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イトケン(G)のブログ一覧

2012年10月24日 イイね!

TEK-TEKインプレッション

TEK-TEKインプレッション K・ヤイリのトラベルギターTEK-TEK。Gemozoさんからこのギターをいただくまで、トラベルギターなどというジャンルのギターがあることを知りませんでした。文字通り、旅に持っていくギターということだ。

 確かに、旅先ではギターを弾きたくなるのです。良い景色、よい空気の中に身を置き、仕事の煩わしさから解放された時に、いつもギターを弾きたくなる。MINIやデミオ(スイフトの前車)では、旅の荷物に加えてギターのハードケースを積み込むことは至難の業で、旅先でギターを弾くことはあきらめていた。

 しかし、このTEK-TEKであれば、荷室のちょっとした隙間にねじ込むことや、トノカバーの上にぽんと置くことができる。また、ソフトケースに入れている状態でもきわめて軽く、電車の旅でも、背中に背負えば邪魔にならない。こんな風に、いつもギターが手元にある旅ってのは、考えるだけ楽しくなる。旅先の駅のホームで、電車待ちしながらポロポロ弾きたい。あー旅に出たくなったぞ。

 そして、肝心の音なのだが。これが結構面白い音がするのだ。

 ボディが小さいので、音色自体は深みはないのだが、琵琶の様な、ガロンと乾いた響きで鳴る。あるいはバンジョーにも音色は似ている。5フレットあたりにカポをすると、今度は、ウクレレに似た音色になる。そして箱鳴りをするので、音量が想像以上に大きい。この鳴りの良さがK・ヤイリの技術なのだ。

 ブレイシング(板の裏に張ってある力木)も、板の振動をスポイルしないように形状や配置を工夫されている。そして、塗装だ。ワックスを塗っただけのようなマット塗装(艶消し)なのだが、通常のラッカーやアクリル塗装と比べると、板は振動しやすく鳴りは良くなる。

 ギターメーカーの老舗としての技術とアイデアを詰め込んで作られたギターなのだね。

 スペックは、トップはスプルース、サイドとバックはオバンコール、ネックはマホガニー、指板はローズウッド。サイドバックのオバンコールというのが面白い。この板を使うメーカーは少ないのだが、木目がローズウッドのように表情豊かで面白い。そして、音もマホガニーより鳴ると思うんだよね。

 一つだけ弱点がある。琵琶のような形状なので、座って膝に乗せて弾くことが難しい。ストラップで肩から掛けるスタイルが、デフォルトだ。いや、ストラップで体に固定して、常に弾きながら歩くのが正しいのかもしれない。ストラップをしていれば、手を離してもギターは落ちないし、安定して胸のあたりにくっついてくれる。今も、ギターを抱えてパソコンを打っている。

 このギターを抱えたままで、店に入ってカレーを食べても違和感がないはずだ。

 ただ、その勇気はまだない。
Posted at 2012/10/24 01:08:45 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月22日 イイね!

友来る

友来る ギターを下さいなどという厚かましいお願いにもかかわらず、Gemozoさんからギターが届きました。それがこれ。K・ヤイリのTEKTEKというギター。本当にありがとうございます。 次に慰問コンサートをするのはちょっと先なのですが、その時にはまた報告をいたします。

 持っていく予定にしているのは、養護老人ホーム。養護老人ホームは、介護を目的としている特別養護老人ホームとは違って、身寄りがなく経済的にも一人では生活できない高齢者を措置として入所いただいている施設。自分の身の周りのことは自分でできる人も多いので、ギターがあれば、楽しめる幅が広がると思う。

 オレのジイちゃんもバアちゃんも、全員あの世に旅立ってしまっている。老人施設で高齢者の方を相手に歌うことは、ジイちゃんやバアちゃんにかわいがってもらっているような気持ちになり楽しみの一つになっている。何をやったって喜んでくれるんだから、まさに、孫を見つめるような気持ちなのだろうと思う。

 そして、こんな風に、自分のジイちゃんにも、もっと歌を歌ってやればよかったな、と、せつない気持ちにもなる。

 オレのジイちゃんが死んだのは5年前だ。92年の大往生だった。脳梗塞で倒れて体の自由がきかなかったバアちゃんを、20年以上自宅で一人で介護し、看取った後、しばらく一人の時間を楽しんでから、自分もまた旅立っていった。死ぬ直前は、認知症の症状が出て、何もわからなくなってしまっていたが、それがとても怖かったようだ。「何もわからんようになってしまった」と何度も嘆いていた。

