
季節は冬から春へ・・・日中はポカポカ陽気の日も多くなってきました。
・・・が、コレは陸上でのお話しです。
では、海の中はと言いますと・・・。
・・・まだ冬です。(^.^;
海の中の季節は、陸上より約1ヶ月遅れていると言われます。
これは、水が“熱しにくく、冷めにくい”性質があるためですね。
春になると陸上は、移動性高気圧や南からの暖かい風によって一気に気温が上昇し暖かくなりますが、海水はなかなか温まりません。
一日のうちでも、表層もしくは浅瀬ではそれなりの水温上昇は見込めますが、水深が深い場所では急激な水温上昇は期待できません。
陸上・海上において暖かい日が続く中で、徐々に海水が温められて、ようやく水温が全体的に上昇していきます。
これによって、海の中の季節は陸上より約1ヶ月遅れるということになります。
海の中の春は、だいたい5月のGWあたりになります。
この時期から、釣れる魚の魚種がグッと増えていきますね。
ただし、例外があります。
1年を通して暖かい海水が流れている地域があります。
↑近畿・四国の海水温分布図です。(3/17現在、第五管区海洋速報より)
瀬戸内海東部・播磨灘(兵庫県沖)や大阪湾は10~11℃。
瀬戸内海西部・周防灘付近では12~13℃。
これに対して、黒潮が流れている海域では20℃前後。
黒潮が近くを流れている沿岸では17~18℃あります。
真冬でも魚が釣れる地域は、黒潮の影響を大きく受けています。
九州では鹿児島県。四国ですと高知県。近畿では和歌山県南部あたりになります。
魚は変温動物ですので、水温は魚の活動に大きく影響します。
1℃の水温変化は、陸上の5℃の気温変化に相当すると言われています。
晩秋を過ぎて、水温がガクッと下がった途端、エサを食べなくなるというのも分かる気がします。
また、魚によって活動が活発になる水温(=適水温)が違います。
今の時期、メインに釣れるのはメバル・ガシラ(カサゴ)です。
メバルは適水温が8~22℃らしいですが、約14℃あたりが活性が高く、12℃あたりを境に活動が低くなり、10℃を下回ると姿を消してしまいます。
10℃まで下がると、エサになる小魚などがいなくなってしまうので、必然的にメバルも姿を消してしまうようです。
これから釣れ出すアオリイカは、18~20℃あたりが適水温です。
エサとなる魚を追い、活発に捕食するようです。
しかし、15℃を下回ると水温が安定している深場へ移動してしまうようですね。
チヌは適水温が13~23℃。
大阪湾でもチヌが釣れていますので、ノッコミも本格的になるのではないでしょうか?
さて、私はといいますと、3月中に釣行を計画しています。
エギングでアオリイカを狙いに、黒潮の影響で水温が比較的高い紀中(和歌山県中部)~紀南(和歌山県南部)あたりです。
紀中~紀南あたりでは、ヤエン釣法でアオリイカが釣れているそうで、キロアップも上がっている様子。
どちらにしても大阪から結構な距離があるので、ルート選定に悩んでいます。
紀中なら大阪から高速道路を使えば早く着きますが、往復の高速料金が・・・(^.^;タカイ~
それとも、奈良県南部の山中、紀伊半島の真中を南下して新宮あたりへ出て、串本方面へ行くか・・・??
早く暖かくなってくれれば、もっと近場で済ますことができるのですが・・・(^.^)
難行苦行の和歌山釣行になりそうです。(^_^;イケレバ イイナァ~
Posted at 2008/03/19 18:33:13 | |
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