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midnightbluelynxのブログ一覧

2024年04月26日 イイね!

子無

子無 全国紙・毎日新聞のニュースサイトから『「なんで私があなたの子どものために」 広がる「子持ち様」批判』に注目。

 子持ちの立場からすれば、これまでは子育ての「敵」として、人事権を振りかざし子育て中にも関わらず異動を命じる経営者(まさに「子無し」か、子がいても本人が何ら育児に関与しておらず子育てのリアルが分からない人物が大多数)か、前時代的な価値観を無思慮に押し付ける腐れ保守かを想定していたのだが、新たな「敵主力」が出現‥…といったところか。


 では、「子無し様」に聞こう。
 あんたらが老いさらばえて年金生活に入ったとき、福祉制度を含む社会体制を維持しているのは、誰なのかと。
 他ならぬ「子持ち様」の子どもが長じて、その重責を担っているのではないのか。

 職場や地域で、「子無し様」の負担が増えている現実は認めるが、それは単に企業や行政のバックアップ体制が手薄だからであって、「子持ち様」の責に帰する問題ではない。

 極めて狭い視野を以て子育て中の親を批判し、疎外するなら、日本が誇る社会保障制度から一切足を洗い、老いてからも福祉の支援を受けぬ覚悟で臨んでもらいたい。
 老化現象以前に視野が狭くなっていては、弊ブログが度々批判し、その危険性を指摘している「自分原理主義者」の予備軍である惧れもあろう。

 子育て施策の拡充と併せて、我が子たちが築く安寧な社会の「敵」とならぬよう、治安対策の面からも対策が必要かもしれない。
Posted at 2024/04/26 09:11:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | オピニオン | 日記
2024年04月24日 イイね!

横坑

横坑 全国紙・読売新聞が運営するニュースサイト「讀賣新聞オンライン」の配信記事から『車庫がなくて東急東横線から借りている横浜・みなとみらい線、地下に「車両留置場」建設中』に注目。

 昨今、頻繁に開かれている土木の現場を一般に公開するイベントのレポート。
 インフラ整備の効果を地域住民に実感していただき、一方で整備課程におけるご不便やご迷惑(騒音・振動・交通規制等)に対する理解を得るべく、公共工事に置いてはこのようなイヴェントの実施費用が、予め工事積算に計上(「現場環境改善費」)されている。

 「現場環境改善費」は、字面の通り建設現場に従事する技術者・労働者の環境改善にも適用されるため、昨今は男女別の休憩スペースおよびトイレ、感染症対策のグッズ、そして猛暑対策(スポットクーラー・冷感グッズ・塩飴など)にも支出される。
 今年の夏は猛暑が予想され、イヴェント参加者の熱中症対策まで考慮しなければならないとすると、現行基準で算出された現場環境改善費だけでは賄いきれないかもしれない。
 それがために、一般市民がインフラ整備に触れる機会が減ってしまうのは惜しい。
 事後的でも発注者が費用の一部または全部を負担する形で、或いは発注者が旗振りをし施工業者がアシスタントする形で、イヴェント開催を続けてほしいものである。
 

 さて、讀賣新聞の記事。
 先週末のイヴェントが、今日になって報じられる事情が謎であるが、それ以外にも引っ掛かる、雑な記述がある。
 現在は列車が進入する本坑部分に至る前、「港の見える丘公園」の崖下に仮設された作業ヤードから、クエスチョンマークのような横坑を掘削している段階にある(参考情報URL参照)。
 トンネルが複雑にカーヴしているだけでなく、徐々に深くなっていく線形で、施工管理には細心の注意が必要だろう。

 この横坑を、本坑工事のための資機材を搬入する「作業用トンネル」としているが、このトンネルは換気坑として整備されているものであって、工事が竣工し換気用として機能し始めるまでの間、仮に作業用として使われているに過ぎない。
 資機材搬入が目的なら、本坑の直上から立坑を掘るのが一般的で、費用も格段に安い。敢えてコストを掛け、このようなトンネルを掘削する理由が見えてこない。

 執筆記者が、工事の目的をしっかりと理解しているなら、作業トンネルは本坑の掘削作業が終了したら換気坑として用いられる旨、記述されるべきだった。


 年度も変わり、蓄積を求められている継続研鑽(CPD)のポイントもリセットされ、またゼロから貯め直さなければならない。
 技術的な面の学習も然ることながら、一般市民にインフラ整備がどのように受け止められているのか、その肌感覚を知ることも、建設技術者の端くれとしては興味がある。
 機会があればCPD獲得を兼ねて、「みなとみらい線車輛留置場整備事業」の現場を見学したい。
2024年04月21日 イイね!

