
納車が2年前のホワイトデーなので、約2年が経過しました。
2年間での走行距離は57,000キロを超えるあたりになると思います。
1台のクルマに、これだけの期間と距離を乗ったのは、今回が初めてです。
これまで乗ってきたクルマ達を振返ってみると、こんな感じです↓
'92 Range Rover County, 4,900キロ, 9ヵ月弱
'94 Chevrolet Corvette C4 6M/T, 10,800キロ, 1.5年
'98 Ferrari 355F1 Berlinetta, 2,300キロ, 1年3ヶ月
'94 Chevrolet Corvette C4 A/T, 3,100キロ, 11ヶ月
'99 Chevrolet Corvette C5 A/T, 2,800キロ, 1年8ヶ月
'03 Mercedes Benz CL600 Brabus, 1,000キロ, 1年3ヶ月
'95 Land Cruiser 80 ハイリフト, 6,000キロ, 11ヵ月弱
'98 Land Cruiser 100 カスタム, 15,700キロ, 11ヵ月強
'04 Porsche Cayenne Turbo, 22,700キロ, 9ヵ月強
'03 Jaguar XJR, 39.500キロ, 1年5ヶ月
最初の2台はアメリカ在住時で、ランクル80の途中くらいまでは今のような出張漬けの生活ではなく、クルマは週末スペシャルという位置づけで、年間走行距離も数千キロってレベルでした。CL600なんて、今では1~2週間で走ってしまう距離しか乗ってません。。。
基本雨の日は乗らなかったですからね。。。
355は雨がベルトを直撃し、C4は下から雨漏り?し、C5改とCL600 BiTurboは雨だと結構暴れましたから、、、面白かったですけどね (^^;
それが、高速中心に毎月2,000~3,000キロ走る生活へ。
クルマのチョイスも変わってきたと思います。
そして、こうした乗り方に最も合っているのが、ユーコンデナリなのだと感じます。
そんなユーコンとの出会いですが、購入した2年前ではなく、そこから遡ること2年半の2012年の夏頃です。まだ、このフルチューンのランクル100に乗っていた頃です。
中身も機関系との接し方のスーパーカーのようなデリケートさがあったランクル100フルチューン。このクルマも気に入っていたのですが、エンジンが調子を崩し始めており、乗り換えを検討していた頃です。
そして、その時の乗り換え候補の1台が、現愛車である'03年のユーコンデナリだったのです。当時、ウチから30分圏内のアメ車屋さんにあり、試乗までしたのですが、最終的な条件が合わず、この時は購入に至らなかったのです。走りに関してはギア比が結構ワイドくらいの印象しかなかったですが、この個体のコンディションの良さは記憶にインプットされました。
355を買った頃から、フルサイズのアメリカンSUVには、一度、乗りたいという思いがありました。ラグジー系カスタムが流行り始めた頃、まだアメリカに住んでおり、現地での印象が強かったのが一番の理由です。ただ、流行り始めの頃は、ハマーH2、エスカレード、ナビゲーター、デナリともにカスタム含めると、1,000万オーバーという世界で、似たような値段で買えた、こちらもどうしても乗りたかったフェラーリを愛車とする選択をしたのです。
その後も、ハマーH2、エスカレード、ナビゲーター、デナリは意識はしてきたものの、違うクルマが続きます。
「速さ」にこだわりがあったのが一番の理由ではあるものの、現実的なところでは、フルサイズSUVのコンディションと価格のバランスです。コンディションの良いクルマも確実にあるんですが、割高と感じるクルマがほとんどなのです。見に行った個体数で考えると、この4車種とタホで40台~50台は見てると思いますが、コンディションと価格のバランスに納得できたのは、ほんの数台です。
現愛車のユーコンは、その数台の中の1台なのですが、この個体を手に入れるのは、なかなかの争奪戦でした。車検間近のXJRから、乗り換え候補を探しているとき、たまたま市場に出てきたので、速攻で抑えました!
