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2016/12/23

アルミテープ効果の検証 サイクロン掃除機編その4

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アルミテープ効果の検証をサイクロン掃除機を使用して行っています。

アルミテープ効果の検証 サイクロン掃除機編その3 では、アルミテープの風下側に埃の付着の少ない帯ができていることの注目し、空気の渦ができているという仮説を立てました。

今回は、その確認を行います。
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空気が樹脂製部品との摩擦で静電気が起こり、剥離していきます。

アルミテープ付近を通過する空気は、除電されます。
静電気がなくなると、剥離が解消しアルミテープに近づく(下降する)動きになります。

下降した空気は、剥離して密度の薄くなっているスペースに流れ込みます。
また、剥離したままの空気は、下降して空いたスペースに流れこみます。

ここで空気の流れの交差ができます。
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空気の流れの交差は、渦を作ります。

渦のでき方をイメージした図です。

この考え方では、左右のヘリで逆の渦ができることになります。

幅の狭いアルミテープ(銅箔テープ)では、ただ帯ができているだけで確認ができません。
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もしこの考え方が正しければ、幅の広いアルミテープを使用すると、両端に渦ができて埃の付着の少ない帯が2本できるはずです。

また、中央には埃の付着した帯ができる可能性があります。
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幅30mm×長さ60mmの銅箔テープで実験を行いました。

予想通り銅箔テープの両端に埃の付着の少ない帯ができています。
また、その間には埃の付着した帯ができています。
6
写真に説明を入れました。

空気の流れは、右上方から左斜め下の方向に流れていきます。
銅箔テープの辺と一致していないので、分かりづらいかもしれませんね。

この結果からも、アルミテープの縁の部分で空気の渦ができている仮説が、確からしいことがわかったと思います。
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アルミテープの縁の部分に空気の渦ができることから、ボルテックスレギュレータと同様の働きが期待できます。

ドアミラーの鏡面やボックス型車両の後部などのように垂直に切れている部分には、このように隙間を開けて空気の渦を作るようにアルミテープを貼るのが有効かもしれません。

このように考えていくと、アルミテープは”なんでも貼れば良い”というモノではなく、場所や期待する機能によって”貼り方”があることが分かっていただけると思います。
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関連整備手帳

整備手帳:アルミテープ効果の検証 サイクロン掃除機編
http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/4011785/note.aspx

整備手帳:アルミテープ効果の検証 サイクロン掃除機編その2
http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/4032081/note.aspx

整備手帳:アルミテープ効果の検証 サイクロン掃除機編その3
http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/4033994/note.aspx

整備手帳:アルミテープ効果の検証 サイクロン掃除機編その4
http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/4039570/note.aspx

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