
今日はウォールト・ディズニー生誕110周年記念作品「ジョン・カーター」を観た後に、ポルセンに寄って来ました。
目的は、新ポルシェ911(991)を見るためです。展示してあったのはグレーのメタリックのカレラ(左ハンドル)ですが、レザーインテリアやスポーツクロノパッケージ等総額200万円のOPが付いてました。
内装はベージュのレザーインテリアで、天井もアルカンターラ貼りとなっていてゴージャスです。
991は997に比べ、全長が50mm、ホイールベースが100mm延ばされただけでなく、全幅は変わらないものの、フロントのトレッドが広がっていて、隣に置いてあった997ターボSと比較すると明らかにフロントがワイドになり、フェンダーの起伏もややフラットになった感があります。
こういったサイズ変更やデザイン効果により991は997よりかなり低くワイドに見えるわけですね。
あと、ポルシェが値落ち巾が少ないというのは本当だそうで、他独メーカーのハイパフォーマンスカー(M5とかAMGとか)が3年落ちで無残な下取値となるのに対し、3割落ちくらいで済むとか。
オーナーは何年くらいで買い替えるのか聞いてみると、10年乗るお客さんも居るので平均7年くらいとのこと(埼玉の場合だけ?)、こういうクルマのオーナーの多くは3年でコロコロ買い替えるものだと思っていたので意外でした。
さてそうこうするうちに、カレラSの黒の試乗車(左ハンドル、PDK)があるというので、勧められるままに試乗をすることに相成りました。
ハンドル位置については、販売台数の7割が左Hで、うち4割は在庫の関係で(納車6か月)を待ちきれず左を選んだ人だそうです。
この試乗車はオプションマフラー装着(約50万円)ということで、猛々しい咆哮と共にエンジンが目覚めます。
シートとハンドル位置、ミラーを調整したら試乗開始です。7速PKDは1速からの発進(パナメーラは2速発進)、最初はノーマル設定ですが、営業マン氏がスポーツ、ダイナミック?とレベルを上げていくので、次第に加速が増し、咆哮も大きくなっていきます。
そのまま400馬力のパワーを一時解放!! リアから聞こえる咆哮に押し出されるかのように豪快に加速していきます。
「こりゃいいねえ!!」と思わず言葉が出ちゃいました。
雨の日でも安定感を増した991は、「多い日も安心」w
それに乗り心地もいい。やはりスポーツカーだから、硬い云々なんてのはお粗末サスのただの言い訳ですね。ポルシェ911は正にマルチパーパススーパーカー(どこぞの国産車で聞いたような)ですね。
左ハンドル車に乗りなれないせいもありますが、自分ではかなり車線の左寄りを走っているつもりなのですが、それでもまだ右に寄りすぎだと添乗の営業マン氏から注意を受けました。
このクルマの場合、両フェンダーミラーを覗きながら自車の走行位置を修正すると、左のタイヤで車線の左側のラインを踏むくらいの感覚で運転してちょうどいいようです。
ま、自分のクルマで同じように右のタイヤで車線の右側のラインを踏む感覚で走ろうとすると、本当に車線の右のラインを踏んでしまうんですけどね(笑)
去り際に、確かに1200万は大金ですが、値落ちを考えればカレラは一層お得、最初買う時が大変ですけどねと悪魔(営業マン氏)の囁きが聞こえました。
他に手に入れた情報としては、新型ボクスターは今年6月、新型ケイマンは来年1月の発売だそうです。
『いつかはクラウン』ならぬ、『いつかはポルシェ』かな。
あ、「ジョン・カーター」はちょっと3D映像が薄っぺらな感がりますが、これはもう原作のファンタジーの世界にのめり込むしかありません。地球人としての過去を捨て、バルスームと火星のプリンセスを守ろうと決意するときの主人公の姿には思わず目から汗が出そうになりました。
赤とうがらしの評価:★★★☆☆ 星3つです。
Posted at 2012/04/15 16:10:34 | |
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赤唐辛子的@試乗記 | クルマ