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…懐かしいなぁ。(涙)

今日は北陸新幹線開通ということで、いろいろとイベントが企画されていたりします。

朝からバタバタとヘリも飛んでいて、たぶん生中継用のものかなぁ…と。

自宅から新しい上越妙高駅までは車で１０分程度の距離。まだ中には入ったことはないのですが、いずれ落ち着いたら行ってみようかなぁと思ってます。

そんな、新幹線イベントの一つとしてなのか、近くの映画館であの懐かしい映画「転校生」が上映されるという情報が…♪

この映画館、聞けば開業から１０４年の歳月が流れているとのこと。実はその昔、自分が小学校のころ一度映画を見たきり…。

ゴジラシリーズのモノだった記憶があるのですが、う～ん、時代からして、「キングコング対ゴジラ」だったかなぁ。ずいぶんと遠い記憶なので…。(汗)

その後、この映画館は、いわゆる子供は入れない大人専用の映画館になってしまいました。(苦笑)

ですが、今回は大人になったので、堂々と。…大人になってよかったぁ～。(笑)

内容は、まぁ、中校生の男女の性が入れ替わってしまうというもの。映画館では見てないのですが、
ＴＶで放送されたときは、とても感動した記憶が…。

♯とくに、ラストシーン。

今回も感動するかなぁ…と思ったのですが、別のところで泣けました。それは、男になってしまった「一美」が死んじゃいたいというところ。

自分も共感するところがありまして…。

そんなこんなで映画も終了。途中、フィルムが途切れたり、フォーカスがずれたりしたのは、まぁ、古い映画館ならではの演出だったのではと。(笑)

その後、大林監督の講演会が始まりました。



ステージに立つ監督はう～ん、なんていうのかなぁ、俳優ではありませんが、独特のオーラを発している感じでした。

♯デジカメは持ってたのだけど、なんか恐れ多くて…。(汗)

内容で特に印象に残っているのは、この尾道の映画で撮りたかったのは、人でいうところの「しわ」の部分。

大林監督のお母様はそれはそれは美人だったとのことですが、故郷に帰るたびにしわが増えてきた…と。

その「しわ」は自分達を育ててくれたおかげでできたもの。そんな、人の歴史が詰まった故郷を撮りたかったというのがこの映画とのこと。

なので、発表当時は、そんな汚い古い町並みばかりが出てくるということで、地元ではずいぶんと不評だったらしい…。

それも、高度成長の時代であったので、古い町並みは恥ずかしいものとして映った…ということのようです。

海外でもこの映画を公開したこともあるそうですが、その時の感想のなかで、映画を見ながら自分の地元のことを思い出していた…というものがあったそうです。

♯英語には、「ふるさと」という単語が無いらしい。「ホームタウン」と。

新幹線に関してもエピソードがありまして、尾道にも新幹線はこの映画の後に開通したようなんですね。

でも、地元に直接乗り込んでなかったので不便であったと。手前の福山から乗り換えて、あの映画にも出てくる在来線の駅にたどり着く…。(苦笑)

リップサービスなのかもしれませんが、この時期こちらに新幹線が開通することはとても意義のあることですと、震災復興と絡めて言われてました。

他には、長岡花火、映画学校、ご自身の最近の映画づくりについて等、盛りだくさんの内容。

最後、出口にて一番最初に握手していただいたのが、個人的にはとてもラッキーでした！

奥様も当日は、足のケガをおして会場に来て下さってました～♪

新しい新幹線と、古い映画館がコラボできた有意義なひと時、大林夫妻はじめ、スタッフ皆さん、どうもありがとうございました～！