青森 三内丸山遺跡 その① 野外展示編
投稿日 : 2016年09月08日
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青森市内に、縄文時代の生活の様子や当時の建物を復元した、三内丸山(さんない まるやま)遺跡というのがあります。
今まで何度も青森を訪れているのにも関わらず、ここへは一度も訪れたことがありませんでした。
そこで今回、あまりお天気も良くなくて絶景は期待できないこともあり、ここの遺跡を訪ねてみることに。
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この写真はもっとも簡素な藁葺き住宅のようです。
今さら約5000年ほど前、建築技術が乏しかったころのものでしょうか?
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こちらはもう幾分立派になり多少広くなった住居。
一家族が住んでいたのかなぁ?
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こちらは、高床式の住居? 倉庫?
今までの住居は地面に直接建てていまして、しかも家の中は掘り下げられていましたが、高床式だと雨や雪が多少降っても濡れることはないですね。
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こちらの写真は、正確なことは分かりませんが、大型の竪穴式住居で、多分集会場だったようです。
一般の住居と比較しますとかなり広いですが、今のところこの遺跡が日本で現存するなかでは、最も大きな竪穴式住居だそうです。
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日本で最大となる竪穴式住居で、集会場らしき? 建物の内部の様子です。
こちらは室内に電灯が設置されていたので、撮影してみました。
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こちらは6本の柱を垂直に建てたもの。縄文当時の様子は分からないのだが、とりあえずこの実物大の復元では14.7mの高さにしたそうです。
柱の基礎は、柱を穴の中に埋めて周囲を石でつき固めた掘立柱(ほったてばしら)という工法。
有名なものでは、平安時代から鎌倉初期に建てられた48mの高さを誇った古代出雲大社の神殿が堀立柱ですね。
しかしこの建物、柱だけは復元されたものの、どう建っていたのかは全く分からず、何に使われたのかも全く不明で完全復元のしようがないようです。
出雲大社のように、高床式の神殿だったのでしょうか? あるいはここから良く見える八甲田山でも遥拝していたのかもしれませんね。
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ただいま出先での休憩中に作成しているため、ガラケー写真となり、写真画質はかなり悪いです
→ 2016.9.22の日に、DP1メリルで撮影した写真に差し換えました。
ちなみにこちらの写真は、16丈48mの高さを誇った古代出雲大社(杵築大社)を10分の1の大きさで復元した模型です。
この古代神殿の模型は、島根古代出雲博物館内に展示されているのですが(写真出典:ウィキペディア)、この出雲大社の境内で2000年に発掘された実物の本柱は掘立柱で建てられていました。
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