• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

イトケン(G)のブログ一覧

2014年12月31日 イイね!

メルセデスベンツ・GLA250・4MATIC

メルセデスベンツ・GLA250・4MATIC A-classプラットフォームの第四弾、GLAの250・4MATICを試すことが出来た。A-classに車酔いしたことや、CLA180がわずか半年でヤレヤレになってしまったことなどから、Aプラットフォームには食傷気味で、GLAにも期待していなかったのだが、まぁその、良かったっす。

 これまで乗ったAクラス兄弟たちの1.6Lのロープレッシャー過給機のエンジンは、やっぱり力が不足している。普段使いには支障はないものの、常にメリハリのあるアクセルワークが必要だし、ちょっぴり飛ばしたい時には歯がゆい思いをするのではないだろうか。

 これに対し、今回のGLA250のパワートレーンは2Lの過給機なのだが、これが良かった。普通に良かった。普通なところが良かった。下から上まで(上まで回せるシチュエーションはほとんどなかったが)、モリモリ走る。オレの好きなトルク型のエンジンだ。

 そして7段のギアが、ガシガシと小気味よく反応する。何の予備知識もなく運転したので、コイツはDSG(ダブルクラッチ)の類だと思ったのだが、後で調べてみたらトルコンだった。ロックアップが素早いんだろうね。ここまで、きっちりロックアップできるのであれば、もう無理にDSGじゃなくてもいいんじゃないかと思う。

 不思議なのは、クルマがオレの気持ちを分かっているんじゃね?と思うぐらい、欲しいギアをチョイスするってこと。普通のクルマは、燃費対策のためにドンドンシフトアップして行ってしまう。でも、気持ちは「今すぐには加速はしないんだけれど、ギアは3速あたりで引っ張りながら様子を伺いたい」って時ありません? このGLAはそのイメージ通りのギアをチョイスしてくれる場面が何度もあった。

 足回りも、懐が深いね。タイヤのサイズ、あるいはストロークディスタンスによるものか、ばねレートの関係か、ともかくどっしり、しっとりだ。フロントもリアも足がよく動く。ハンドリングはA-classのような、シャキシャキ感はないけれど、バスっと曲がる。

 あと、パッケージングがいい。荷物を積むのも人を乗せるのも、楽ちんでちょうどいい。車高が高いので、段差も怖くないし。あと、燃費も良かった。1000kmほど走って12km/L。

 そして、何よりカッコいい。Aクラス4兄弟の中では一番カッコいい。

 上位モデルとの差をつけるためにオートライトも完全オートじゃなかったり(これについてはこっちの方が好き)、キーが差し込むタイプだったり、アクセルがペンダントだったり、小回りが全然利かなくて、車庫入れが大変だったり、いろいろ気になるところもあるにはあるけど、良いクルマです。

 けど、要らないかなぁ、このクルマは。重役クラスになって、毎日精神的なプレッシャーと激務でクタクタになる生活になってしまったら、こういうクルマもいいかなぁとは思うけど。ま、でも、それならC-classの方がいいなぁ。

 あ、でも、それなら、BMWの523dの方がいいなぁ。

 あ、でも、それより、マツダ・デミオの方がいいなぁ。

 結局、そこ。

 今年一年で、オレが乗ったクルマの中で何が一番良かったか、というカーオブザイヤーは、デミオが一番良い点数でした。同点で愛車MINI・R56。MINIを超えるクルマに今年は出会えませんでした。

 2015年もヨロシクお願いします。
Posted at 2014/12/31 22:24:17 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2014年12月27日 イイね!

スズキ・キャリイ

スズキ・キャリイ 車齢20年余のスズキ・キャリイを運転する機会に恵まれた。新車ってのは、その気になればいつでも乗ることができるが、古いクルマは縁がなければ乗ることができない。とても貴重な体験でした。

 乗ったのはDC51T型中期のキャリイ。

 このモデルで10代目なんだそうで。ひょえ、これより古い型が9つもあるの?すげぇな。紐をとけば、その歴史は1961年から始まる。スバル360によって日本のマイカーの歴史が幕開けした、その3年後ということだ。ひょっとして、現在売られている日本の軽自動車の中で最も歴史のある車種じゃない?違う?

