前日のブログでS/V60シリーズのシャーシ設定が良く分からないと書きましたが、その後、何人かの方よりご教授いただき、疑問が解決しました(ありがとうございました)。少しビジーですが、エンジンを含めて足回りの仕様をまとめると以下のようになるかと思います。
T4 ツーリングシャーシ 1.6Lターボ(180ps) 6DCT FF 16あるいは17インチホイール
T6 ダイナミックシャーシ 3Lターボ (300ps) 6AT 4WD 17インチホイール
R design ダイナミックシャーシ(カスタムチューン) 3Lターボ (300ps) 6AT 4WD 18インチホイール
ここに、T4 spots として、
ダイナミックシャーシ 1.6Lターボ(180ps) 6DCT FF 18インチホイール
が限定車で追加されるということなのですね。やっと理解できました(笑)
しかしT6の場合、300馬力のパワーを4輪で駆動する動力系に対して、特別に手を加えたダイナミックシャーシに18インチを履かせているのに比べて、ずっと低馬力で前輪駆動、さらに車重(鼻先)も軽いT4に、18インチはちと荷が重いのではないか、腰高でドタバタするんじゃないか、とコンフォート志向の私としてはその乗り味が気になります(余計なお世話ですがww)。
まあネット情報ですが、S/V60のシャーシのポテンシャルは極めて高く、少々の負荷は難なく受け止められるとのことですので、心配ないのでしょう。その名前のとおり、ノーマルのT4よりスポーティな味付けになるのは間違いなさそうです。
しかし、本国ではガソリンエンジンだけでも、これにT5 (2Lターボ、200ps強)が加わり、さらに上記2種類のシャーシ設定が選択可能であり、加えてMT仕様が存在するなど、選択の幅は随分広いであろうと推察され、販売台数の違いで仕方がないとはいえ、うらやましいところです(ちなみに、使用マニュアルを読むに、MT仕様のみに何故かアイドリングストップ機構も装備可能なようです、驚き)。
ただ、ラインナップを眺めてみると、エンジン3種類、シャーシ2種類で少なくとも6通り(タイヤサイズを考慮すると更にバリエーションは増える)の中から、まず日本販売グレードとして、T4とT6、そしてR design を選択したVCJの判断は間違っていないと思います。Rは特別仕様的な位置づけですし、T6とT4では単なる上級、下級グレードではなく、クルマとしての成り立ちやその個性には随分と違いがあり、方向性の違う二つの車種としての住み分けが明確であると思われるからです。言い換えると、T5を最初に入れなかったことも、今回T4spotsを限定車で導入することも、少数しか売れない日本では上記のことを考慮すると妥当なやり方であろうなと思う次第です。
しかし、シャーシ設定を知らずT6に乗って、”足回りが柔らかい”みたいな的外れな感想を書かずに良かったです(汗)。逆に言うと素人の私でも実感できる違いが足回りの設定にあったということで、これからS/V60シリーズを購入される方はその辺りも考慮して選ばれたら良いと思います。それにしても、T6の3L+4WD+ダイナミックシャーシの組み合わせによる乗り味は上質でした。今思い出しても好印象です。勿論、T4はT4で特長があり甲乙付け難いところですが。
Posted at 2011/11/27 06:04:10 | |
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