まとめ記事(コンテンツ)

2010/10/23

津山散歩

10月23日(土)、岡山県津山市の街歩きをしてきました。
津山市は、岡山県の北部にある、山間の城下町です。

実は別の用事(サッカー応援)の関係で訪れたのですが、もう1つ、ドライブラリーのコースもここから間近のところにありまして、時間が合えばそちらも・・・とマップも持参してきました。


前夜の夜に出発。今回は行き帰りともに高速を使います。

名神高速、中国道ともに交通量は非常に少なく順調そのもの。途中のSAで仮眠し、明るくなった気配で目が覚めました。時刻は6時ちょっと過ぎ。

津山ICで降りて、津山城のふもとにある駐車場に車を停めたのは、7時を少しまわった頃でした。
今から、街歩き開始です。

まずは、すぐ傍にある津山城へ。


まだお城は開門前で、下から撮影します。
別名「鶴山城」とも呼ばれ、周囲一帯も「鶴山公園」として整備されています。
かなり大きなお城で、石垣が複雑に入り組んでいます。残念なことに建物はほとんど残っていないのですが、それでも石垣の壮大さは下から眺めるだけでも十分に感じます。これで建物が残っていたら、その威容を誇る姿にも大きな感銘を受けていたことでしょう。
また、桜の名所でもあり、シーズンにはお城のある山全体が桜色に包まれるそうです。

一旦、麓に戻り、市街地図をみながら散策ルートを決定後、街の玄関口である津山駅へと歩みを進めることに。
この日と翌日は「津山まつり」の開催日。まだ早朝なので祭りは始っていませんが、市内のいたるところで、地元の人達が朝早くから集まり、町内を囲むように長い注連縄を付けていました。


このように、注連縄がずっと続いています。

市街地は繁華街も広く、商業施設「アルネ津山」を中心に縦横にアーケード街が形成されています。


銀天街。横の建物は「アルネ津山」


後で訪れたソシオ一番街。
まだ営業時間前なので店は閉まっていますが、昼間は結構な賑わいを見せていることでしょう。


市街の真ん中を流れる吉井川。川を挟んだ北側に市役所や繁華街、南側に駅があります。
橋からは津山城ものぞむことができます。


津山駅に到着。
津山駅は中国地方東部の交通の要衝で、ここから姫路、岡山、鳥取、そして新見などの中国地方西部方面と、各方向に鉄道が延びています。
しかし、時刻表を見ると、発着する列車の数はどの方向も少なく、1時間に1本くらい、中には2時間以上列車が無い路線も。構内は乗客の数もほとんどいなくて、どことなくのんびりした感じです。

しかし、目を転じて駅前のバス乗り場には、すでに朝から長い列が。ここからは大阪、京都方面への高速バスが発着しています。時刻表を見ると、なんと大阪行きのバスは30分おき!
完全にバスが優位であることがうかがえます。

踏切を越えて、駅の南側に向かいます。
というのも、先程、市街地図を見ていたとき、この近くに「扇形機関庫」があるのを見つけたのです。
ご存知の方は少ないかもしれませんが、かつて、蒸気機関車が走っていた頃、機関車を格納しておく「機関庫」は扇形の形をしていました。前にはターンテーブルがあり、蒸気機関車は、このターンテーブルで方向転換を行うので、それもあって機関庫は扇形の形になっているのです。
最近は現存しているものも少なく、私も滅多に見かけることはありません。これは見に行かねば!ということで早速に向かったのです。

踏切をわたり、駅の方向にしばらく歩くと、扇形の機関庫が姿を現しました。


今では、蒸気機関車に代わってディーゼルカーが格納されています。

旧くから交通の要衝であった津山駅は、構内も広く、ホームの長さも非常に長いです。この機関庫をはじめ、昔の面影が今でも十分残っていて、昔の鉄道の駅らしい重厚さがありました。