 ウンチクはさておき、このクルマ、スゲー良かった。ビックリした。

 ラダーフレーム構造のクルマの剛性感って、こんなにすごかったんすね。リーフスプリングも、堅牢さを演出するのに一役買っているのだろう。どんな段差があろうと、どれだけクルマが揺さぶられようと、びくともしない堅牢さ。キャリイに乗った後で、この子より10歳以上若いエブリイ(スクラム)に乗ったら、まぁ、剛性感のないこと。恐るべしラダーフレーム。

 実はオレ、昔、軽トラックも持っていたのです。三菱のミニキャブ(営農仕様)。これも当然ラダーフレームだったんだけど、良いクルマだとは思わなかったなぁ。オレの三菱・ミニキャブは後輪駆動の2WDだったのだが、これがフロントヘビーで。空荷だと後輪のトラクションが完全に不足してしまう。ちょっとした曲がり角を低速でクリアしようとするだけで、リアがはねてトラクションが抜ける。んで、デフギアのせいで、エンジンの回転数がワーンと跳ね上がる。LSDの装着を本気で検討したぐらいに乗りにくかった。

 そのイメージで、今回のキャリイもおっかなびっくり曲がったら。あら。全くリアが暴れない。速度を上げてラフ操作しても大丈夫。うわー、メッチャ楽しいな、これ。この剛性感に、このトラクションを後輪で伝える楽しさ。そして、ノンパワステですからね、ハンドリングもナチュラルで、超気持ちイイ。また、エンジンが良く吹けるんだ、これ。F6Aって、名機だと思う。

 軽トラックの王様は今でも、スバル製・サンバーです。この地位は、まだ誰にも塗り替えられていないと思う。メルセデスやBMWのような剛性感と安定感は、軽トラの域を完全に超えていた。が、このスズキのキャリイも、イイ。すごくイイ。サンバーには及ばないが、下手な小型車なんかより、ドライビングプレジャーにあふれている。さしづめ、軽トラック界のアルファ・ロメオですね。

 そして、今発売中の最新キャリィも、かなりイイと言うじゃないですか。ロボタイズドMTも優秀らしいし。走りを楽しむためにキャリイを買ってもいいかな、と、割と本気で思う。
Posted at 2014/12/27 17:26:38 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2014年12月25日 イイね!

MINI Cooper D CROSSOVER

MINI Cooper D CROSSOVER こう言うクルマに乗ると、自分の中の、「いいクルマの定義」を少し訂正しなければならないなぁと思う。加速フィーリングとか、なめらかな乗り心地とか、リニアなハンドリングとか、静粛性とか、そういう基本的な性能と「愉しさ」とは必ずしも一致しないのである。

 MINI・COOPER・D・クロスオーバーは、ざっくり雑なクルマである。走りの性能や、部分的なフィーリングをピックアップすれば、ライバルになるであろうマツダ・CX-5やデミオ(CX-3をイメージして比較対象にあげました)、メルセデス・GLA250の足元にも及ばない。

 エンジン音は、まんまディーゼル。トラック然としたオレたちが良く知っているディーゼルの音である。加速は力強いが、「劇的に」とか「驚くほど」とかいう前置詞は必要ない。あえて置くとすれば「賑やかに」か。

 ステアリングに対するクルマの動きも、よく言えば「ゆったり、どっしり」、悪く言えば「のっそりと、鈍い」。お世辞にも「MINIらしくていいですね」とは言えない。

 クロスオーバーの内装は、R56のデザインをリデザインしたものだが、まとまりがなくて、安っぽくて、やっぱり雑。

 しかし。この雑なクルマが、なんだか楽しいんだなあ。

 その名の通り、このクルマを「クロスオーバー車」としてみるならば、これほど明確なクルマはない。賑やかなディーゼルエンジンも、鈍いハンドリングも、雑然とした内装も、すべては様々なシチュエーションでタフに走るための仕様だと思えてくる。今どきのSUV車や、クロカン風のクルマがすっかり忘れてしまった、泥臭さ、汗臭さがこのクルマにはある。

