
メーカー指定、製品指定、または推奨など明確な指標がある方があれこれ悩まずにどれだけ楽な事か。。。開発〜検証に膨大な時間と労力をかけて機能/性能に合ったものが出来上がってる筈なのでエンドユーザーはそれらを選択すれば間違いはない訳で、、、
OS技研 Super Lock LSD for ABARTH595の導入から初めてのチャタリングにビビりながらも慣らし後のオイル交換を視野に入れオイル銘柄の選定に悩む今日この頃。OS技研ではFF機械式LSD向けの指定、推奨オイルは無く先駆者である諸先輩方のご意見、レビューを参考に自分なりの理解と商品の検討、選定を進めております。検討にあたりオイルについて調査した内容を備忘録的に残したいと思います。
注意⚠️当ブログ記載内容は、一般的な情報に基づき独断と偏見で記載しております。必ずしも製品の評価をしている訳ではありません。長めなのでご興味のない方はスルーして下さい。🤣
SAE粘度番号

SAEとはSociety of Automotive Engineers (米国自動車技術者協会)という自動車関連の専門家を会員とする米国の非営利的団体で、そこで定めた基準に従ってオイルの粘度を分類したものがSAE粘度番号。
前半の「1桁の数字+W」:対応可能な外気温の最低温度と低音下での粘度、始動性
後半の「2桁の数字」 :オイルが高温になった時の粘度、エンジンの保護性
低粘度、高粘度、硬い、柔らかいなどと表現されこの辺りまでであれば既知の範疇ではありました。でもこれエンジンオイル用でギアオイル用には別の定義でした。

更に

なるほど、各ギアオイルの規格特性がLSDの効き方やチャタリング音、シフトフィールに影響する訳ですね。(正確には各社のオイル添加剤などで粘度以外の要素はあると思いますが)
更に、例えば75W90のギアオイル候補がいくつかあったとしてそれらの公開されている製品仕様が結構異なる事に気付きます。
<オイル粘度指数>
オイル粘度指数とは、エンジンオイル等の潤滑油の粘度が温度によってどれくらい変化するかを示す物性値との事。一般的に、石油製品についてはcSt(センチストークス)を単位とし、100度と40度の際の動粘度の値をもとに算出される。オイルの温度が40度の時と100度の時に、どの程度オイルのドロドロ具合が変わるのかを表した数値、温度による潤滑油の粘度の変化率が少ないほど、高い数値となる。なるほど、なるほど、下限と上限の値やその差がポイントなんですね。💡
<各社オイル仕様>
鉱物油、化学合成油、ミックス油と成分からの分類が大きくありますがこの辺りは劣化や耐久性などに影響するのではないかと想定されます。利用するシーンやかかる時間、気象環境などパラメータ多過ぎて定量化は難しそうです。。。
改めて、評判の良いもの取り扱い事例あるものから確認すると、、、
モチュール
https://www.motul.com/jp/ja/products/gear-ff-lsd-type-2-75w90

説明文を読む限り、自分の利用に合ってるような気がします。しかし、仕様として定量的な情報や粘度指数はHP記載がありません。
クスコ
https://www.cusco.co.jp/catalog/additives/lsd_oil.html

粘度情報 80W90の表記は確認出来ますが、やはり粘度指数などの詳細は不明です。説明文は魅力的な内容だと思います。
ATS社指定オイル
https://www.a-t-s.co.jp/lsd/gear-oil.html

ATS製LSD以外にも適用可能との事でしたが、やはり粘度番号のみで詳細はありません。まぁ、指定オイルなので必要が無いとも言えます。😅
オメガ
https://www.omegaoil.co.jp/motorcar/gearoil.html

こちらのオメガ690 80W90は、みん友さんのお知り合いの方が絶賛されており、とあるアバルト専門ショップでも取扱があり定評あるものでした。鉱物油で糸を弾くねっとりとした感じ。と言う表現が、動粘度40度で166と言う数値に表れていると理解しました。💦
ビリオンオイルズ
https://www.billion-inc.co.jp/billion_oils/product/ff-730.html

こちら、個人的にかなり気になってたオイルです。余り周囲に導入の事例、口コミが無くオイル比較のトリガーになった製品です。定評のあるオメガ690と比較して、40度での粘度は低いものの100度での粘度は同等。過酷な走行では高温側の粘度の印象が強いのでは無いかと推定して🙆♂️
Moty’s
https://www.tribojapan.co.jp/products/gear-oil.html

更に、

こちらも、某アバルト専門ショップ推奨の銘柄オイル。M405 75W90では前述の2社よりも低温、高温共に低い粘度である事からガッツリLSDが効く傾向であると推定。M407 80W110または80W140では低温、高温共高い数値となっている事からより過酷な環境での利用も可能なのでは無いかと思われます。
<結論>
色々調べましたが、かなり奥が深くある程度以降は導入検証せざるを得ないかと思われます。一旦、オメガ690 80W90かビリオンオイルズのFF730 75W90のどちらから試行したいと思います。利用経験のある方、感想、インプレ、耐久性などなどコメントあればお願い致します。🙇♂️
Posted at 2023/10/03 19:21:18 | |
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