津山駅のホーム。今にも蒸気機関車が滑り込んできそうな雰囲気がありそうです。

駅から、再び吉井川を渡って市街地へ戻ります。
この日は天気も良く、ずっと歩いていると暑さを感じるくらいでした。最初は長袖の上着を着ていましたが、この頃には上着を脱いで半袖のTシャツ姿で歩いています。


ごんご通り。「ごんご」とはこのモニュメント「カッパ」のことだそうです。

ここからは、進路を東に変えて、「城東むかし町」(トップ写真)へ。
旧出雲街道沿いには、昔ながらの街並みがずっと残っており、「城東むかし町」として整備されています。また最近は、「B'z」の稲葉浩志さんの故郷として、ファンも数多くこの地を訪れているそうですが、その生家が城東むかし町の先にあるようで、案内図にも載っていました。

鶴山公園からしばらく歩き、吉井川の支流、宮川の橋を渡ると、街道沿いに昔ながらの商家が立ち並び、またいくつもの「小路」と呼ばれる細い路地が何本も別れています。


小路の1つ。路地の向こうは登り坂になって続いています。


(先ほどとは違う小路の)反対側から。路地裏の良い雰囲気が出ています。
このあたりは寺社も多く点在しています。


作州城東屋敷。
「寅さんロケ地」の碑があります。他にも、NHKの連続テレビ小説「あぐり」のロケ地もあります。

こうして、市内を一通り巡って駐車場に戻ると、すでに10時近く。ここで食事にします。
津山の「ご当地グルメ」としてはやはり「ホルモンうどん」でしょう。

市内のあちこちで、「ホルモンうどん」ののぼりを見かけましたが、どの店もまだ営業時間前でした。歩き終えて駐車場に戻り、近くの観光センターをのぞくと、併設されている食事処が営業中で、メニューには「ホルモンうどん」の文字が。


ホルモンうどん。
焼きうどん風で、具材には地元産の牛ホルモンが使われています。
陶板焼きのような感じで、下からは固形燃料の火で温められていました。箸でかき回すと、うどんやホルモンがジュージューと美味しそうな香りとともに音を立てます。

甘みのある特製のソースと絡み合ったうどんは香ばしく、そして何といってもホルモンの、その独特の旨みとコクがたまりません。噛めば噛むほど、口の中に旨みが次々と広がります。
もともと、私の好きな焼きうどん系ですので、気に入らないはずはありません。
また次回、機会があればあちこちのお店を食べ歩きしてみたいものです。

サッカー観戦に行く時間が近づいてきました。
その前に、もう1つの観光名所「衆楽園」に向かいます。

旧津山藩の庭園ですが、今は無料で一般開放されています。


衆楽園。すぐ向こうには一般のお宅がありますが、自宅の前に見事な庭園が広がっている,、というのはちょっと羨ましいです。

こうして、津山市を一通り歩いてきました。
街の象徴的存在であるお城、城下町の面影を色濃く残した街並み、昔からの鉄道の要衝を今にも感じさせてくれる駅構内、充実したアーケード街、そして美味しいご当地グルメと、私が好む条件を満たしてくれて、とても楽しい街歩きができました。

さすがに時間がなく、今回はドライブラリーコースを走ることができなかったのが残念です。

最後になりましたが、少しは「みんカラ」らしい話もしないと・・・冷や汗

今回の行程での総燃費は12.27km/Lでした(RAV4)。思ったよりものびませんでした。
行きの行程でメーターの半分以下にまで減っていましたので、この残量だと帰りはとてももたない、と思ったのですが、意外にも帰路は米原のあたりまできて、ようやく残量警告が点灯しました。念のため関ヶ原で少し給油したのですが、ルートは同じなのに行きよりも帰りの方が高燃費だったようです。

行きは、交通量が非常に少ないのもあって、ほとんどクルーズコントロールを使っていたのですが、帰りは交通量も多めで途中渋滞もあったのでほとんど使用しませんでした。アクセルオフのフューエルカットなどが効いているのかもしれません。
やはり、運転操作はちゃんとアクセルも有効に使って、「怠けて」はいけない、ということでしょうか。

ということで、ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

Posted at 2010/10/24 22:57:33

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