その後、帆世以上の条件での業販のオファーもあったようなので、あと半日遅かったら、どこかの業者の手に渡っていたと思います。
コンディションは、2年半前に試乗した時と同様に良く、前のオーナーさんたちが手をかけてくれたようで、カスタムも追加されてましたが、問題はその走り。。。
90キロくらいまで出すと、振動が酷い。。。 これには、参りました(>.<)
しかし、最初に手を入れたのは足回りではなく、K&Nエアフィルター、へダースとブレーキ回りなんです。
K&Nエアフィルターは自分で換えましたし、納車前からチューニングの相談をし、納車の翌週にはチューニングショップの門を叩いていたので、まだ、振動の件は認識できていませんでした。最初のチューニングでクルマが少し軽やかになりましたが、振動は相変わらずで。。。
いろいろ疑い、いろいろ調べました。
重たい鋳造ホイール?、ハブリングを入れると変わるのか? まだ、新しそうなタイヤがダメなのか??
2015年の夏頃だったと思いますが、前後スタビをオーダーします。
そして、翌週の夏休み、たまたま、サイズの合う鍛造ホイールをお得な条件で見つけ、デザインも好きな感じだったので、ホイールを先に交換(^^)
少し軽くなって剛性も上がったものの、どうやら振動の原因ではない。。。
せっかく足回りに手を入れるんで、タイヤもオーダーします。
Advan STが欲しかったんですが、サイズがなかったのと結構高かったので、80の時にも履いていたProxes ST II。
スタビも入り、消耗していたアーム類も交換したので、別のクルマのように走り、曲がるようになりました!振動とおさらばです!!
原因はタイヤのようですね。履いていたのはアジアンタイヤ。。。重いうえにカーカスもすぐ痛む。もう二度と履くことはないと思います。
さて、こうなってくると、カイエンに如何に近づけられるかってのが、チューニングのテーマになります!
自分が乗っていたのは初代の955ターボですが、「SUV」+「走り」という意味ではカイエンがベンチマークだと感じます。
K&Nエアフィルターをエアインテークにアップグレードさせ、ショックもカヤバのスポーツ系のものに交換しました。そして、マフラーもワンオフからよりパワーの出るCorsa Performanceのものに交換です。巡航は静かで踏むとデコトラのようにドュルドュルいう面白いマフラー(^^)
正直、カイエンと同じとは言いませんが、ハンドルの動きに対して忠実かつ無駄なくクルマが動き、素人が飛ばすレベルではカイエンと大きく変わらない速度でコーナーに入っていける感じになりました。乗り心地は決して褒められたものではないですけどね (--;;
ハンドルの遊びをより減らすためにLSDを導入したり、モアパワー、モアストッピングパワーと上を見れば切りがないですが、今の形は1つの完成形に達したと感じている部分もあります。バランス良く、素人が飛ばすくらいでは、きちんと着いてくるレベルにはなりました。
欧州車で遅くもなく速くもなくの130~140キロ巡航も快適にこなせるようになりましたが、ユーコンの良さは90キロで巡航してもイヤじゃない点です。これはなかなかすごいこと、というか、90キロエコランが苦痛にならないクルマって意外と少ないのです。特に欧州のスポーツ方面では。。。
飛ばしても、のんびり走っても快適、これがユーコン、というか、ユーコン"改"に乗り続けている最大の理由なのだと感じます。
そして、ここにはもう1つ理由が!
巡航性能が非常に高いのです。90キロでも130キロでも速度キープが非常に容易! トルクの出方、ギア比など、いろいろなものが絡んでいます。クルコンもほとんど使わないです。むしろ自分で燃費等も考えてコントロールしたほうが、違和感なく巡航できるような気がします。高速を一定速で走る、簡単なようで意外とこれが苦手なクルマもいます。特に国産のパワトレにモーターがついてるようなヤツは。。。
現在、オドメーターは128,000キロを超えましたが、オイルやフルイッド類をMoty'sにし馴染んできたので、快調です!
距離による不安もないですし、複雑な制御もないので、故障らしい故障も経験してないです。的確にメンテを続ければ、まだまだ走れそうな雰囲気です。
エクステリアは納車時と大きく変わってないです。納車時から気に入ってましたからね。
ホイール、フロントの車高、マフラーだけです。中身は変わってますが (^^;
Before↓
After↓
すぐに乗り換えたい理由もないんですが、やはり、いろいろなクルマを経験したいという思いもあります。
今の流れからすると、10年後にはヨーロッパ諸国を中心にCO2を出すクルマは激減し、EVへ移行していくと思われます。乗れなくなることはないんでしょうが、課税が変わったり、だんだんと乗りづらくなっていくのだと思います。
そうなると、ガソリンエンジン車の価値は二極化していくと思います。そうなる前に、ユーコンも含めてですが、大排気量車に乗っておきたいという心境です。今後値が上がる一方のクルマもありますからね。