まとめ記事(コンテンツ)

2022/10/18

北信越会津上州ぬる湯行脚2022秋 4日目その2

スバル・レヴォーグで北陸から信越、会津、上州らへんのぬる湯を(ほぼ)車中泊しながらめぐってきた話、4日目その1の続きです。


母成グリーンロードをかっとばし突きあたったR115を北上。磐梯吾妻スカイラインへ通じるK70にそれてしばらく進み、さらにこんな細道へ分け入ると。

alt


横向温泉 滝川屋旅館(福島県猪苗代町)にやってきました。
alt


9湯目。1日2組のみの宿泊で知られる宿ですが、1日3組の完全予約制で日帰りも受け入れています。今回はこの日の1時半から予約が取れました。
alt


到着すると番頭わんこケンシロウ
(※)くん12歳の訪問者並びに車両チェックを受けます。ヨシ、異常ナシ。
alt
※本名はけんたろうくんらしいんですが女将さんがそう呼んでるので....


受付を済ませるとご主人が浴場へと案内してくださいました。「手前は加温がきいてないのでぬるいですよ」てご説明ですが「もう願ったり叶ったりです」
alt


足元湧出の単純温泉。貸切利用につきもちろん独泉です。
alt


奥右36.5℃に、やや加温された源泉がちょろちょろと注がれていますが「8割は足元から」とのこと。ここから奥左35.5℃、 手前33.0℃の順に流れています。手前の浴槽にはときどき大きな気泡がぼこっと。
alt


極楽極楽♬
alt


極楽極楽♬
alt


明らかな鉄臭があり、口に含むと鉄味のほかにわずかな塩味を覚知。木の浴槽は一部がうっすらと析出に覆われています。


「この湯は眼に良いですよ!」24.8℃....て、これで眼ぇ洗うの勇気いるやろ
alt
※浮いてるのは藻とかではなくマニアにウニとも云われている湯の華です


湯が落ちて流れていく音のほかに何も聞こえない静寂。至福の1時間でした。ぜひ泊まりで来よう。


帰り際、ちょっと気になっていたことがあって帳場に寄ったら、気さくでおしゃべり好きな女将さんと世間話。亡くなった先代の弟がご主人で、あとを継ぐことになって未知の世界に飛び込んだことや山奥で夫婦だけの湯守暮らしを「冬はだれも来なくて鬱になる」と笑い話にする強さを感じます。
alt


聞きたかったのは、休業しているお隣の中の湯旅館のこと。何度か日帰りで寄ったり、10年前に泊まったときには女将さんと話し込んで立ち入ったことも伺ったりしていたこともあり気になっていました。
alt


昨年、今年と続いた福島県沖地震で屋根が歪んだためとのこと。東日本大震災の震度6弱にも耐えた築94年ですが、雪が厚く積もっていたのが災いしたようです。10年前すでに高齢で健康についても聞いていた女将さんの消息が心配でしたが、いまは町内に所有する住居でご健在とのことでひと安心しました。


つづく。


撮影機材:
Panasonic LUMIX DMC-TX1
OLYMPUS Tough TG-5
OPPO Reno3 A
Posted at 2022/10/18 19:30:00

イイね!0件

はてブに送る
はてブに送る

オススメ関連まとめ

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

ニュース