いものでなくていいですが、通電検査が簡単にできるもの、ブザーがなるとかの機能があるものが楽です。
手順はコチラ。
後編に続きます。
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エリ整備 | 日記
Posted at
2012/03/17 19:20:05