
最初に少し雑談。今日開業の
グランフロント大阪に行ってきました。
決してミーハーではなく、←を買う為です(と必死に言い訳してみるw)
開業初日という事もあって、人だかりが…(汗)
ざっと見たところまぁまぁ面白かったのですが、正直目新しさから起因してる気がします。この辺を少し注視していく必要がありそうです。
そうそう、そこで買った今日発売のAUTOCARに知ってる顔がチラホラとw
先日のEFM2013の話、フォーカスⅢのお話が掲載されていました。
気になる方は、是非書店で立ち読み(&出来れば購入)をオススメします(^^)
では本題です。先日の名古屋旅の時に
フォードNTP 植田店にお邪魔しました。
そこでフォード車を3台(汗)試乗出来たので、ここで軽くおさらいです。
まず最初は、言わずと知れた
フォーカスⅢ。

これまでサーキットで2回も(
1回目 2回目)試乗の機会に恵まれましたが、ようやく公道試乗出来ました。
基本的な印象はこれまでの2回と変わりません。が、公道で特に注目したのは乗り心地でした。
これまで2回は路面状態のいいサーキットだったので、乗り心地の細かい部分まではチェック出来なかったのです。
で、公道で試した感想… スポーツサスの割に乗り心地いい?
正直言うと凸凹道を走っていないのでアレなんですが、思いの外しなやかな足回りでした。
どっかでシトロエンDS4とどうとかなんて読んだけれど、こっちの方が断然良さげ(^^;
誤解の無いように書くと、細かい路面の凹凸に捉われ過ぎてないという感じです。
これは、例えばフォーカスⅠに比べると、(あえて言うなら)ゴツゴツし過ぎて…な不快感は減ってます。ただ、見方を変えれば路面からのダイレクトなフィーリングは薄くなってるのかなぁ…と。
人によってどちらを重視するかは違いますが、自分の印象としてはそんなところ。
その乗り心地を端的に表現するなら、丸いけれどフワフワしない、でしょうか。
路面の凹凸を吸収してヒタヒタ脚を動かしつつ、コーナーリング時に車体の動き(要はロール)はビタッと抑えめで。このセッティングはなかなか絶妙だと思います。
このフォーカスⅢ、方々で色んな意見を聞きます。フォーカスⅠに乗る人間としては物足りない面も正直あります。でも、今日本でフツーに新車で買えるクルマとしては上々の出来だと感じています。
森慶太さんはAUTOCAR 5月号で「走り屋でもナンでもない人が運転の楽しさに目覚めるケースが多発しそう」と書かれてますが、正にその通り。これはオススメ出来ます。
次は
クーガ。

実は2度目ですw
去年9月にも乗っていて、その時の試乗メモを見ると大体の印象は今回と変わらなかったのですが、その時は何か脚回りに違和感を感じました。
ハンドル切っていった時に感じる、欧州系フォード車特有の「歓び」が薄い感じ。確認してないのですが、ゴム系か何かに不具合があったのでは?と勝手に想像してます。因みにその時のクルマは確か3万km弱走行だったはず。
で、今回のコレ。グレード自体は前回と同じタイタニアム。18インチタイヤ装着です。走行距離は大体1300kmなので、一応卸したて?
フォーカスⅢから乗り換えると、着座位置が高くてちょっと不安に(笑)
走り始め… 変速機がフツーのトルコンATで、フォーカスⅢのパワーシフト(所謂DCT)に比べると変速にルーズさがあります。でも実は、クルマのキャラクター的にこれがいいw
エンジンはフォーカスⅡST・RSと同じ2.5ℓ 直5ターボで、低速からトルキーです。
殆ど同じパッケージングで、よりスポーツ方向に振ったのがフォーカスⅡST・RS。
対して、クーガはいい感じのゆるさがあり、自然とゆとりを持った運転になります。
同じプラットフォームで同じパワートレインなのにここまで味付けを変えられるって、凄く面白いw
ステアリングフィールにもそういう違いは散見出来て、クーガのそれは適度に重く、適度にゆるいフィーリング。それでいて、ステア操作していくと舵が一発でビタッと決まります。
フォーカスⅡST程ではないにしても、ハンドリングのスッキリ感は「おぉ、これこれ!!」と思わせるものがあります。前回足りないと感じたのはこの辺でしょうか。ホントに微妙な違いですが。
後、フォーカスⅢの項で書いた「丸いけどフワフワしない」乗り心地がより一層味わえます。
恐らく、車高が高いのが要素として結構大きいと思われます。
衝撃の吸収性+車体のロールをピシッと抑えるその絶妙さは、乗っていて不思議。
これはこれでまたいいなぁ…(笑)
最後に
ムスタング。

これも前から乗りたいと思っていて、念願叶った形です。
アメリカ車という事で、良くも悪くもゆるいのかなぁと思っていたら、意外としっかりしてます。
ステアリングはガシッとしたフィーリングで、乗り心地も適度に締まった感じ…というか実はあまり印象に残ってません(^^;
乗ったのはV8 5ℓエンジン搭載車。一つ前の2012モデルなので、2013モデルにあるTrack AppsやSST(セレクトシフト=シフトボタン)とかは付いてません。
でも、踏んだら速そうな(いや、実際速い)のはよく分かりましたw
結構いい音させてるなぁと思ってタコメーターを見たら、まだ2000rpm程しか回ってなくて思わず「えぇー」って声を上げたりしてました(爆)
これ、426馬力、53.9kgm(2013モデル)もあってレギュラーガソリン指定なんですよね…
道理で速い訳です(笑)
少し道幅が狭いところも走ったのですが、意外とボディの大きさは感じませんでした。
ボンネットが高めなので、前の見切りが悪いところはあるけれど、慣れたらそれ程苦でも無さそうです。
因みに、左ハンドル故の不便さも特に感じず。むしろ、左に幅寄せしやすいと感じた位です。
前2台に比べて文量は少ないですが…、思った以上に印象良かったです。
現行型としてはもう末期に差し掛かり、かなり熟成が進んでるように思えました。
この3台の中だったら、ボディの大きさを差し引いたならムスタング、もっと言うと限定の
V8 GT Performance Package(勿論MT)なんていいなぁと想像してましたw
こんな感じで、調子に乗って3台も試乗してしまいましたが、よーく考えるとどれも生産国はバラバラなんですよね。
フォーカスはタイ、クーガはドイツ、ムスタングはアメリカ。
でも、そうした国籍の違いは、意識しない限り何ら感じず。
フォード自身が「One Ford」という方針を掲げていて、今迄「ふーん、そーなんだ」位にしか思っていませんでした。でも、ここで初めて納得出来ました。
問題は、こうやって体で感じないと「One Ford」の意味が理解出来ない事。
より多くのユーザーにこの事を簡便な方法でもって理解してもらうというのが、今後のフォードの課題ではないでしょうか。