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まとめ記事(コンテンツ)
SxLANDYさん
2019/11/14
クーラント液 濃度測定
カテゴリ : エンジン廻り > 冷却系 > 調整・点検・清掃
作業日:2019/11/10
目的:修理・故障・メンテナンス
作業:DIY
難易度:★
作業時間:30分以内
1
今シーズンはまだ冬仕様にしていませんが、他に行えることを考えてみました。
https://minkara.carview.co.jp/summary/2749/
まずは、冷却液(LLC/ロング・ライフ・クーラント)の点検と冬対策を行ってみます。
【画像1は今回、計測に用いる濃度計のクリア状態】
https://minkara.carview.co.jp/summary/2749/
まずは、冷却液(LLC/ロング・ライフ・クーラント)の点検と冬対策を行ってみます。
【画像1は今回、計測に用いる濃度計のクリア状態】
2
【ポイント】
①エンジンが冷えている状態で、リザーバータンクの冷却液量を点検
②液量が著しく不足していれば冷却系部品の破損を疑い、整備を検討
③冷却液の凍結温度は濃度50%で約-36℃といわれ、薄ければ交換
JAF Q&Aより
http://qa.jaf.or.jp/drive/winterdrive/15.htm
①エンジンが冷えている状態で、リザーバータンクの冷却液量を点検
②液量が著しく不足していれば冷却系部品の破損を疑い、整備を検討
③冷却液の凍結温度は濃度50%で約-36℃といわれ、薄ければ交換
JAF Q&Aより
http://qa.jaf.or.jp/drive/winterdrive/15.htm
3
冷却液には、寒冷地でも凍らないように添加剤が混入されていますが、その効果は濃度によって変化します。
冷却液が不足した際に水を補充したり、経年変化(寿命は約2年)によって性能が著しく劣化しているような場合、寒冷地での駐車中などに冷却液が凍結してしまい、最悪の場合、ラジエーターを破損するおそれがあるんですよね。
【画像3は2週間前の冷却水リザーブタンク。液面は側面の COLD FILL LEVEL ほぼ中央】
冷却液が不足した際に水を補充したり、経年変化(寿命は約2年)によって性能が著しく劣化しているような場合、寒冷地での駐車中などに冷却液が凍結してしまい、最悪の場合、ラジエーターを破損するおそれがあるんですよね。
【画像3は2週間前の冷却水リザーブタンク。液面は側面の COLD FILL LEVEL ほぼ中央】
4
冷却液の点検は、リザーバータンク内の液量が適切かを確認して判断します。
エンジンが冷えている状態で、液面がリザーバータンク側面にある上限ライン、下限ラインの間にあれば適正量です。
点検は必ずリザーバータンクで行いましょう。
走行直後にラジエーターキャップを開けて点検しようとすると、熱せられた冷却液が噴き出すことがあるので、大変危険だからです。
【画像4は2週間後の冷却水リザーブタンク。液面に変化はありません】
ちなみに冷却水低下はメッセージセンターへ表示されます。
「 LOW COOLANT LEVEL 」
エンジンが冷えている状態で、液面がリザーバータンク側面にある上限ライン、下限ラインの間にあれば適正量です。
点検は必ずリザーバータンクで行いましょう。
走行直後にラジエーターキャップを開けて点検しようとすると、熱せられた冷却液が噴き出すことがあるので、大変危険だからです。
【画像4は2週間後の冷却水リザーブタンク。液面に変化はありません】
ちなみに冷却水低下はメッセージセンターへ表示されます。
「 LOW COOLANT LEVEL 」
5
点検の結果、冷却液が不足していれば補充しますが、著しく減っているような場合は冷却系に漏れなどのトラブルがある可能性がありますので調べてもらった方が良いですね。
冷却液は一般的に30%から50%の濃度で使用されていますが、凍結温度は50%時で約-36℃といわれています。
自分は北海道の十勝で気温−30℃を体験したことがあります。
バナナで釘を打てますねw
冷却液は一般的に30%から50%の濃度で使用されていますが、凍結温度は50%時で約-36℃といわれています。
