

F-1マクラレーンMP4/2C、これはプロストが乗ったやつ、このエンジンはポルシェが作ったV6ターボ通称TAG、この時代はラウダとプロストのコンビでしたが、MP4/2Cは86年モデル、この年は引退したラウダに変わりロズベルク。マクラレーンF-1に、このマルボロの蛍光Red・ホワイト、このカラーリングがやはり似合うBest。87年までこのポルシェのTAGが載ってましたが、翌年からはHondaに鞍替え。今でも憶えているのが89年の鈴鹿F-1GP、プロストとセナがシケインでぶつかったレース。自分の席がシケインの立ち上がりの所だったのですべて見てました。その接触よりも、記憶に残っているのがプロストの正確無比なドライビングでした。

130Rの立ち上がりを席から見ることができ、プロストの立ち上がりのラインは、毎周変わらず同じラインを奇麗にトレースをしていました。その正確なドライビングを何周か見ていて自分が気が付いた時、彼が好きになってしまいました。130Rを全開で立ち上がって来て、毎周同じラインを走れるドライバーは彼しかいませんでした。レース終盤になって、セナが追い上げて来ますが彼のラインはまちまちでした。あのターボの時代のF-1で、あそこまでクルマをセッティング出来、且つ、それを確実にコントロール出来る彼のセンスに痺れたもんでした。その後、色々ありFerrariへ移籍してしまいますが、あの時の、プロストのドライビングは忘れる事が出来ません。このミュージアムのF-1の走りを見る事は当時出来ませんでしたが、おそらくこれに乗ってた時も、プロストは速いだけではなく、正確無比なドライビングをしていたに違いありません。
Posted at 2012/10/21 09:51:03 | |
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