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同行二人のブログ一覧

2014年07月06日 イイね!

[エンジンオイル] フィエスタGHIA/GLX指定規格オイル

[エンジンオイル] フィエスタGHIA/GLX指定規格オイルエンジンオイルをDIY交換するようになってオイルの選択肢が増えたため,フィエスタGHIA/GLX(1.6L,2004-2005)に対応するオイル規格についてあらためて調べてみました。自分用の備忘録,末尾は現時点での個人的なメモです。


● メーカー指定規格 WSS-M2C913-B(5W-30)

2000年前後の欧州フォード車ガソリン/ディーゼル用。おそらくそれ以前(1998年ごろ)のWSS-M2C913-A(ACEA A1/B1)の上位互換。この後のWSS-M2C913-C(ACEA A5/B5に対応)は同-Aおよび同-Bの上位互換

→ すなわちフィエスタmk6にはWSS-M2C913-BとWSS-M2C913-Cが使用可能。


● 主なWSS-M2C913-B規格オイル(欧州規格,いずれも全合成/化学合成)

・Castrol Magnatec A1 5W-30(-Cに対応 データシート) Ford Formula F 5w30 のOEM元?

・Mobil Super 3000 X1 Formula FE 5W-30(-Cに対応 データシートさらに上位の-Dにも対応

・Fuchs TITAN XTR 5w-30 (データシート
・Fuchs TITAN Supersyn F 5w-30(-Cに対応 データシート

・Gulf Formula FE 5w-30 (データシート

・Valvolin SynPower FE 5W-30(データシート

・Shell Helix HX7 AF 5w-30(データシート

・Motul SPECIFIC 913C 5W-30(-Cに対応 データシート
・Motul 8100 Eco-nergy 5W30 (-Cに対応 データシート

・Liqui Moly Leichtlauf Special F(-Dに対応 データシート

・Total Quartz 9000 Future NFC 5W30(-Cに対応 データシート
・Total ACTIVA 9000 FUTURE 5W-30 (-Cに対応 データシート

・Sunoco SYNTURO DYNAMIC 5W30 (C-に対応 データシート



こうして眺めてみると,


1)「指定規格オイル」は日本では入手できない?

少なくとも量販店では扱われていない。一部のみヤフオクや輸入販売店に限って流通しているが,出品されている時期も限られていたりする(追記: 近年のモービル1は5W-300W-30がWSS-M2C946-AとWSS-M2C929-Aを,0W-20がFord WSS-M2C947-Aを満たしています。5W-30と0W-30はDuratecエンジンに問題なさそうな仕様です)


2)ディーラーのオイルは規格内なのか?

フォードではディーラーによってはユーザーが指定しなければ10W-30の鉱物油や半合成油を入れていそうな・・・(追記: 最近はディーラーに入荷する純正オイルが5W-20となっているそうです。A5やC3クラス?)


3)エンジン保護の観点からはより上位のオイルが流用できる?

先代フィエスタの設計・製造から10年が経過し,省燃費性や環境保護の観点からオイル規格は大きく様変わりしている。それらの投入はパフォーマンスの向上にはつながらないかもしれないが,スラッジの発生や触媒の長寿命化等には効果を上げるかもしれない。


欧州フォード以外の輸入車メーカーではディーラーで「純正」を指定するとかなり高価となる。ユーザー個人やディーラー以外の工場では,独自の判断で流用が妥当と考えられる割安または上位グレードのオイルを使うことも珍しくないだろう。

メーカー規格にこだわる必然性があるとしたら,欧州で重視されるロングライフ性を発揮させるか,長期的なパフォーマンスの維持(エンジンの寿命の確保)を意識するときだろう。しかし,安価なオイルをマメに交換するか,高級オイルの使用で補間することが可能なように思える。自分も含めてそれが(無意識の)現実になっているケースはかなり多いのでは。


フィエスタmk6に関しては,ACEA A1/B1以上(実質的にはACEA A5)のオイルを定期交換していれば特に実害はなさそうに思える。WSS-M2C913-B規格のオイルのデータシートの動粘度および過去の経験から考えると,多走行の同行号といえど5W-40や10W-40にまで番手を上げるよりは10W-30程度にするか,WSS-M2C913-Bよりわずかに動粘度の高い欧州仕様のA3やC3の0W/5W-30が悪くなさそう。