自分は北海道の十勝で気温−30℃を体験したことがあります。
バナナで釘を打てますねw
6
冷却水に使用される液体は主に水ですが、水は0℃以下で凍結し100℃以上で沸騰し蒸発する性質がありますよね。
どちらの状態になっても重大なエンジントラブルを引き起こしてしまいます。
LLCは、その水の氷点を下げるとともに、沸点を上げる役割をもつ薬品なのです。
LLCの主成分はエチレングリコールで、各種金属(鉄・アルミ・銅系)に対する防錆添加剤が入っており、長期間にわたり使えるエンジン冷却液です。
長期間使用できるLLCですが、時間の経過とともに主成分のエチレングリコールが徐々に酸化し、腐食性物質が生成されるそうです。
また防錆添加剤も消耗し、防錆性能も低下します。
劣化したLLCを使い続けると、ラジエータ-が詰まったり、ウォーターポンプが損傷したり、最終的にはオーバーヒートなどのエンジントラブルにつながったりするために定期的な交換が必要とされています。
どちらの状態になっても重大なエンジントラブルを引き起こしてしまいます。
LLCは、その水の氷点を下げるとともに、沸点を上げる役割をもつ薬品なのです。
LLCの主成分はエチレングリコールで、各種金属(鉄・アルミ・銅系)に対する防錆添加剤が入っており、長期間にわたり使えるエンジン冷却液です。
長期間使用できるLLCですが、時間の経過とともに主成分のエチレングリコールが徐々に酸化し、腐食性物質が生成されるそうです。
また防錆添加剤も消耗し、防錆性能も低下します。
劣化したLLCを使い続けると、ラジエータ-が詰まったり、ウォーターポンプが損傷したり、最終的にはオーバーヒートなどのエンジントラブルにつながったりするために定期的な交換が必要とされています。
7
■ LLCの濃度
LLCの濃度は新車の段階で30%とされていますが、濃度が高いほど凍結温度が下がるので、寒冷地では濃度が上げられていますよね。
でも、濃すぎてもよくないので上限は60%程度と言われています。
■ LLCの色
LLCの主成分エチレングリコールは毒性をもった薬品です。
ですから誤った飲用を防ぐために着色されているのだそうです。
色には赤系(主にトヨタ車)とグリーン系(主に日産車)があり、色による性能差はありません。
輸入車は透明だったり、別の色がついたものもあるそうです。
違う色を混ぜるのは極力避けた方が無難とされています。
■ LLCの毒性
LLCの主成分であるエチレングリコールは人体に有害で、一定量を超えて体内に入ると死に至る場合もあるんですよ。
近年施行されたPRTR法においても特定化学物質に指定されていますから、取り扱いには細心の注意が必要ですね。
LLCの濃度は新車の段階で30%とされていますが、濃度が高いほど凍結温度が下がるので、寒冷地では濃度が上げられていますよね。
でも、濃すぎてもよくないので上限は60%程度と言われています。
■ LLCの色
LLCの主成分エチレングリコールは毒性をもった薬品です。
ですから誤った飲用を防ぐために着色されているのだそうです。
色には赤系(主にトヨタ車)とグリーン系(主に日産車)があり、色による性能差はありません。
輸入車は透明だったり、別の色がついたものもあるそうです。
違う色を混ぜるのは極力避けた方が無難とされています。
■ LLCの毒性
LLCの主成分であるエチレングリコールは人体に有害で、一定量を超えて体内に入ると死に至る場合もあるんですよ。
近年施行されたPRTR法においても特定化学物質に指定されていますから、取り扱いには細心の注意が必要ですね。
8
濃度計で測定しました。
ほぼ限界値に近い高濃度の58%、計算上は気温−47.5℃まで凍結防止効果がある状態といったところですね。
国内の北国や雪国、高地でも余裕で対応できるでしょう。
【接眼レンズにスマホのカメラレンズを直付して撮影しました。見辛くてすみません】
ほぼ限界値に近い高濃度の58%、計算上は気温−47.5℃まで凍結防止効果がある状態といったところですね。
国内の北国や雪国、高地でも余裕で対応できるでしょう。
【接眼レンズにスマホのカメラレンズを直付して撮影しました。見辛くてすみません】
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