濁酒

濁酒 詳細はいずれ公表できればと思っているのだが、我が家で発注する建築工事の打合せで隣接市へ出向くついでに、打合せ場所からクルマで10分ほどのところにある日本酒メインの酒屋さんに寄ってきた。

 今月初頭、新年度から始まる業務の初回打合せに出た後、上司・同僚と帰社せずに立ち寄った居酒屋で味わったどぶろく「庭の鶯」を買うためである。
 余りに美味しかったので、帰宅してから通販で探したのだが、そもそも価格設定が割高なのに加えて、送料も相当額を課されるため見送り。
 ならば直接出向ける範囲で、取り扱いのある酒屋が無いか探したところ、通販も手掛ける酒屋さんがヒット。所在地を見れば、今日の打合せ先に近いことが判り、予め電話で直接購入可能かどうか確認の上、一升瓶を1本取り置いてもらった。


 行ってみれば過去、何度となく通りかかっている場所だったが、そこに気の利いた酒屋さんがあったとは存じ上げなかった。
 周辺は、鎌倉初期に創建された県内最古の天神様の御膝元。鎮守の杜を含む丘陵地に拓かれた道の左右にある擁壁は、近くの河川から運ばれた人頭大の玉石が積まれている。
 土木技術者の観点では、玉石積みの擁壁は耐震性に難があるものの、自然石ならではの風合いは、いくらコンクリート製の擁壁に石模様を刻んで飾ろうとも、真似ができない。
 現在の設計・施工基準では採用されないだけでなく、そもそも「人頭大の玉石」なるマテリアルが、河川砂利の採取禁止で調達できない。
 都市近郊ながら、古くからある道路(恐らくは中世以来)ならではの、地域の歴史を感じさせる光景である。


 酒屋さんには先客が数組いて、それぞれが好みのお酒をチョイスし、お会計を済ませて退出。私の順番が回ってきた際に、取り置きをお願いしていた旨と、店内掲示で案内されていた酒粕を購入したいと伝え、「庭の鶯」に酒粕1kgを手に入れた。

 佳き酒屋、佳き土木の光景を目にした後、充実の建築打合せをこなして、夕刻の空手稽古の会場へ向かった。
Posted at 2024/04/24 08:54:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2024年04月20日 イイね!

骨盤

骨盤※整形外科でのリハビリテーション施術中の運動指導メモ

 前日の空手稽古で、かなり負担をかけてしまったため、今日は何をしても膝が痛い。

 前屈(注1)の姿勢については、体重をしっかり膝下へ垂直に載せることで痛みが改善、後屈(注2)の姿勢については、何もしないと痛くて姿勢を取れなかったが、療法士さんが後ろ脚の膝下を内側に捩じるように手を添えてもらうと、ほぼ痛みを感じなかった。本来その位置が正常で、変な癖がついてしまっている。
 膝下が外側へ捩じれた状態で膝関節に体重が掛かると、痛みが発生する実態が明確に分かった。

(注1)前屈の姿勢
https://sorush.info/2020/03/12/karate-how-to-stand/#zenkutsudachi

(注2)後屈の姿勢
https://sorush.info/2020/03/12/karate-how-to-stand/#koukutsudachi


 膝痛の根本原因は、膝そのものではなく、骨盤の動きに因るところが大きい。
 現状は骨盤が前傾し、いわゆる「反り腰」に近い形で、その場合、太腿は内旋・脛は外旋する。
 骨盤を後傾させれば、太腿→脛と荷重がストレートに伝わるようになり、膝の痛みも改善する。

 松濤館流の基礎として、骨盤は後傾させ、腕だけでなく肩から前に出し、やや下向きに突き込むように拳を出す。この時、上半身は反り返ることも前傾することもなく、正中線を保ったまま「C」の字を意識して、拳に全身の力を集中させる。
 上半身が凹面鏡だとすると、その焦点で炎が上がる部分に拳、というイメージ。