ACEA A5規格オイル

ACEA A3適合オイル(xW-30)

ACEA C3規格オイル (xW-30)



近い将来のオイル交換では,ガルフArrowの5W-40と0W-30のブレンド,またはカストロールEdgeの0W-40を試し,その後の銘柄と粘度選びの参考にするつもり(追記: その後の試用ではA5やA3の5W-30クラスはHTHSが高いためかやや重い印象。A1またはGF-5クラスで十分なようです。A3を満たしているオイルでは5W-20や0W-30でも十分そうですが,値が張ります)。
Posted at 2014/07/06 21:51:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | 欧州フォード | クルマ
2014年07月03日 イイね!

[フィエスタmk7.5] オンダッシュナビ&タイヤ

[フィエスタmk7.5] オンダッシュナビ&タイヤ現行フィエスタではSYNCの採用によって,日本で一般的な2DINユニットへの換装に大きな制約が生じているだけでなく,ポータブルナビの設置場所も制限されやすくなっています。

海外ではメーカーオプションとしてSYNCのシステムアップ(ナビ化)が用意されていますが,市場の小さい日本では今後も同様のシムテムの導入は困難と予想されます。

海外ではアフターパーツに社外2DINユニットを取り付けるためのアダプターやトリムも流通しています(例えばこちら)が,こちらも正規輸入は期待できません。

現行フィエスタユーザーの方々や,各ディーラーでは個別に様々な工夫を凝らしてナビを取り付けていらっしゃるようで,フォードジャパンでも当初のポータブルナビ取付キット以外に2DINナビへの対応を準備しているようです。



先日のオフ会で,シリさん号を試乗させていただき,ナビの取付のご様子を拝見させていただいたり,社外タイヤのPS3の感触を味わわせていただきました。

 

カロッツェリアのオンダッシュナビが綺麗に取り付けられていました(シリさんのご地域のディーラーオプション)。ダッシュに穴開けを要しますが,ケーブル類をダッシュ内に収めることができるだけでなく,SYNCのモニターに干渉することなくスッキリ取り付けられています。

AVケーブルはサイドブレーキレバーのフロント側のAUXコネクタに配線されており,音声や操作もSYNCと連動できるそうです。ただし,連動時はラジオの機能と干渉してしまうそうで,シリさん号ではケーブルのジャックは抜かれていました。


タイヤノイズがひどいというインプレの多い現行フィエスタの純正タイヤ(ハンコックのVentus S1 evo)ですが,欧州ではライトスポーティータイヤとしてそれなりに評価の高い銘柄です。実際には路面の荒れを正確に伝える性質を備えており,遮音性が犠牲となりやすくタイヤと室内が近いコンパクトカーでは大きな短所とは個人的には感じられない(少なくとも先代フィエスタ比では圧倒的に静かな)のですが,もっとマイルドな方がありがたいのも事実。

 

シリさん号では,私のお気に入りのタイヤの一つであるミシュランのPS3に履き替えられていたため,平地をごくわずかですが試乗させていただきました。PS3は多くのコンパクトカーでは使い切れないくらいの剛性とグリップを持っていますが, S1 evoのようなざらつきがないだけでなく,現行フィエスタの足回りではしっかり履きこなせている印象を受けました。シリさんの「コーナーを抜けるのが楽しい」というお話にもうなづけました。


シリさん,オフ会では重ねてありがとうございましたm(__)m
Posted at 2014/07/03 21:14:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 欧州フォード | クルマ
2014年01月25日 イイね!

