
16万キロのジムニーを友人から譲り受け、もちろん現状でいいよ、と言ってあったので覚悟はしていましたが。まあーあちこち問題だらけでした。
・ハンドル切って曲がると、下回りからガツンガツン痛そうな硬い音がする。
・ギアが入らない 1、2、バックが引っかかる クラッチが切れてない?
・シフトレバーがブラブラ。
・アクセル踏み込むと3000-4000でいきなりエンジンが咳き込んで車全体がギクシャク。
・アイドルが安定しない、2000回転以下も段付きが起きて吹けない。
そこで一個づつ試行錯誤していったので、きっと誰かのお役に立てると信じて記録に残します。
◆3000回転以上の激しい息付き(咳き込み)
この車は1型なのでターボインジゲータがついていますので、ターボが回ると緑のライトがつくわけです。ちなみに私が過去新車で買ったJA11は4型なのでこれはありませんでした。
で、今回アクセルをふむと3000回転から4000へ向かう途中で、アクセルの踏み加減によってはエンジンがいきなりストンっと落ちるような息付きを起こしました。坂道の登りなど、これが連発するのでギッタンバッタン前後に激しく揺れて、しかも1速で速度もでず加速もできない、という酷さ。
調べたところ、ターボアクチュエータの固着ということのようです。何人かの職人さんが、ユーチューブで動画をあげてくださっています。
この部品は、ターボの過給圧が高くなると作動して、限界前に圧力を逃してエンジンを保護する役割があります。でもこれが固着すると、圧が逃げなくなるので今度は圧力センサーが異常を察知して燃料をカットするリミッターが働くとのこと。つまり今回はアクチュエータが固着して動作しないがために、過給圧が上がりすぎて燃料カットが働きエンジン出力が出ない現象が繰り返し起きた、ということのようです。
早速ボンネット開けて右側、エアクリーナーとインタークーラの隙間から下を除くと見えるアクチュエータの棒と両側に油をさし、動画のようにペンチでガシガシ動かします。確かに硬い!そのうちバネ感が復活して動くようになってきました。このバネ結構硬いですけど、でも固着という感じではなくなりました。
早速走ってみると・・・直りました。先程までの激しい息付きはなんだったのかと。前オーナー(友人)は控えめな性格で、燃費に悪いからとターボを聞かせないようにおとなしーく走ってたそうです。そりゃあ固着しますな。
とはいえ、先程までよりは格段に良くなりましたが、まだ綺麗に吹けない。低速トルクもスカスカだしアイドルも安定しません。これは点火系かな・・・ということで、次はそちらを点検します。
(続く)
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ジムニーJA11 | 日記
Posted at
2023/08/22 18:44:21