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2022年05月09日 イイね!

地デジ沼、完結編

地デジ沼、完結編先月のブログに「純正ナビと受信感度で並んだ!」という記事を書いたけど、今回が本当に完結編。これ以上クルマの地デジ受信感度向上のために金や時間を使うことはしません。この5か月間でもう十分やり切ったのです。

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自宅で手持ちのタブレット端末にコンバーターを接続し、車載用地デジチューナーの映像を映してみると2アンテナでもガンガンにフルセグで映るのは前回書いた通り。チューナーの性能は驚くほど高いけど、車内には悪条件がそろっていて簡単にはフルセグで映りません。しかし、この自宅などの受信障害が無い環境=機器の性能を100%出し切っている状態を把握しておくことはその後の対策を講じるうえで大きな意味があります

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アンテナケーブルを短く切って必要最小の長さに加工することがチューナー部に届く放送波を強化する唯一の手段で、あとはもう電波障害を減らすことしかできません。くれぐれも増幅器なんてインチキ商品に騙されないように。私が知る限りすべての国内ブランド製地デジチューナーはもともとアンプを駆動するための電力をアンテナ端子から出力しており、別途増幅器を追加する必要はありません。

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「地デジ」「電波障害」で検索するとわらわらと出てくるこのアルミテープや電磁波遮断シートによる対策。しかしこれらの使い方は注意が必要で、同軸ケーブルや地デジチューナーの電源ラインをカバーするのはいいけど、ドラレコなどの「障害発生元」に貼るとかえってマイナスに働くことがあります。写真のミラー内側に貼ったアルミテープや電磁波遮断シートも悪影響だったのですべて撤去しました。

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電波障害を発する側にはフェライトコアやこの電磁波吸収シートを使用します。このシートには磁性体が練りこんであってフェライトコアのように電磁波を熱に変換して打ち消す作用があります。さらに絶縁性も備えているので半導体ICに直接貼り付けて使用できます・・・というか直接貼らなければ効果はないでしょう。今回は半導体ICを挟み込むように両側から貼りましたがそれでも効果はごくわずかでした。

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中華ナビのモニターにつながっているフラットケーブル、このケーブルの”反り具合”で受信感度が恐ろしく変動しました。これに関してはいまだに原因はわかりませんが、試行錯誤を繰り返し障害が小さくなるカーブ?を追求しました。ドラレコにせよ、中華ナビにせよ、地デジの受信障害を起こしているのは液晶画面(のバックライト)で、当初夜になると受信感度がよくなる理由がずっとわからなかったけど、要するに夜になって液晶バックライトの輝度が下がると電波障害が減り、テレビの映りが良くなっていたのでした。

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中継局サーチは映りの良い電波塔を探す機能。家のテレビにはない機能なので理解していない人も多いのではないかと思いますが、車載地デジの受信感度を評価するうえでここは重要です。なぜなら同じ場所にいて同じチャンネルを選局していても中継局が変われば受信状態も変わってしまい「昨日はここでフルセグで映ったのに!?」という無用な混乱を生んでしまうためです。特に私は放送局と中継局の中間にある町に住んでいるので常に弱い電波しか拾えず、しかもちょっと移動しただけで中継局が変わるという最悪な受信環境。なので当初は中継局の違いによる受信感度の変化をDIYによる影響だと誤認し混乱しました。また、Wi-Fiと同じでつながってるうちは中継局の変更はされないため手動でサーチしたほうが感度の良い中継局に接続できる場合もあります。
地元の中継局(放送局)位置を確認できるwebサイト A-PAB
https://tv-area.jp/#/

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というわけで現在の受信感度は純正ナビと同じか、多少良いぐらいのレベルまで仕上がったと思います。5か月に及ぶ車載テレビ受信感度向上DIYは苦しくも楽しかったけど、いま冷静にテレビを見ると・・・クッソしょうもないですね(笑)。


今回の地デジ沼の発端はそれまで純正2アンテナだけで受信していた地デジを4アンテナにしたらどうなるか?という実験から始まりました。しかし、やってみると主にドラレコと中華ナビが発する妨害電波のため受信感度は本来の性能の半分以下しか発揮できず、4アンテナでもこんなに映らないものか?という疑問を5か月かけて原因究明。現在はチューナー性能の9割以上は発揮できているので改めて2アンテナと4アンテナの違いを動画に収めました。もちろん4アンテナ4チューナーの役割はバックグランドサーチなど受信以外の目的もあり、単純に2倍感度が良くなるようなことはないけれど、それでもやはり4アンテナのほうがよく映ることが確認されました。

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追記:5月17日
片道470キロのドライブへ行って気付いたのだけど、追従走行中(ACC)突然前走車を見失って急加速することがなくなりました。まあこれは改善されたというより正常に戻っただけですが、車内における中華製品の電波障害を減らす努力は地デジ受信以外にも効果があるようです。
Posted at 2022/05/09 19:23:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地デジ | クルマ

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