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まとめ記事

クラッシック いすゞ 明と暗 ベレット と ユニキャブ

徳小寺 無恒さん
2020/11/22
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いすゞ が乗用車から撤退して、もうすぐ 20年が経過しようとしている。現代では いすゞ が乗用車を手掛けていた事を知らない人が本当に多くなった。かつては、日産、トヨタと並んで国産車の「御三家」と呼ばれていたなんて知っているのは一体どのくらいいるのだろうか。そんな いすゞ の歴史の中で、人気の高い ベレット と 、余りにも時代を先取りしてしまい人々の記憶から消え失せてしまった ユニキャブ の世界をご紹介したい。
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僕たちの年代だと当たり前の事が、時間と共に「当たり前」で無くなってしまう。 それを、最近は痛感している次第である。 当たり前の様に、見聞きしていたクルマが現代では、その名も知られなくなり、今の30代以下は逆に新鮮に感じてしまう。。 先日も、つい国道を走っているオレンヂ色の「ベレットGT」を見て、道端を歩いている数人が、あれは一体何と言うクルマなんだ!?と話しているのを見て、さらに、その思いを強くした。 ベレット、それはいすゞがかつて生産していた小型乗用車。 昔の日本は、戦争によって技術革新の波に完全に取り残され、そのギャップを埋める為に、海外のメーカーと提携を結び、提携先のクルマを盛んに生産していた時代があった。 いすゞも例外ではなく、さらにトラックメーカーとしてのノウハウはあるが、乗用車となると・・・という事で、英国のルーツ自動車と提携し、MKⅥヒルマン・ミンクスをノックダウンしていた。 日産は英国のオースチン、いすゞはルーツ、日野はルノーと、当時日本車は小型車の多い欧州メーカーとタッグした。 そして、徐々にそうした先輩たちの技術を吸収すると、独自のクルマを作る ...出典:徳小寺 無恒さん
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真面目一本槍で、そのくせ成績の振るわないお兄さんとはまったくちがって、まったく自由な発想で、こんなクルマを造りたいの一心で作られた、「かわいい鈴」事「ベレット」は、1963年にまず、2・4ドアセダンで歴史は始まった。 小さなボディだったが、広いグラスエリアと開放的なインパネで、実に気持ちの良いファミリーカーだった。 しかし、そこは技術者の夢を満載して作られたクルマ。中味は当時としては半端じゃあない機構が満載されていた。 まずは板バネが主流であった国産車の中で、FRでありながらフロント「ダブルウィッシュボーン」に、リヤは「ダイアゴナル・スイングアクスル」という実に個性的なサスペンションで四輪独立懸架を実現させていた。 さらにスティアリングも、ラックアンドピニオンで、それまでのゴムを捩じった様なフィーリングだったR&Bが多かった国産車の中で、スティアリングを回せば、回した瞬間に車体が反応する応答性の良さで、「ハンドルが敏感すぎて疲れる」とまで言われていた。 さらにギアボックスも、本当にカチカチと決る気持ちの良いモンだった。 あくまでも基本はファミリーカー。スポーティな面 ...出典:徳小寺 無恒さん
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1967年夏、いすゞから、国産車にこれまでにないコンセプトのクルマがリリースされた。 その名は「ユニキャブ」。 外観は一見すると、ジープの焼き直しの様な武骨なスタイルだが、いすゞは、これからのレジャーブームの先駆けとして、本格的なオフロード走行はできないけど、高い車高と軽量コンパクトなボディで、タウンユースから、ちょっとしたラフロードを使ったアウトドアまですべてこなせる、そう、今でいうマルチパパスカーとして国産車の市場に問いかけたモノであった。 外観からすると、ヨンクのようなイメージがあるが、実は生粋な FR で、ベースは当時のいすゞの小型トラックのシャーシを使い 当時のいすゞの小型トラックのシャーシを使用。典型的なラダーフレームで強固さを誇っていた。 エンヂンは、 ベレット の、水冷インラインフォー 1.3 L OHV 58PS を搭載していた。 こうした既存のシャーシやパワートレインを使用することによって、価格は 50万円以下に抑えられ、安価で楽しめるクルマとしていすゞは売り始めた。 パタンと倒れるフロントスクリーンにドアのない個性的なエクステ ...出典:徳小寺 無恒さん
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なかなかいすゞの思惑通りに売れない 「ユニキャブ」 は、モワパワーの声に応える形で発売の翌年には、 ベレット や フローリアン に搭載されていた 1.5 L エンヂンに換装され、さらに、あっと驚くようなモデルが追加された。 それが、伝説の 「自衛隊乗り」 と呼ばれる 「八人乗り」 の追加だった。 これが伝説の 「自衛隊乗り」 と呼ばれる 「八人乗り」 仕様だ。 レジャーユースには、家族も含めて多人数乗りが・・・と言いたいが、正直、販売の動きを見ると、そのジープチックな外観と、トラックベースの強靭なラダーフレーム、さらに 「安い!」 と言う事で、ワークユースが多かった事も、八人乗りの追加の要因になった様なのだ。 これで、販売が上向けばよかったのだが、ワークユースにしても、外観はジープなのに、ヨンクじゃないという事が、なんでジープなのにヨンクじゃないの!?という声が多く、 「ヨンクじゃなければ、どんな使い方すればいいの?」 と言う声が多く、エクステリアを楽しむといった風潮のない時代、出た当初は話題を呼んだが、年を追うごとに売れてる数が少ない事もあって、人々の記憶 ...出典:徳小寺 無恒さん
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