[欧州フォード] クーガmk2 試乗

[欧州フォード] クーガmk2 試乗
昨年夏に2代目クーガが発売されて早くも半年・・・ 新型フィエスタとの同時試乗となりました。

先代クーガの印象は「脚の長いフォーカスST」。動力性能やハンドリングは欧州フォード車らしかったものの,全体的に「大きい」「重い」「揺れる」印象がどうしても拭えませんでした。個人的にはフォーカスST220にさえ「重い」と感じる場面があるので,実サイズや重量の面で不利なクーガにそのような印象を抱いてしまっても仕方ないのかもしれません。


2代目クーガは,初代(5気筒2.5Lターボ)よりもボディサイズが増している一方で,エンジンは1.6L(4気筒)と大幅に「ダウンサイジング」されています。エコブーストエンジン(直噴ターボ)とはいえ,もし非力さを感じてしまったらどうしよう・・・となぜか妙な不安を覚えていました(笑)

他の方々のインプレや雑誌のレビューから,それは杞憂に過ぎないことは分かっていましたが,今回ようやくそれを確認できました。



試乗車はクリーンな印象のフローズンホワイト


2代目クーガは現行フォーカスやフィエスタのパワーシフト(6段DCT)と異なり,トルコン式の6ATを積んでいます。つい新型フィエスタと同じように踏み込んでしまうと,トルコンAT特有のすべりが発生しギクシャクさせてしまいますが,その代わりエンジンは高回転域までよく回ることが分かります。先代のフォーカス(2.0LNA・4AT)やフィエスタ(1.6LNA・4AT)に近いフィーリングで,先代フィエスタ乗りとしては「従来の元気な(でもちょっと騒々しい)欧州フォード車」ととらえれば大きな違和感は感じません。

欧州車のトルコンATには変速ショックが日本車に比べると大きい&反応が鈍いと感じることも珍しくありませんが,アイシンのATを積む先代フィエスタなみにショックは気にならない部類でした。パワーシフトに比べるとダイレクト感には欠けるところがありますが,トルコンATの特性として理解しておけば勘と慣れで対応できそうです。



フィエスタと同じ峰山往復コースへ


大きな交差点での右折待ち→右折,山坂道に入ってからの離合,荒れた路面の走行では,先代比で気にならないボディサイズが強く印象に残りました。離合が不可能な狭い道やバック駐車でも広い車幅や長い車長が気にならず,乗り慣れた車のようにラクに運転できました。詳しく分析はできませんでしたが,車両感覚に関する部分もかなり設計が煮詰められたのでしょう。

ワインディングでも車両の反応は俊敏&乗り心地はフラットで,フィエスタとほとんど同じ感覚で扱うことができ,ボディロールなどによる反応の遅れやピッチングを予測して身構える必要がありません。むしろ良い意味でふつーのセダンを運転しているような感覚です。ドライバーによっては車を操る楽しさが減じたと感じるのではと心配してしまうほどに洗練度が高まっています。おそらく足回りの基本セッティングだけでなく,電子制御(インテリジェントAWD)が効いているのでしょう。コーナーでのタイヤの接地感は新型フィエスタ以上でした。

傾斜のきつい坂道を登る際にはややトルク不足を感じることがありましたが,これはエンジンが非力というよりはATの反応にややタイムラグがあるからかもしれません。このような場面では,アクセルを踏み込むことで明確にキックバックするトルコンATの方が対応しやすいのかもしれません。



こちらは納車待ちのジンジャエール。高級感と汚れの目立ちにくさを両立していそうです



ステアリングはかつての欧州フォード車共通の美点だった油圧式のナチュラルなフィーリングを色濃く残しており,ステアリングをセンターに戻そうとする反応に若干の違和感(強すぎる)を感じることもありますが,現行フォーカスやフィエスタほどではありません。ステアリングの重さがより均一に感じられることがクーガの美点だと感じました。

シートや室内の造りや装備も先代比で正常進化しており,とくにシートは小ぶりでホールド性を重視したものではないものの,適度なフィット感があります。純正オーディオの音響は車内の広さやインテリアの配置のせいなのか,コンパクトカーのフィエスタより奥行きがあり,フォーカスより薄味になる感じです。


クーガのテレビCM


今回感じた洗練に,先代クーガから現行に乗り換える方々がいらっしゃることにも納得がいきました。高速巡航や未舗装路・雪道をクーガで走行したことはないのですが,クロスオーバー車としての完成度が確実に増していると感じられた現行クーガでした。

唯一気になったのは,排気音。エンジンの回転が上がったときに旧型の欧州フォードのAT車に共通して見られたようなエキマニ~触媒あたりからの騒音が壮大に入ってくることでした。音が大きいことが気になるというよりは,音がこもっているために気持ちの良い音とは感じられませんでした。排気音が極めてよく抑えられた現行フィエスタ試乗の直後だったため,とくに気になってしまっただけかもしれませんが。

Posted at 2014/01/26 01:20:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | 欧州フォード | クルマ
2014年01月25日 イイね!

