
古いクラシック・カーを所有している人は誰も皆、その自分のクルマの情報を必要とし様々な形で知識を共有するわけですが、やはり一番簡単なのは専門誌や専門書の類いの書籍になります。昔、当時環八にあったリンドバーグにて古いCAR Graphic70'-08号を買い求めた。そこには、、、

ポール・フレール氏の1970年911の貴重な解説記事がのっていた。911T.E.Sとそれぞれ3種類の特徴を的確にコメントしている。そのなかで、特に眼を引いたのがEの存在である。以下コメント、大部分のドライバーにとっては低速トルクに優れ、より親しみやすくエンジョイできる911Eが適当だろう。低回転の加速はEの方がよく、最高速の215-7km/hもSの230.8km/hに比べ、単に普段使うことのできないデータ上の違いでしかないだろう、ということが書かれている。

また、以下のようなコメントも、911Sのもつ強みを活用しようとするならば、エンジン回転は5200〜5300rpm以上に保たねばならぬ、つまり有効パワー・バンドを使うには115km/h以下ではセカンド・ギアに入れておかねばならず、フィフィス・ギアの180km/h以下の加速は、まったく鈍いということを記憶する必要がある。現実にポルシェ911Sを速く運転するためには、200km/h以下でフィフィスにシフト・アップしてはいけないのだ。200km/hでフィフィスに入れると、車は喜んで加速を続け、エンジン・ノイズも過度には高まらない。

さらに、ゾルダーはブレーキにはたいへん過酷なサーキットであり、フェイドを起こさず連続周回できる生産型超高速ツーリングカーの数はごく少ないのである。サーボなしにもかかわらず踏力も大きくなく、リア・エンジン車にありがちな欠点、つまり濡れた路面でフロントが早期にロックするという現象もまず発生しないようである。というような貴重な記事が書かれています、日常乗るならEの方が断然イー様子ですね。そういえば、5速へ入れたケースは殆どないことが記憶の中にあります。

更に、この70'-08CAR Graphicには、この年のルマン24時間の記事も載っているんです。ポルシェがルマンで初めて総合優勝をしかも1.2.3位すべて独占状態の歴史に残るレースのリポートです。

この年のライバルはferrari512S個人的には大好きなレーシングカーです。この写真に出ている2台の512S格好いいです。しかし、予選では速かった様子ですが、本番では味方同士の多重クラッシュ等で一気に自滅をしてしまったようです。実に、残念です。

そして、優勝を勝ち取ったご存知ザルツブルグ917K、もの凄い雨の様子が見て取れます。以下コメント、
長い24時間が終わった、フィニッシュは去年ほどのドラマもなく赤と白の917は静かに、そして堂々とフィニッシュ・ラインを越えた。アトウッド、ヘルマン、それにすべてを手中にしたDr.フェリー・ポルシェにとってもう一つしなければならないことは、ラップ・オブ・オナーのためにトラックの荷台によじ登ることだけだった。
自分にとっては、このC.Gが今ではとても貴重な資料となりました。今日、このC.Gを久し振りに取り出しこのブログを書いてる訳ですが、ここで実に驚いたのは、昨日2月23日(日本時間)がポール・フレールさんの命日だったのです。彼が天から声をかけてきたような気がしてなりませんでした。God!
Posted at 2013/02/24 11:15:03 | |
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