クロソイド曲線をご存知でしょうか？

私は、クロソイド曲線は随分と以前にどこかで学んで、
どこかの自動車関係本でこの理論の反対論を読んで、
これは理にかなっている処と、運転中の危険性を含んでいる　両局面を知ったのでした。

日本でクルマに乗っている皆さんは、知らず知らずに危ない面も利用している事に成ります。（肝を冷やした方いませんか？）

東名高速道路や名神高速道路のカーブは、設計時にアウトバーンを見習って、
クロソイド曲線で設計しました。
直線道路からカーブになり掛かる曲率半径を段階的に小さくして設計しています。
開通当初は私は小学生でこの説明を鵜飲みにして、なんてすばらしい道だと思いました。
カーブでもいつもハンドルを等角速度で切り増して行くので、眠くなり難いカーブだと謳い、マスコミは褒め讃えてました。（アウトバーンの名は出していない）

私も、人にも荷物にも車にも優しいと思いました。

従来の細い山道などは別にして、日本道路公団は高速道路などのちゃんと設計が必要な道路は、カーブをクロソイド曲線で設計します。

これは多くのサーキットのコーナーの造り方と大きく違います。
サーキットのコーナーは多くの場合、直線から急にカーブが始まるようです。
（例外も多数ありますが）

あるサーキットの車載カメラで見た場合、ステアリングはコーナー入口でスパッと切り、
舵角一定で過ごし、コーナー出口でスパッと戻していました。
見事に教科書通りの舵角に驚きました。（ここまで理論通りとは知らなかった）

サーキットでは、曲率半径が変わるカーブ（鈴鹿のスプーンの様なの）は原則あまり作られていないみたいです。（例としてはちょっと違いますが・・）

察しの良い方は、もうタイトルから気が付いていますよね。
速度を出している車は、事故る可能性が増すのです。
だって、コーナーの奥に行くほど急カーブになる訳ですから、
最後には遠心力に負けてしまう可能性が有る。

実際、当時　限界速度を超えた乗用車が飛び出したり、
トラックが横転しています。

クロソイド曲線のカーブは、最小の曲率半径の処での速度が、
遠心力に負けないのが前提での設計ですから、
無理な速度で突っ込めば事故る訳です。
東名を時速「ぬおわ」ぐらいで飛ばすと、サーキットとは異なる異次元の恐怖が待ってるかもしれません。

この理論を知って東名に乗り、カーブを走りながらステアリングを廻していると、「確かにクロソイド曲線だな」と納得してしまいます。
（3秒ぐらいが適当と言う意見がある）

詳しい事は、「クロソイド曲線」で調べてください、私なんかより分かりやすく丁寧に記述されています。

また、JHには看板に「急カーブ」とかでなく「１３０R」とかの看板にして欲しいです。

話しは替えて、昔　スバルのレオーネクーペRXの雑誌広告は、１５Rのコーナーで「インリフト」しているRXの写真とその足の説明自慢の広告が有りました。
なんて技術志向のCMなんでしょうかね？。
煽ってますね。
パーキングブレーキを、前輪に付けると言うのがその証拠か？。

曲率半径がずっと同じサーキットは、首にはきますが、安全第一なんですね。（横Gで首を痛める）

某所でこれを話題にジョークを書いたが、理解してもらえなくって、怒ってたみたいでした。

それと、
ドイツは商用で送り迎えのベンツの後ろ席でしたが、
アウトバーンは基本が直線道路で、日本の山国とは違いますので、
カーブの頻度や使い方が違うと思います。


PS.　断酒継続中、今日は　ほぼ禁断症状は出ませんでした。
頭痛薬は飲みませんでした。少しずつマシに成ってます。
お酒は飲みたいけど、怖いですね。おやつに走っています。血糖値が危ないかも？。