[欧州フォード] フィエスタmk7.5 試乗

[欧州フォード] フィエスタmk7.5 試乗

新型フィエスタの正式デビュー(2月1日)を前に,この土日(1月25日~26日)に特別内見試乗会が各地のフォードディーラーで開催されています。今回は最寄りのディーラーに同行号の部品発注と合わせて新型フィエスタに試乗させていただきました。


今回のフィエスタは近年のフォード車の中でもとくに評判が良いようで,スタッフの方々もいつもより(?)笑顔に溢れ,珍しく(失礼)お客さんも途切れなく訪れている印象を受けました。




 
ブルーキャンディ色の展示車。光の浴び方で色味が変化するのが室内でも分かりました


 
屋外にはエクスプローラーも多数在庫。手頃なフォーカスmk2の中古車も増えていました


 
展示車のうち1台はすでに成約済み。他のディーラーでは納車が始まっているところも。
売れ筋の国産車なら珍しくないことでしょうが・・・



部品発注後,いつものように一人で自由に試乗させていただきました。いつものようにディーラー前の国道~峰山公園までのルートを辿ります。市街地,郊外,細い山坂道をコンパクトに一通り走ることができます。

 
同行号と同じように踏み込むとあっという間に時速XXkmの世界に・・・

走り始めてすぐに,先代フィエスタ(GHIA/GLX,1.6LNA・4AT)のネガを見事に打ち消していることが分かりました。新型フィエスタの正体は「同行号がなりたかったフィエスタ」でした。同行号(先代フィエスタ)をどう弄っても達成できなかった世界がそこにありました。

先代よりしっかりした足回りながら段差は先代より確実にいなし,エンジンは高回転域まで回してからアクセルを緩めなくても確実にシフトアップ&加速します。先代前期型では軽自動車のようだったバルクヘッド~ダッシュボードは,エンジン音単体なら先代よりやかましい3気筒ターボの騒音を見事に遮断しています。先代で対策できないエキマニ~触媒からの壮大な排気音もなく,ドライバーに必要なエンジンや足回りの情報はしっかり伝えつつも安っぽさやガサツさは微塵も感じられません。

Dモードでも踏み込めばフォーカスmk3のパワーシフトよりも鋭敏にエンジンが反応します。多段化・DCT化されているパワーシフトはMTより反応が早く,アイシンのトルコンATより滑らかで,初期のDSGより洗練されています。ステアリングの操作に対する身のこなしから感じられる剛性感と俊敏性は,シャシーを共有しながらもしなやかで軽快な印象のDEデミオとは相反する重圧感とスポーティさを感じられます。



峰山高園の駐車場で偶然にも先代クーガに出会ったので記念撮影


今回の試乗中に3回ほどバック駐車をしました。新型フィエスタに標準装備のバックソナーとバックカメラは非常に便利でした。

これまでは「小型車にそんなものなくても・・・」という意識が強く,バックカメラ付きのミニバンを駐車する際にも有り難みを感じる場面は少なかったのですが,今回はイイネ!連打です。

とはいえ,サイドミラーや後方視界にとくに不満や不安は感じませんでした。


試乗車はすら@さん号と同じホットマゼンダ。実車は写真で見るより可愛らしく(うり坊)先代のフィエスタの影も見えました


山頂までたどり着く頃には,エアコンの効き方が日本車のように洗練されたことにも気づきました。エアコンの能力の向上というよりは,送風・室内空気の循環のシステムとサイドドアの気密性が大幅に改善されていることが寄与していると感じられました。先代比で,よりCセグメントカー的な資質を備えたと言えると思います。


サイドドアのドアノブのマウント強度とスピーカーの制振を両立した配置は,実用性と音場の確保を兼ね備えており,先代で苦労した(?)身としては「フォードさん,分かってるじゃない」という感じです。

 

