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2014年12月04日 イイね!

[ケミカル] XADOのリビタリザントを工具や刃物に塗ってみた

[ケミカル] XADOのリビタリザントを工具や刃物に塗ってみた進化剤鉱物系の金属摩耗修復材)を投入したときのフィーリングが忘れられず,でもリピートするには高いし施工が面倒なので(笑),由来は同じに見えるナノワークスを使ってみたりしていましたが絶版に。

代替品となるとメタライザーあたりになるのかもしれませんが,やはり高価だったり・・・。海外に目を向けてみると,XADO(ハドゥ)というメーカーの製品がメジャーであることに気づきました。

進化剤より圧倒的に安く,多走行車への施工や持続性に関するデータまたは市場経験が豊富なのか,最大10万kmほど効果が維持される点からもコストパフォーマンスが高いです。

ウェブ上を彷徨ってみると,クルマ用は定着してないようですが日本へも導入歴があり,2輪のエンスーの世界(?)では国内でもそれほどマイナーな存在というわけではないようです。

そしてXADOにはパワステやAT専用品もあることから,多走行の同行号の各部を維持するには総合的な施工ができそう・・・。ということでeBay経由でXADOの本拠地・ウクライナからリビタリザント3種を入手し同行号に施工してみました。


まずは最も安価&簡単に試行できるパワステから。パワステは過去のフルード管理が甘く,添加剤も追加したことがありません。

施工直後から「ん・・・?」という感触はありましたが,数十kmも走行すると「うお?」となりました。ステアリングの操舵感がぬるぬるです。その前にクーラントフルードに潤滑剤を添加したらエンジンのフィーリングが良くなったのですが,パワステの潤滑が良いとエンジンがさらに滑らかになり,補機類のメンテはエンジン本体の負荷低減にも大事だなと思った次第です。


パワステ用があまりに良かったのでエンジン用AT用を追加。多走行の同行号なので施工してすでに数百kmを経過しました。ATは洗浄&ATF全交換+バーダルの添加剤追加のときのような劇的な変化は感じられませんが,エンジンは

1回目: ん?

2回目: おおお?

3回目: キターー!!


というステップアップを楽しめました。今年の夏前くらいから先代フィエスタの美点であるアクセルにビンビンに反応するエンジンが大人しくなり,「そろそろエンジンのオーバーホールをしないとダメなのかしら・・・」と考えていましたが,「まだまだイケるじゃないの」という感じです。

プラグやコイル,エキマニを高効率のものにしていたときに比べると上は伸びませんが,XADO前後比でしっかり滑らか&上質になりました。エンジン音が澄んで鼓動も揃っている感じです。


今回のXADOのゲル状のリビタリザント(第1世代)の短所は,チューブから中身を押し出しにくく,チューブ(AT用ではシリンジ)が小さくてフィラーの奥まで開口部を挿入できないこと。暖機したエンジンのオルタネータの上にチューブをしばらく置いておくとゲルの粘度が下がりますが,オクラのように糸を引きます。そしてどうしても中身の一部がチューブの先に残ってしまいます。

AT用のゲルの一部はレベルゲージ内に残ってしまったりもしました(ATFのフィラーがないためレベルゲージから投入)。そこで気づいたのが,ゲージスティックを抜き差しするときにスティックが異様に滑らかに動くこと。スティックとゲージの摩擦まで低減してくれたのです(笑)


そこでフト試してみたのが,工具や刃物への施工。チューブの口に残ったゲルを爪楊枝で取り出し,ラジオペンチの可動域やハサミに塗ってみました。


思わず「ウホッ」と声が上がるほど動きが良くなりました。556を吹いたりシリコンを塗ったときのスカスカした感触とは違います。金属表面がダイレクトにぬるぬるしている感じです(塗った部分を暖めてしばらくガシガシ動かしてから余分なゲルは拭き取ったので,ゲル自体の粘性によるものではありません)。このぬるぬるがポンプやエンジンの摩擦面で作用していると思うと心強いです。ハサミの刃の部分にも塗ってみると,切れ味がえらく良くなりました。もともと堀削・切削や研磨の世界で発展してきた技術だけに,こういうものなのでしょうね。

ベアリングやヒンジに鉱物元素入りのグリスを詰めたりするのは珍しくないかもしれませんが,XADOでもそのような商品がラインアップされており,それらの効果はかなり高そうに思えました。自転車から兵器(笑)に至るまで汎用性が高い技術なのも頷けます。


というわけで,チューブ式はスマートでないと最初は感じていましたが,実はチューブ内の余りまで楽しめるスグレモノでした(笑)。


追記: XADOの第1世代のチューブ入りリビタリザントは第3世代の商品や他メーカーの類似品のように減摩剤や洗浄剤などは含んでおらず,基本的に修復成分のみで構成されているようです。そのためなのか,進化剤ほど劇的な効果は感じられないのですが,遅効性のためもうしばらく様子を見てみたいと思います。一方,これまで管理が甘かったパワステに関しては劇的と言って良い効果を感じましたし,進化剤を施工した時期とはエンジンの状態が異なるために効果が薄く感じられるのかもしれません。いずれにせよ,体感効果は施工前の履歴や状態に左右されると思います。現時点で覚えているXADOならではの効果は,今までに感じたことのない独特の「ぬるぬる感」です。
関連情報URL : http://xado.us/

プロフィール

「@エルチェ 表面の軽い粉吹きだけだったら、ラバープロテクタントで磨くだけでも綺麗になりますよ(なぜかクレのラバープロテクタントが相性良いです)。

炙る時はマスキングをしっかりやって、距離を保って均質に撫でる感じで、ガン型の火力が弱いターボライターが使いやすいです。」
何シテル?   08/30 15:09
クルマも好きですが運転が好きです。渋滞と加速してからの黄信号は苦手ですが… 生活や仕事のために毎日走りまわっていて,ロングドライブすることも多いです。そん...

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