わら太のブログ一覧

https://www.webcg.net/articles/-/40801

＞――新型デイズは日産が全面的に企画・開発したと聞いています。
＞先代と逆ですね。どのような経緯で、そうなったのでしょう？

＞当初、2代目も三菱が計画していました。
＞しかしその途中で、あちらでもいろいろあったらしく……
＞「日産さん、やってくれないか？」ということになりました。
＞3年くらい前から……日産が、やり直しました。

数日前に公開されていた新型デイズの開発秘話？読み直したら内容が改修されていて、上記部分が消えて無くなっていました。新型車の開発期間がたったの3年？というのも驚きだし、デイズの開発をあきらめたということは事実上三菱が軽自動車開発から撤退したとも取れる、なかなかショッキングな記事でした。

軽自動車とはいえ数百億のカネがかかる新車開発から手を引き日産のODMに成り下がった三菱の新型ekがどれだけ売れようと、おいしいところは日産が持っていくのだから次の新型車を開発できるほど三菱は儲からないでしょう。商売とはそういうもの。新型ekを注文したときはなんとなく逆境の三菱を応援する気持ちもあったのだけど・・・時すでにお寿司。

新型デイズとekクロスの価格を比べると、ekクロスのほうが少し高いのがわかる。同じ車なのに？と思ったら、ekクロスは全車寒冷地仕様なのでその分高くなっているのだと。いやいや、私が言いたいのはそこではなく


デイズ ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディション 2WD
メーカー希望小売価格 1,647,000円（税込）


ek X(クロス) T 2WD
メーカー希望小売価格 1,636,200円（税込）

これだけ見るとクロスのほうが安く見えるけど、デイズにはプロパイロットと自動防舷ミラー＋アラウンドビューモニターが標準装備されているので条件を揃えるためにメーカーオプションを追加すると・・・
先進安全パッケージ 91,800円（税込）←アラウンドビューモニター+デジタルルームミラー
先進快適パッケージ 70,200円（税込）←MI-PILOT(プロパイロット)

合計価格：1,798,200円（税込）！！！！！

この時点でデイズとの価格差なんと151,200円！！デイズ ハイウェイスターG ターボ プロパイロットエディションと同等の装備を求めるとekは15万も高くなってしまうのです。もちろんekクロスは寒冷地仕様だしデジタルルームミラーという追加装備もあるけど、それにしても15万ですよ(笑)。ekだけに装備されたグリップコントロールの動作表示もソフトウェア上のもんでしょう？


どうですか、ekクロスはちょっと高い。誰も言わないので私が書きました。逆に言うとデイズがもう破格に安いんですけどね。

ちなみに私はekクロスがちょっと高いという事実を指摘したかっただけで、新型車に対してネガティブな扇動をするつもりはありません。

だってもうekクロス注文しちゃったし(笑)。デイズの後にekの商談をしたら「あれ、意外と高くなるなあ？」と感じたので検証してみたのです。ただ実際の商談では日産より三菱のほうが値引き条件が緩いので多少価格差は埋まるはずです。

小学生の頃、母の職場にいたカー吉が読み終えたクルマ雑誌を全部くれたものだから、私は家にマンガよりクルマ雑誌が多い環境で育ちました。中でもよく読んだのがモーターファン別冊～のすべてシリーズで、スカイラインRSのすべて、ホンダシティのすべてなんか何度読み返したかわかりません。

そうはいっても所詮小学生。文章はほとんど読まず、もっぱらテストコースを疾走するクルマの写真を見て想像を膨らましていたのが実情ですが・・・。



モーターファン別冊～のすべてシリーズと言えばこの人、星島浩さんですね。当時はメカニズム解説と試乗記の両方を兼務されていたので、新設計のエンジンやシャシー、サスペンションが走りにどう影響しているのかとても興味深くレポートされていました。



1990年代、バブルの時代に入ると日本車をバカにしてコキおろす欧州車崇拝の自動車評論家が多数現れますが、星島さんは一貫して国産車びいき(笑)。”ドイツ車がなんぼのもんじゃい”という姿勢が私は大好きでした。特に当時「FF車のお手本」とされたVWゴルフの足回りにすら辛辣な評価を下していたのはおそらく星島さんただ一人だったと思います。とにかく新型車は誉めそやすくせに半年経つとボロカスに言っている二枚舌のバブル評論家達には辟易したものです。

そんなわけでクルマに対する価値観が完全に「星島流」に洗脳されてしまっている私がおよそ20年ぶりに購入したシリーズ第549弾「新型ワゴンRのすべて」には当然ながら星島さんの執筆記事はなく、欲しい情報は得られたものの読み物としては面白みに欠けるものでした。まあそんなこと言ってもしょうがないけどね。

ステアリングボス？正式名称はわからないけど、ここから異音がするので外して走ったところ、異音だけでなくステアフィール自体が非常にスッキリ改善されることを確認しました。駐車場など低速でぐるぐるハンドルを回しているときはわからないけど、デリケートな修正舵をあてる時などに感じていた「ひっかかり感」の原因はここだったんですね。純正ハンドルを交換したいとは思わないけど、この部品のもっといい（操舵感を害しない）ものがあったら買っちゃうかも。

燃費不正が明るみになった三菱ek/日産デイズが販売中止になりました。タイヤの抵抗値を実際より小さく申告することでカタログ燃費を稼いだのだと。でもさ、私のワゴンRだってカタログ燃費の25.2km/lを達成したことは一度もないですよ。今まで36000キロ走行して83回の燃費記録をつけてただの一度も。これだって実際よりカタログ燃費を良く見せるためになにかやってるんでしょう？以前乗っていたエブリイはカタログ燃費の17km/lを何度か超えたのに。溺れる犬を棒でたたくのが我が国の風潮だから、これから三菱はコテンパンにやられるのだろうけど、なんだかなあ・・・って感じです。