日本には正規導入されなかったマイナーチェンジ前の欧州仕様のフィエスタ(すら@さん号,前期末期型)との違いも興味深く観察しました。現行フィエスタが欧州で発売されたのはすでに5年ほど前ですが,メーター類,センターコントロールシステム&モニター,電子式ステアリングのフィーリングは現行内で正常進化しています。ボンネットの膨らみやグリル類のデザイン変更は対人衝突時の安全性に配慮されています。

欧州では現在もスペアタイヤがオプション設定だったりしますが,日本仕様では標準装備。ちなみにトランクルームは収納性だけでなく,先代でほとんど施されていなかった遮音処理もしっかりなされています。



先代には「遮音?なにそれ大衆コンパクトカーに必要?」みたいな世界が拡がっていましたが,新型フィエスタではシートベルトバックルにもしっかりと異音対策がなされています。えぇ,同行号ではDIYで対策したものでしたよ。


 

新型ならではの不満や不安もいくつか。ステアリングがやや太すぎる&ワイパーレバーがステアリングに近すぎる気がします。曲がりくねった山坂道を攻める(試乗車なので攻めていないはずですが)ときはステアリングを操作する手とレバーが干渉しやすいです。

センターユニットはワタシ好みのボタン設定&配列ですが,流行のピアノブラックは運転中の光の反射や映り込みが気になるのでキライです。所有するならつや消しシート貼りたいところです。



そしてなんといっても新型エンジン&トランスミッション。従来のNAエンジン&トルコンATの整備ノウハウでは太刀打ちできそうになく,維持や過走行&遠征先でのトラブル予防には気を配る必要がありそうです。エンジンルームを開けるといきなりアツアツのエキマニ(の遮熱板)が真正面に現れ,身勝手なDIYを拒んでいます(笑) バッテリーも迂闊に換えてくれるなっていう固定の仕方になっています。

1.6NAに比べると高回転域での頭打ち感も出やすく,MTで元気に走らせるなら欧州でMTと組み合わされる高出力(125ps)の1.0Lエコブーストエンジンの方が似合いそうです。今回のモデルのマニュアルシフトモードは,反応が悪かったり意図的にエンジンブレーキを使えなかったりするのであまり意味をなさないとも感じました。次期モデルではDモードなみにダイレクトなパドルシフトに期待します。

ホイール/タイヤに関しては,インチダウン&もっとグリップの良いタイヤの方がバランスが良さそう,という矛盾した印象を持ちました。低速域における段差の衝撃やざらついた路面でのタイヤノイズが不快さはないものの大きく,ワインディングでは接地感にやや不安を覚えます。欧州で標準の15インチに対し16インチはやや重荷な一方で,シャシーやボディにはまだまだ余裕があるということではないかと思います。これは純粋にタイヤのグレードを上げることでも改善できるかもしれません。

標準装備されるエアロパーツ(欧州ではオプションキット)は,空力的に理にかなっていそうな仕様にはなっているものの,ちょっと暑苦しくヤンチャにも見えます。フロントの突き出たスポイラーは,狭い駐車場,縁石,うねりのある山坂道などで擦ってしまいそうです。


試乗後,これまたいつものように同じコースを同行号で巡りました。
試乗車の印象を整理できるとともに,同行号の「課題」を確認できます



日本ではマイナー車ながら,欧州ではBセグメントのベンチマークでありベストセラーであり続けるフィエスタ。現行型はグローバルモデルとなったことで仕様的に中途半端に思える部分もなくはないのですが,街中から山坂道の普段乗り&高速ツーリングもこなす実用車としては素晴らしいバランスを持っています。

とくに,スポーティカーではないのに,「その気」にさせるフィーリングとレスポンスが磨かれている部分はフィエスタならではの美点だと思います。

実用車として割り切られた低グレードモデルや,スポーツ側に振ったSTを導入した方がフィエスタの魅力や存在意義が日本でも広く認知されそうな気もしますが,モノグレードとしては万能な内容になっていると感じました。

いや~フィエスタってイイですね(親バカ)


※ クーガ試乗編に続きます
Posted at 2014/01/25 23:57:20 | コメント(6) | トラックバック(0) | 欧州フォード | クルマ
2014年01月09日 イイね!

[欧州フォード] 新型フィエスタ 2月1日発売 価格は229万円

[欧州フォード] 新型フィエスタ 2月1日発売 価格は229万円フォード・ジャパンは、フォードがグローバル・プロダクトとして世界中で展開するコンパクトカー、新型『フィエスタ』を2月1日より発売開始する。

新型フィエスタは、1.0リッター エコブーストエンジンを搭載。気筒内直接燃料噴射、Ti-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング機構)に先進のターボ・テクノロジーを組み合わせ、優れた燃費性能と動力性能を両立する。最新のデュアルクラッチ・テクノロジーを採用したトランスミッション「6速パワーシフト」を組み合わせ、最高出力100ps、最大トルク170Nmを発生、燃費性能は17.7km/リットル(JC08モード)を実現している。

エクステリアには、フォードの新世代のグローバル・デザインテーマ「New Global Design Language」を反映。クロームバーが配された特徴的な一体型台形グリル、シャープに切れ上がったヘッドランプ、フロントからリアに向かって一直線に貫かれたベルトラインとプレスライン、そしてジュエリーのように立体的なテールランプなどにより、フィエスタの持つ優れたドライビング・ダイナミクスを、美しく、力強く表現している。

インテリアもエクステリアと調和させ、先進的なデザインでありながら、快適で高い質感の空間に仕上げた。また、デジタルオーディオプレーヤーやBluetooth対応の携帯電話を車両と接続することで、ステアリングに装備されたスイッチもしくは音声(英語)での操作が可能な「SYNC」を採用したほか、8スピーカー・プレミアムサウンドシステム、オートスピードコントロール、オートエアコンも標準装備する。

安全面では、前方衝突の回避をサポートする低速時自動ブレーキシステム「アクティブ・シティ・ストップ」や、フォード独自の車両安定化技術「アドバンストラック」など先進の安全装備を標準装備したほか、「ヒルスタート・アシスト」や「リアビューカメラ」など、ドライバーをサポートする装備も充実させている。価格は229万円(税込)。
 (纐纈敏也@DAYS


同社マーケティング部の野口美生さんによると、新型フィエスタは、「世界各地域のエンジニアリングリソースや、ユーザーの声を集結して、ドイツのケルンにあるフォード・オブ・ヨーロッパを中心に開発された」という。

フィエスタの生産拠点は、「北米地域をカバーするメキシコ工場。中南米地域をカバーするブラジル工場。ヨーロッパ全土をカバーするドイツのケルン工場。そして、新しくインド、中国、タイの6拠点で生産。日本ヘはドイツのケルン工場製が導入される」と話す。

『フォーカス』はタイ工場生産車を導入しているのに対し、フィエスタはなぜドイツ工場なのだろうか。野口さんは、「ロジスティックスに関してはタイ工場の方が近く良いと考えられるが、車種ごとに様々なケーススタディをし、工場のキャパシティの問題や、為替、ロジスティックス面での船の頻度、そして収益性を加味している。また、地域によって足回りのセッティングの違いがあるので、そういった商品的な要素などを総合的に判断し、ドイツのケルン工場を選択した」と語った。
(レスポンス 内田俊一)


フィエスタ試乗 気迫満々の存在感と走り、ディスプレイも興味深い(レスポンス)

フォード フィエスタ 試乗 コンパクトカー大国への宣戦布告(レスポンス)

国内初試乗 フォード・フィエスタ1.0エコブースト(AUTOCAR)

インプレッション フォード「フィエスタ」(CarWatch)

フォード・フィエスタ 1.0 EcoBoost(FF/6AT) 短評(カーグラフィック)

フィエスタ速攻試乗、懐が深いウォームハッチ(カービュー)

フォード 新型フィエスタ 1.0 EcoBoost 試乗レポート(オートックワン)



Posted at 2014/01/09 18:23:13 | コメント(4) | トラックバック(0) | 欧州フォード | クルマ

プロフィール

「同行号のボンネットやバルクヘッドの後付けインシュレーター(フードライナー)の補修。

バルクヘッドの純正インシュレーターは経年で朽ちていたので、フードライナー、カーボンフェルト、低反発マット、アルミガラスクロステープを追加。」
何シテル?   06/15 17:56
クルマも好きですが運転が好きです。渋滞と加速してからの黄信号は苦手ですが… 生活や仕事のために毎日走りまわっていて,ロングドライブすることも多いです。そん...

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