普通で真面目なクルマ

○外装
　6ライトウィンドウを持ちながらもフォーマルな場面にも違和感がないサイドシルエットで、日産らしさが生かされたデザインだと思います。
　また、4代目レジェンド後期（KB2-110）と並行所有していたこともあり、比較的穏やかな顔つきも好きなところでした。

○内装

　明るい本革シートの内装と6ライトウィンドウでリアシートも開放感があります。
　新車価格も低廉であったためプラスチックなどに高級感はありませんが、それを求めるのは筋違いなので全く問題ありません。

　2.3リッターだったのである程度回さないと高速合流などは気を遣いますが、遅いわけではないです。
　比較的小回りも利くのですが、4輪と運転席との位置関係なのか、これまで運転したクルマたち（レジェンド含む）と比較して前方（例えばワンボックスのようなイメージ）に座っている感覚でした。慣れると気にならなくなりましたが。
　一番のネックは、ハイデッキなのにトランク後端がどうやっても見えないことで、カメラがないとベタ付けが不安です。

　多少コーナーリング時のシャープさやスタビリティを犠牲にした柔らかな足のセッティングになっており、非常に快適です。
　ただ、タイヤからの騒音を含め遮音性は高くありません。
　また、フロントサス周辺の剛性が不足しているのか、17インチタイヤだと轍に足をとられることが多いです。

　16インチの標準グレード純正サイズだとタイヤは3本余裕を持ってトランクに積めますが、アクシスの17インチだとちょっと厳しいです。

　市街地で6～7km/l、長距離だと11.5～13km/lほど。排気量が近い5代目プレリュードSiR（BB8）に太刀打ちできないばかりか、高速ではレジェンドに負けることも。
　5速以上のATなら良かったのに、と思う点です。

　知人から譲受したためプライスレス。