 ガソリン車のクーパーS・ALL4やクーパーを試した時は、変なクルマだなと思ったが、今、思えば、雑さが足りなかったんだな。中途半端にお上品なところがあってチグハグだったのだ。うるさいディーゼルを積んだおかげで、コンセプトが完成した。すべてのピースはそろったのである。

 走りなれた道が、冒険のステージに思えてくる。

 トランクに皮のジャケットと双眼鏡と寝袋を放り込んで、冒険の旅に出かけたくなる。走るだけ走って疲れたら、そこでコーヒーを沸かすのだ。

 そんな風に、夢を描けるクルマってのは、案外少ない。そう言う意味で、MINI・COOPER・Dクロスオーバー、いいクルマです。MT車があれば買います。ないので買いません。残念。
Posted at 2014/12/25 12:52:55 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2014年12月22日 イイね!

新型アルト、発売

新型アルト、発売 アルト本日発売です。色々とトピックスの多いクルマだが、まずは懸案のシートから。

 ほとんどのグレードにシートヒーターが付いているのにビックリ。それについて明確なプレゼンがないのだが、オレは、シートヒーターも燃費対策なのだと受け止めた。

 先日乗り回したメルセデス・ベンツのGLA250にシートヒーターが付いていた。貧乏性のオレの脳内には「ヒーター=電気を食う=お金がかかる」という安易な図式ができていたのだが、「ヒーターを使えばエアコンは必要なく、結果、燃費が良くなりますよ」との説明を受けた。1000kmほどの走行の結果は、11km/Lという、まずまずの燃費を示していた。

 アルトのシートヒーターも燃費対策だということ、これは、もっとアナウンスしたほうがいいんじゃないか、って、まぁ、その、それはオレが勝手に決めつけているだけなんだけれど。ホントは暖かくて気持ちイイから付けただけなのかもしれないけれど。

 そして、シートサイズ。これまでスズキがエントリーグレードに採用していた一体型シートとは、サイズが違った。エブリイ・バンの一体型シートは、許容身長がせいぜい160cmまでだったので、そのサイズをイメージしていたら、二回り大きかった。

 想定している身長は160cm~175cmぐらいだろうか。とは言え、このシートで、様々な体型を受け止めるのにはやはり無理がある。ウレタン一体形成で、ホールド性が悪いばかりかエルゴノミクスに叶っておらず、ターゲットに収まる身長の人でも、不満を抱く人は多いと思う。腰痛持ちの人は要注意ですよ。購入検討する際には、丁寧に見たほうがいい。そして、セパレート化を強く求めたい。

 走りについては好みが分かれるかもしれない。パワートレインについては、ビンビンとよく回るエンジンと、世界一お利口なCVTのおかげで元気に走るのだが、ハンドリングにちょっと癖がある。手ごたえや安定感はそれなりにあるのだが、動きだしのモーションはぐらっと大きいし、ステアリングが戻ってこない領域がある。低反発マットをギューと抑えた時のような手ごたえ、と言えば分るだろうか。

 ま、でも、このクラスのクルマに完全な走りの質を求める方が無理と言うものだ。無理を承知で、あれこれ求めたくなってしまうのはなぜかと言えば、アルトがカッコいいから、に尽きる。「めがねガーニッシュ」なんて、もう、たまらないね。オレが乗った子は茶色のボディにクリーム色のめがねをかけていた。超カッコいい。安っぽさにあふれるインテリアも、それがカッコいい。そして、実際に安いのだから、文句もなかろう。

 カラフルなメガネをかけたアルトが街にあふれてくることを想像すると楽しくなってくる。このクルマが、街の風景を変えるんじゃないかな、と期待している。
Posted at 2014/12/22 23:50:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記
2014年11月01日 イイね!

