
久々に「新車」なるものに試乗しました。
ユーコンを第2期チューニングに進める気は変わってないですが、クルマの維持費を計算してみたところ、今の乗り方だと、220ブルーテックのほうが年間80万前後安い (--;;
来年、円高方向に進むと見ているので、年内のチューニングはラムエアのみに留め、デカイものは来年に回そうかと思っており、いろいろ見てます。
220ブルーテックに興味を持つきっかけになったのは、このクルマです↓

メルセデスベンツV220d。
これのAvangarde Longです。
何ヶ月か前にYoutubeで見て、新型はなかなかカッコいいな~なんて思っていて、何気なくメルセデスのホームページを見て、最近国内デビューしたことに気づく!
しかも、ガソリン車先行かと思いきや、ディーゼルが入っている!
先代より高級化され、円安のタイミングでの導入なので800万超えかな、と思ってたので、想像していたよりは安い!
そして、見積もりシミュレーションをすると、諸経費もその辺の中古車より安い (^^)
このクラスの新車の諸経費って、昔みたく何十万ではなく、減税で中古車より安くなるんですね。
知りませんでした。。。 すみません、新車にうとくて (≧≦)
そして、決定的に思えたのは、内容を久々にマジマジと見たメルセデスケア。
自分の距離だと、最初の3年だけですが、オイルやら定期点検やらメンテ代がほぼ"ゼロ円"なのです!
そして、日本のカタログ燃費JC08は15.3km/L。
イギリスのデータだと、19.13km/L。
高速燃費はフツーに16~17あたりはいくでしょうね!
動力性能は0-60mph加速11.4秒、最高速195キロなんで、どちらかと言うと遅い部類ですが。。。 (^^;;
この燃費とほぼタダになるメンテ代。距離走る身には大きいのです!
逆に言うとかかるのは、税金と保険料くらい。
下取りとヤ○セが引きそうな値引額を出して、残価設定3年で試算したら、アレ?ローン入れても、ユーコンの維持費より安い?ってなったわけです。
ホントはこの残価設定ローンって好きじゃないんですけどね、、、ユーザーが得に見せかけながら、ローン会社が儲かるビジネスモデルなので。
全部かわからないですが、例えば、700万の50%の350万を残価設定し、3年で払うとすると、金利は350万ではなく、700万に対してかかります。
ローン会社は通常6年かかる金利の回収を半分の3年で回収できるということなのです。最終回が350万の36回払いという言い方もできます。
ま、それはそれとして、Vクラスが悪いわけではないので、見に行ってみましたが、、、
各ディーラーにそれなりにクルマが揃うのは来年のようで、まだ見れなかったです(>.<)
では、次に興味のあるCLS220 シューティングブレークについて聞いてみます。
クーペの試乗車があるということで、試乗することに!
登場したのはダイヤモンドシルバーのAMGライン。
薄いブルーが入ったシルバーメタリックですが、いい色です (^^)
グレーメタのAMGラインが合うかな、と思ってましたが、この色もいいですね!
乗り込んでポジションを取りますが、想像以上に低い、というか視界が狭い(--;
斜め横は少し見づらいですが、ミラー大きいし、前後は見えます。
冷静に見ると、着座位置がインパネと窓に対して低いのはXJと同じくらいですが、窓の高さがなく、フロントがかなり寝てるので、視界が狭く感じるのだと思います。
走り始めは左横の感覚を掴めず、少し怖い感じがしました。
走り出して、まず思うのは乗り心地がイイ!
19インチにロープロファイルのタイヤとは思えません。
肝心の220ブルーテックエンジンですが、なかなか説明するのが難しい感じです (>.<)
アイドリングストップからのかかり出しは、明確にディーゼルと分かる音がしますが、走っている限りはディーゼルを意識することはありません。
実際問題、ガソリンターボも特段いい音がするわけではないですし、ディーゼルだから音や振動を気にする時代ではなくなってきましたね。
そして、鼻が軽い感じはしますが、エンジン自体はふんわり滑らかで、4気筒という感じもしません。ガソリンターボだと4気筒であることが見え隠れしますが、それがないので、V6と言われれば、信じてしまいそうです。
エンジン回転の伸び方とトルクの出方が、車速の伸び方に比例していて、とても自然な感じがします!
こういう制御はメルセデス、上手いですね(^^)
ただ、これはエンジンだけによるものではないはずです。
7A/Tがいい仕事します。少し前まで制御が今ひとつであったメルセデスA/Tも、何速に入っているか言い当てるのが難しいレベルまで来ました!