 また脚の動きの基本も、膝が内側に入らないよう外に張り、一方で足の外側を進路に対し並行させる(=親指は内側を向く)ことから、骨盤を後傾させないとスムーズに動けない。
 骨盤が前傾していては前述の通り、膝が内側へ、足は外側へ向いてしまうため、無理に松濤館流の動きをしようとすると、明らかに膝が捩じれて痛みが生じる。

※整形外科でのリハビリテーション施術中の運動指導メモここまで


 いやはや、伝統空手とはかくも奥深いものだったか。
 まだレントゲンが一般化していない明治初期以前の時点で、既に人体の骨格構造を知り尽くし、極めて合理的な動きを求めている。
 そして経験上、流派の求める動きを体現できないと、体躯に十分な力が入らず、強さを引き出せない。合理的な動きは、武術としての強さの源泉でもある。


 整形外科医の診察では、「骨に異常はありませんね」「湿布を貼って安静にしていましょう」で終わることが一般的で、正直あまりお世話になる気が起きないのだが、同じ医院内で理学療法士が施術してくれるリハビリテーションは、実際に痛くなる状況をヒアリングし、時に空手の構えを実演しながら所作の中でどこが問題か、何を改善すれば痛みが軽減されるのかを、一緒に探してくれる。

 その療法士の指南が、空手師範の教えと合致することに驚くとともに、衷心から納得させてもらえた。
 松濤館流は、年齢が進んでからのマスターは極めて厳しい。
 でも、何とかなるのではないか……と、希望が見えてきた。
Posted at 2024/04/21 14:07:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2024年04月17日 イイね!

石綿

石綿 全国紙・毎日新聞のニュースサイトから『名古屋市電をオークション出品したが……5日で取り下げ 一体何が?』に落胆す。

 全国的に問題となっている、保存車輛の老朽化。
 蒸気機関車にしろ路面電車にしろ、廃止間もなくは「この歴史を後世に」とばかりに熱量が上がり、保存や展示に向けた手配がトントン拍子に進んだのだろう。
 まだリアルに展示車輛の現役時代を記憶している人々がマジョリティであれば、「懐かしいね」「よく残っていた」と喜ばれ感謝もされようが、歳月を経て、全くリアリティを感じられない世代が多くなってくると「なんだあのガラクタは」「退けて駐車場に」と成り果てる。

 学校に置かれたのは、子どもたちの遊び場・教材としての活用を考えたのだろうが、適切な補修をしていなければ老朽化が進み、危険な状態になるのは必然で、学校現場としての対応が中途半端であったとの誹りは免れ得まい。
 かといって、健全な状態で利活用されていれば大丈夫なのかと言えばそうでもなく、民間レストランで活用されていた路面電車が、店舗撤退に伴い敢え無くクラッシャーの露と消えた例を、身近で体験している。


 「保存車輛」とは名ばかりで、錆びて朽ち果て、部品は盗り去られ、窓ガラスは割られて荒廃した姿を晒すかつての銘車が多い中、記事の名古屋市電は、まだキレイな方だと思うし、幕や表示類、そして安全地帯を模したコンクリート土台の先には、電停のポールらしきものも見える。
 比較的高いレベルの保存であっても、このように邪魔モノ扱いされてしまうのは、鉄道を趣味とするだけでなく、学術的な研究対象とする者にとって、極めて残念である。


 同じ形式の電車は、名古屋市の施設で複数保存されており、行政が引き取って保存する策は、望み薄であろう。
 アスベスト含有が故に移設も解体も儘ならないのであれば、ここは腰を据えて現地での再利用を考える他あるまい。

 地元の人間ではないので、遠くからの想像になってしまうが、「電車のある小学校」を卒業したOB・OGたちの脳裏には、多かれ少なかれ電車についての思い出が残っているのではないか。
 学び舎のアイデンティティである電車の再活用に向け、クラウドファンディングなどを通じて補修工事費用を調達するなど気運が醸成されれば、まだまだこの電車の軌道は先に通じている。解体や撤去だけが終着ではない。

 団塊ジュニアの収容が最優先された、何の特徴もない小学校を卒業した身としては、歴史ある電車が保存されているという、何にも代えがたい特徴を備えた学校が羨ましくて仕方がない。
Posted at 2024/04/18 08:59:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄道 | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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