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イイね!
2013年08月03日

新高速乗合バススタート・・・

新高速乗合バススタート・・・ という訳で、ツアーバス(超簡単に言うと旅行商品として集客し駅近~駅近を結ぶ事実上の都市間高速路線バス)が基本的にバス停もしくは公に認められた発着場所を持たないと運行できなくなりました。新高速乗合バスという呼称になりましたが、まぁ、ここでは分かりやすく引き続きツアーバスと書かせて頂きます。正直、弊社に限らずバス停の前後に路駐で客扱いしており、全く気遣いもない彼らには本当に迷惑していました。それが、昨日より本当に一台もいなくなり、分かっていた事だけど本当にビックリ。

しかしながら、弊社に限らず既存路線バス事業者への風当たりも強くなり、ちょっとした路上での待機なども厳しくなってしまいました。まぁ、路線バスとて、路駐して良い訳もなく、運行中の時間調整やお客様扱いしている以外は自社のバス停であっても本来は駐停車できないので、当たり前といえば当たり前ですが、容認されていたことが出来なくなったのは非常にツライですね。

で、対策として発着点近隣に駐車場などを確保した訳ですが、昨夜駐車場に行ったらビックリでした。いままでは弊社のバスがポツンと一台だけって感じだったんですが、バス停を確保できなかった?新高速乗合バス会社(もしくは、その一部路線)の発着場になっていて騒然(汗)

写真はだいぶ捌けてから撮影しましたが、夏休みも手伝ってか、すごい活気でした。因みに弊社のバスは写っていません。悪しからず・・・

しかし、その活気をみれば分かりますが、ツアーバスは完全に市民権を得てしまっていますね。事業者も多数ありますし、国としても今更全廃できないので、対応するしかないという事でしょう。個人的にツアーバスが増え始めてから「あのような事故」をずっと懸念していましたが、案外大きな事故もなく市民権も得てしまい、国の対策が完全に遅れましたね。「あの事故」の責任の一旦は行政にもあると私は思っています。ツアーバスも業界大手は生き残れるでしょうが、末端の事業者は廃業するしかないところもあるでしょう。グレーな仕事だったとは言え、規制もできなかった訳で突如こうなってしまい困惑する事業者や従業員の立場も考えて欲しいですよね。いったいどうなるのか・・・

路線バス事業者とはいえ、弊社もはっきり言って、大手さんと比較したら随分ズサンなところもありますが、昨今の業界の動きに合わせて日々改善の努力をして生きながらえるよう頑張っています。ので、本当に疲れます・・・乗務員とてサラリーマン、社命には従うしかないので致し方ないですがね。

少々不謹慎ですが、今回のことで趣味的には程度の良い中古が出回るのではと期待もあったりして・・・

と、たまには真面目なことも書いてみました。ごくごく簡単にかきましたので、不足もあり詳しい方にはツッコミどころも多いかと思いますが、単なる初日の現場の印象と受け取っていただければ。因みに、私は特にツアーバスが嫌いという事はありません。仲間内でツアーバスの乗務をしている人もいますし、先進的な取り組みをしている事業者さんについては、既存路線バス事業者も見習う点が多いと思っています。バス停周辺を固められてバス停に止まれないのだけは、勘弁して欲しかったですけどね・・・一重に、国の管理の仕方に目が行ってしまうのは、同業者ゆえの贔屓なんでしょうか(汗)

追記:コメントを受け追記するのもいかがかと思いましたが、不足な部分だったと思いますので・・・

そう、結局は真面目にやっていた事業者と利用者にしわよせが行った形になってしまいましたね。ここぞとばかりに起業して参入した事業者が事を荒立てた点も否めませんし、一部事業者が規制緩和を良いことに好き放題にやった結果がこれだという事実もあろうかと思います。こんなバスで走ってて大丈夫か?というような事業者なんてザラでした。また、上の会社から押し付けられる形でやむなく無理な運行を行っていた事業者もあったと思います。法改正でガラっと条件が変わったり利便性を損なった路線もあるでしょうから、利用者にも大きな困惑があったかと思います。なにより事故が起きてしまうのが、一番避けなくてはならないところですね。
公共交通の使命は何はなくとも安全第一、しかしそれは現場の管理体制と労働環境が大きく反映します。この件に関しては、今後の行政のやり方やチェック体制、事業者の運営が見所といったところでしょうか?しっかりしたルールとそれを遵守する事業者、そしてユーザーが納得できるサービスの展開といったところが今後の課題というか期待でしょうかね?ユーザー、事業者、行政と立場を変えれば色々な視点から問題点が見えてきてここで語るとキリがありませんのでこの辺にさせて頂きますが、業態とわず、バス業界は非常に厳しくなっているのが現状です。こういった変革を良い形で受け取り、業界全体の活性化や事業者の共存共栄、ユーザーに対して利便性と安全・信頼性の向上にどれだけ努力していけるかは、我々事業者にかかっているかと思います。
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Posted at 2013/08/03 03:01:44

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この記事へのコメント

2013年8月3日 6:56
今回の件… が無ければ全く知らない事でした…

にしても相変わらず、行政というのは後手後手の対応しかできなく、何かあってからしか動かないというのは全くもって閉口してしまいます…



因みにこの駐車場はレンガ作りの大きな駅近くの駐車場ですか?

来週の火曜日早朝にこちらの駐車場から家の会社の団体バスが発着する予定ですので~

コメントへの返答
2013年8月3日 13:20
お久しぶりです。そうですね、何かにつけ何か起きないと動かない印象は否めません。

近いと言えば近いですかね?早朝に行くことはないからお目にはかかれなそうですね。。。
2013年8月3日 8:23
お早うございます。
いよいよ始まりましたよね。
行政を批判するより、自分達の首を絞めたのは、自分達であることを理解しているのでしょうかね?
何のための規制緩和か?
犠牲になるのは利用者と真面目な会社でしょ。
コメントへの返答
2013年8月3日 13:53
はい。一夜にして状況が一変したのには驚きました。

確かにその通りですね。法の穴?に乗じて何でもアリにしてしまったのもまた事業者であり、それは非常に大きな問題だったと思います。また、間に入っていた旅行業者のやり方にも大きな問題があったかと。

そう、全うな事業者もそうですが、色々な意味で結局はユーザーにしわ寄せがきてしまいます。今現在、自分自身がやっている仕事がユーザーの視点を無視した企業間闘争みたいになっており、非常に困惑しているにも関わらず、ここでその点に触れられなかったのは、まだまだお勉強不足でしたね。面目ないです。

しかし、この昨今バス業界に限りませんが、ユーザーの安全、安心、利便性と求められる費用対効果、企業の利益や現場の労働環境の確保、そしてそれらの礎となるべき行政のバランス・・・難しいですね。
2013年8月3日 20:22
今日仕事に行く前に現場確認? してまいりました。

多分こちらの場所ですね。

火曜日は7時発の17時半戻り予定です。

タイミングが合えばお仕事姿を見たいと息子が…
とんでもないバス好きで…

コメントへの返答
2013年8月4日 0:02
残念ながら、火曜日は早番で駐車場待機はありません(汗)

別途ご連絡しますね。

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