BMWのディーゼル + 多段A/Tは、A/Tがいかにもパワーバンドに乗せてます!って感じで分かりやすいモデルが多いですが、メルセデスのほうは、A/Tが仕事していることを必要以上にドライバーに伝えてこない感じで、メーカーのキャラが出てます。
そして、フル加速をすると、少しSクラスを思わせる"動く部屋"的な感じで空間が加速していく感じがあります。スピード感があまりないタイプで、回転の上昇も音も自然で、ここでもディーゼルや直4であることを意識することはありません。
0-60mph加速8.2秒、最高速224キロなので、特段速いわけではないですが、乗ってみると、遅い感じでもないです。
燃費は高速巡航で21~22km/Lくらいはいくみたいです。
欧州のデータでは25km/Lなので、20は確実に超えてくる感じがします。
少し気になった部分は、電制パワステのフィーリング。
タウンスピードで切り込んでいくと、少し不自然なグニャとした重さを感じます。
そして、もう一台、C220d Sports Station Wagonにも乗せていただきました。

C Classにはあまり興味なかったのですが、最新のパワトレ+ドラトレという点では気になっており、ショールームでそんな話をしていたら、たまたま、試乗車が空いており、試乗させていただくことになりました。
乗り込んでみると、まず、新しい感じがします。
CLSも最近のメルセデスという感じですが、こちらは少し曲線ががった最新のメルセデスのデザイン言語でまとめられています。
ショールームでC Classに座ったときは少し狭い感じがしましたが、しばらく座っていると、さほど気にならなくなります。
CLSと比べると視界も広く、パッと乗って、何も気にせずにすぐ慣れそうな感じです。
同じ試乗ルートに向け出発しますが、まず、走り出しからして軽いです。
正直、そんなに差はないだろう、と思ってましたが、想像以上に違います ∑o(*'o'*)o
CLSとの車重差が約100キロですが、それ以上に軽快に感じますし、全体的にこちらのほうが新しく、制御が自然に感じます。
静かさはほぼイーブンですが、こちらのほうがアイドルストップからの復帰のマナーが少し良く、何故かディーゼル音が気にならないです。
そして、9A/Tもなかなかに自然に変速していきます。CLSの7A/Tと比べると、こちらのほうがエンブレが少し強い感じがします。
ただ、軽快と言っても、BMW 320dのようにクルマ全体が軽快に味付けされてる感じとは違い、根本には落ち着いた感じがあります。
メルセデスならではの、なんかアットホームな感じというか。
ステアリングのフィールもCLSより自然ですが、唯一気になったのはフル加速時の変速。
データ上は0-60mph加速もC220dのほうがCLSより1秒近く速いんですが、変速が多い分、CLSのほうが速くパワフルに感じます。
加速G自体はイーブンですけどね。
燃費はC220dのほうが少しいいようです。22~23km/Lの高速実燃費。欧州データは27.2km/L!
乗り心地に関しても、Sportsはエアサスなので、街中を走ってる限り、CLSと大差ないです。
クルマの味付けも制御に左右される時代、制御技術は急速に進んでいるので、新しい分、良くなるんだなぁって印象を持ちました。
そんなわけで、C220dは全くノーマークでしたが、こっちのほうがフィーリングが良く、気に入ってしまいました!
新しい分、完成度の高いCクラスと比べると、モデル末期のEクラスベースのCLSは少し古さが見え隠れしますし、なかなか難しいポジションのクルマに見えてきます。
上には"動く部屋"の絶対的な存在であるSクラスがいて、下には新しいCクラスがいる。良く言えば、両方の要素を持ってますが、悪く言うと、どっちつかず。
でも、CLSのほうが艶があって、カッコイイというところが、またニクイ。。。
そして、これは後でカタログ見て気づいたのですが、自分の使い方だとCLSかなって思う部分が1つあります。
それはタンク容量。C220dの66Lに対して、CLS220BTは80L。14Lの差ですが、この燃費だと、航続距離が200キロ以上変わることになります。
現実にはタンクギリギリまで給油しないことはないので、往復600キロくらいの工程を無給油で2回(1,200キロ)走れるか、という差が出てきます。
ガソリン価格って場所によって結構変わるので、給油場所の自由度が増え、自分的には結構ありがたかったりします。
2台乗り比べると、上に書いたような印象を抱くと思いますが、最新のディーゼル、制御という意味で、2台とも非常に良く出来たクルマです!
正直、2.2Lの直4なので、もう少し安っぽいかと思ってましたが、全然そんなことはありません!
こうなってくると、他のモデルも気になります!
元々、興味のあるV220dに加えて、値段的に近いところに持ってきたJaguar NEW XFのディーゼル、そして、ジャパンプレミアを控えたF-Paceのディーセル!
きっと、どれも出来が良く、悩ませてくれると思います (^^)
ただ、ディーラーからの帰り道、愛車ユーコンに乗り、「こっちのほうが全然トルクある!」と感じたことも最後に付け加えておきます。
ブルーテックも400Nmなので結構なトルクですが、6リッターNAのトルクの出方とはやはり違います。
ユーコンはチューニングされたV8ならではの味わいがありますが、ブルーテックは不思議と何CCで何気筒というのが、あまり気にならないのです。
自分の年間3万キロという乗り方が特殊なのだとは思いますが、維持費の安さで新車のメルセデスを検討する、、
w124、w140、r129などが現役であった時代は維持費も含めてベンツでしたが、ずいぶん変わったなぁ、と感じます。
モーターショーももうすぐですし、久々に新車で気になるクルマにいろいろ触れてみようかなって思います!