マツダ・デミオ

マツダ・デミオ ちょっと前まで、日本車のコンパクト部門はスイフト一択だったのだけれど、スゴイ刺客が登場です。新型デミオ、めっちゃイイです。ディーゼルへ視線が集まっていますが、ガソリンもいい。もちろんディーゼルもめっちゃイイ。ついでに言うと、マツダ車の中で一番イイ。さらに言うと、日本車の中で一番イイです。

 まず、注目のディーゼルから。
 アテンザやアクセラのディーゼルは、小さく抑え込まれているものの、ディーゼル特有の音や振動があった。お世辞にも上品とは言えない個性を発揮していて、フラッグシップモデルとしては上質さに欠けていた。

 デミオディーゼルは、そのディーゼルっぽい音や振動が全くない。ガソリンエンジンとは違う存在感はあるものの、ディーゼルと知って乗っても、ディーゼルとは思えない。BMW・523d(クリーンディーゼル)と同じぐらい、上品に調教されている。同じBMWを例えに使うと、X1・1.6i(ガソリン車だよ)の音や振動のほうがデミオよりよほど騒々しい。

 走らせれば、トルクフルに走る走る。ギアによっては、走りすぎてしまうぐらい力がモリモリ。回してもなめらかで、上品。ディーゼルだなんて思えない。

 フロントヘビーと評されていたが、街中では全くそんな印象はなく、なめらかに動く足のおかげで、懐の深いどっしりとした乗り味を堪能することが出来た。

 また、ディーゼルについてはMT車で試乗が出来た。このトランスミッションが絶品。カチッとしているのに操作が軽くシフト操作が気持ちイイ。アテンザのMTはクラッチの反応に荒々しさを感じる場面が少なからずあったのだが、デミオはもう文句のつけるところがない。

 ガソリン車はATを試乗。
 デミオの2ペダルは、あの出来の悪いCVTを捨てたのよね。昔ながらのトルコンに絞り込んだ。トルコンですから自然な走りで気持ち良いですよ。良く走るものだからガソリンも1.5Lだと思って、後でスペックを見てビックリ、1.3Lだったのね。スゲー良く走るよ。

 ガソリンエンジンも、乗り味は上質。文句の付けどころがありません。

 以前、アクセラやアテンザのインプレでは、ボディは雑味やゆるさを感じると書いたと思う。デミオについても、ボディは必要以上に固めすぎていない印象だが、サイズの関係だろうか、そのゆるさがちょうどいいしっとり感や上品さにつながっていて、実にバランスがよい。音や振動もアテンザやアクセラよりも抑え込まれているように思う。

 あ、あとね。デミオもアクセルはオルガンペダルでした。このクラスでは海外勢を含めても、デミオが唯一オルガンペダルだね。しかも位置と言い角度と言い、すべてが絶妙で、フィット感がハンパない。オレのMINIより足への負担が少ない。それだけでも買う価値があります。

 一つだけ直してほしい場所があるとしたら、ドアのヒンジ。プレス形成ではなく鋳物で作ってくれたらいいのにな。とは言え、それはオレのただのこだわり。実際、ドアの取り付け剛性もメッチャ高くて。いったいこれはどういうこと?

 いま、クルマを買うならデミオがイイですよ。他に薦めるべきクルマが思いつきません。

 ちなみに、CX-5とアテンザ、間もなくマイナーチェンジです。足回りにだいぶ手を入れます。デミオぐらい良いクルマになってくれれば、こちらも買いです。こうご期待。
Posted at 2014/11/01 23:22:44 | コメント(7) | トラックバック(0) | 試乗レポート | 日記

プロフィール

「N-ONE:e http://cvw.jp/b/129992/48657667/
何シテル?   09/15 21:51
細々と・・・ クルマのブログはじめました。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

トゥインゴS ~売れないだろうな、このクルマ~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/10/03 10:29:24
ルノー・カングー~これは、船です~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/30 21:38:33
教育問題 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2012/07/12 10:58:14

愛車一覧

シトロエン ベルランゴ シトロエン ベルランゴ
二台目のフランス車。 初めてシトロエン。 二台目のフルゴネット。
ミニ MINI ミニ MINI
5台目のMINI。 3台目のR56クーパー。 2代目のクリスタル。
日産 ノート e-POWER 日産 ノート e-POWER
初めての日産。 初めてのハイブリッド車。 初めての電気自動車。
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
 悪路走破性に特化した骨太で堅牢なクルマです。街を流すだけでも独特の世界観が楽しめます。 ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation