寿命が縮んだわ@げったんです。
写真のロイヤルエンフィールドのオーナー、小中学の同級生げったんを乗せて、ご近所農道にエリーゼに草履履きで行って、やまちゃんを乗せてる時の6掛け(サーキットの3掛け程度)で走ったんですが、もう乗りたくないそうですw
そうなるかもと思ったんで、かなり加減して踏んでたんですがバイクとブレーキポイントが違いすぎて何度もオーバースピードで突っ込む!?と思ったそうです。
復路は巡行スピードを30km落とし、コーナーも更に優しく走ったので文句は出ませんでした。
さて楽しみにしていたげったんとのツーリング。性格が全く異なるチズルくんとつるんで走れるんでしょうか。
待ち合わせは朝5時の道の駅なかつ。
こちら週末は渋谷のハチ公なみに、バイカーの待ち合わせ場所となっているらしく、たくさんのライダーが来ては去り、去っては来てました。
こういうことになってるんですね。
バイクはうるさいので気を使うんだろうなぁ。
ここならトイレもあるし。
確かにそーゆーことなら、南関東蓮朝オフも大観山とかで年一くらいでやっても良さそうな気がしました。
げったんは小中学の時とほぼ変わらぬ風貌で驚きました。FB繋がりだったんで今の顔を知らなかったのですが、体型も髪も真っ黒で全然変わらずでビックリ。
インカムが繋がったほうが良いので何度かペアリングを試しましたが、残念ながら繋がらず。
昭和のツーリングとなりました。

コースはこちら。
先ずは道の駅いんないまでサクッと走ります。
朝だからなのか小虫がすごい。
シールドに当たって見づらくなるレベル。
雨は降っていないのに路面もウェットになってきて無理が出来ません、うーむ。
何よりパワーがないと聞いていた
ロイヤルエンフィールド空冷650ccの速いことといったら。
事前に話した時は、お互い歳も歳なんで安全運転で行きましょうと言っていたのに。
えぇ?と思うような巡行速度でチズルくんではついていくのがやっとです。
流石に山に入ってコーナーが続くとチズルくんの独壇場なので追いつけましたが、ヨーロッパ車の安定巡行のレベルの高さをまざまざと思い知らされました。
てゆーかですね、このスピードで走る人なら農道大丈夫だと思ったんですよ、エリーゼでそこそこ詰めても。やっぱバイクとクルマじゃ峠攻めも全然違うんでどっちかしかやらない場合、違和感強いのかなあ。
私はバイクルマ両方ともやるんで違和感ないんですけども。
彼のバイク経歴としては、
RZ250(YPVS初型)>TZR2501KT>TRX850>SR500>ロイヤルエンフィールド650と約40年間バイクを乗り継いだベテランライダー。
勘所を掴んだ先行案内でインカムがなくても大きな身振りで先導してくれました。
山に登ると霧が出始め、路面はハーフウェットからドライと環境が安定しない中、全くモノともせずに安定の案内でした。
朝6時半の耶馬溪一見百景の駐車場でひとしきり駄弁った後、互いのバイクの試乗会となりました。
初めて乗る最新のロイヤルエンフィールド、楽しみにしていました。カフェレーサーには憧れがありますが、未だ乗ったことがありません。
先ずスタンドを上げても、クラッチを握らないとセルが回りません。こういう制御してるんですね。緊急時にセルで動かせないじゃんと思いましたが、そういう緊急は想定しなくて良いバイクなのでしょう。
なんせエンジンチェックランプがありますからね、ECUはクルマ並みの制御です。
レッドゾーンは7000rpmからとかなり低め。
3〜4000がトルクが美味しいという話です。
走り出して分かるのは
パワーが全然ない。
え?コレがさっきそんな速かったの?と思いました。チズルくんは12000rpmで45ps、対してコチラは7000rpmで47psとか。
確かにパワーはない。
ですが、空冷650ccパラツインはドコドコドコっと加速していきます。
あーなるほど、トルクで走るってのはこういうことかと合点がいきました。
ということは、3〜4000rpmを使いつつ相当なハイギアードなギア比です。
対してチズルくんは純正でクロスミッションなので性格が真逆です。
ヨーロッパ大陸を長く、疲れず走り続けるためにこういうセッティングなんですね。
チズルくんのヤマハでの純正の肩書は「リアルスプリンター」ですから、その差は非常に分かりやすい。なんせサーキットレーサーレプリカですから。
対してカフェレーサーとは雰囲気は古式ゆかしいレーサー風のツアラーということでしょう。
ハンドリングはとても素直で、ポジションも楽ちん。オーナー曰く
「SRから乗り換えると分かるけど、やっぱり古いバイクはボロかった、最新のバイクの乗りやすいこと!」
だそうです。
旧車の皮を被った最新バイク。
メーカー純正のレストモッドと言ってもいいかもしれません。
帰り道にチズルくんのオイル警告灯が点灯。
絶版2ストはガソリンの他にオイルも足してやらねばなりません。

今回は何故か前回から1300km近く走っており、お疲れ様の意味も込めて2スト信者の供物であるスーパーゾイルを200cc+ヤマハ最高級2ストオイル赤缶を800cc入れて、全部で1Lを投入。
げったん曰く
「26年前のバイクがよう動きよるなぁ!」
ですが、エンジン3回、ミッション3回やり直したチズルくんは旧車ではありますが、部分的には新品と言ってもいいでしょう。
なんせ全バラで組み直してますからね、素人レストアラがやった練習台ではありますけど。
これからも旧車をいじりまくりつつ可愛がっていこうと思いつつも、新しいバイクにもちょっと乗ってみたいな…と思うひでエリでありました。
(追記)
ロイヤルエンフィールドですが、他のみんカラの方のレビューを見るとインドの会社と書いてあってビックリしました。
慌ててwikiを読むと1971年にはイギリス本国のエンフィールド社は解散、現在はインドで引き継がれて生産されているそうです。
ズッとイギリスのバイクメーカーと思っていました。なんせwikiにもあるとおり世界最古のバイクブランドなので。
まあ全然間違ってる訳でもないんでしょうが、スーパーセブンみたいなもんですかね。
お詫びして訂正致します。