5.2012年 JR貨物・広島車両所公開 その⑤ DD51型ディーゼル機関車2両
投稿日 : 2012年11月20日
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今度はディーゼル機関車です。
こちらの写真はDD51 759号機です。
DD51形式は国鉄が1962年(昭和37年)から1978年(昭和53年)にかけて製造した幹線用ディーゼル機関車です。
16年間で649両も製作されました。そしてこれの投入により蒸気機関車はほぼ一掃されました(無煙化)。
時は前後して1964(昭和39)年から、電気式ディーゼル機関車のDF50が量産されましたが、当時の電気技術では重量は重くしかも故障も多かったようで、短期間の使用で終わってしまいました。
そして旧国鉄時代末期、この分野は長らく発展が止まっていた分野で、
JR化後の1992(平成4)年からやっと作られ始めた、最新の電気式ディーゼル機関車DF200の登場まで、幹線用ディーゼル機関車は長らく作られることもなく、実質古いDD51がずっと使われ続けていました。
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今回のイベントではDD51は2両並んでいまして、こちらはDD51 1188号機です。ネームプレートが錆びまくっています。
ちなみにヘッドマークは「つばめ」をつけていました。蒸気機関車のC62なら似合ったかもしれませんが、DD51につばめはちょっとピンとこないかも。
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こちらの写真はDD51 1188号機を斜めから撮影。B寒地仕様のようです。
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DD51 759号機のラジエターカバーです。
中がどうなっているのか興味がありますが、私にはわかりません。
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DD51 759号機の側面です。
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DD51の大きな特徴ともいえる中間台車です。
B-2-B軸配置の機関車で、前後の2つの台車(4軸)が動力台車で、中間台車は無動力となっています。
それなら単に前後の動力台車だけにすれば良さそうに思えますが、旧国鉄-JRの路線では、各路線ごとに1軸あたりの軸重とかKS荷重とかが細かく定められており、かなり専門的になるので詳細はここでは触れられませんが、
幹線系統の許容軸重16トン(1軸あたり)から、乙線規格の14トン、丙線規格の13トンまであり、さらにその下には簡易線規格もありますが、DD51は中間台車に仕込まれた空気バネの圧力を切り替えることにより、動力台車の軸重を15トンと14トンに切り替えられるようになっています。
これによりローカル線にも入線できるようになっています。
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DD51など国鉄設計のディーゼル機関車は、世界的にも珍しい凸型車体で、機関車の中央部分に運転席がある独特な形状をしています。
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こちらは反対側の広島車両所の正面入口側から撮影。
ロープが張ってあるので接近することができず、広角のシグマDP1xカメラでは大きく写すことができず、トリミングにて周囲を大幅に切り落とし拡大しました。
よって少し解像度が足らないようです。
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