 それでも最期の最期まで、忘れなかったのが歌だった。

 ジイちゃんが死ぬ前日、オレはたまたま仕事が休みで、ジイちゃんと二人で過ごすことができた。虫の息でベッドに横たわるジイちゃんの隣で、やることもなく手持無沙汰だったので、オレはギターを持ってきて弾いた。聴いているか聴いていないか、そして歌の歌詞を理解しているんだかしていないんだか分らなかったが、静かに一曲歌った後で、ジイちゃんに「何か歌ってよ」とおねだりをした。

 最後のオレのおねだりに、一つ一つ言葉と音程を確かめながら歌いだしたのが「月の砂漠」だった。

 両親が共働きだったオレは、幼少期のほとんどの時間を、ジイちゃんとバアちゃんと過ごしていた。そして、子守唄としていつも歌ってくれた歌がこの歌だったのだ。

 このTEKTEKで、今夜は「月の砂漠」でも歌おうかな。
Posted at 2012/10/22 23:30:18 | コメント(7) | トラックバック(1) | 日記
2012年10月20日 イイね!

トランペット

トランペット 実家の納戸から、今度はトランペットが出てきた。かれこれ20年近くも使わないで眠っていたのにもかかわらず、ケースを開けるとピカピカのクロームボディが目に飛び込んできた。

 スライド部分を外してみると、まだグリスが乾かずにちゃんと残っていて気密性を保っている。ケースの中に入っていたグリスがまだ使えそうだったので、再度、念入りにグリスアップして元に戻した。バルブオイルも残っていたので、ピストンを念入りにオイルで濡らす。

 そして、吹いてみる。

 かすれたような音だが、ちゃんとトランペットの音がした。長い間声を出さずにいた後の第一声のように、トランペットの音が、カサカサしていてぎこちない。キーを確かめながら、アドリブで適当なフレーズを吹いてみる。かすれたような音が、だんだんツヤのある音色に変わっていく。

 トランペットを吹き始めたのは小学校5年生の時。しかし、このトランペットは、オレではなく、妹がばあちゃんにねだって買ってもらったものだ。兄のやることを何でもマネしたがるというのは第二子以降の子どもの習性らしく、妹も小学校の鼓笛隊に入部した。そして、第二子の容量の良さでちゃっかりとおねだりをしたのだ。第二子は飽きっぽいのも例にもれず、妹は中学では剣道部に入ったので、このトランペットはオレが譲り受けた。

 中学、高校と吹奏楽、大学に入ってからはバンドと、それぞれの音楽シーンでこのトランペットはオレと共に過ごした。

 最後にこいつを手にしたのは、いつだったっけな。

 10年前にばあちゃんが死んだ時も、トランペットの事は思い出さなかったが、こうして手に取ってみると、思い出さなかった記憶が次々と蘇ってくる

 あらためてトランペットを眺めてみる。真鍮でできた楽器で、作りは非常にシンプルだ。塗装は安価なニッケルメッキ。しかし、ピカピカの輝きは全く色あせていない。おそらく普通に使っていれば、この先も何十年と使えるだろう。世代を超えて引き継ぐことができる楽器だ。

 世代を超えて使える道具というのは、案外少ない。そういう道具が身近にあるだけで、ホッとするような心のよりどころになる。

 MINIに感じる愛着も、これに似たところがある。MINIはクルマだから、トランペットほど長くは使えないかもしれないし、そもそも最新のテクノロジーで作られたハイテクな工業製品だ。しかし、このクルマには、1959年にイギリスで生まれてからここに至るまでの長い歴史がしっかりと表現されていて、それを肌で感じることができる。わざとらしい演出だとか、大げさなフィーチャーだとか言われることもあるが、こんなにわかりやすいモチーフを表現しているクルマは多くない。

 MINIもまた、オレの心のよりどころである。
Posted at 2012/10/20 15:50:08 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月18日 イイね!

ギターをください

ギターをください こう見えても(あ、見えていないか)、オレ、ミュージシャンなんす。と言ってもプロではなく、人としてミュージシャンなんすね。ミュージシャンと言う生き物。一般的には、アマチュアだとか、音楽が趣味とか、そういう括りになっているらしいので、そう言う感じです。時々ライブバーで演奏したり、シャワー浴びながら鼻歌歌ったりする程度のアマチュアミュージシャン。

 そして、こう見えても(あ、見えていないんだったっけ)、時々、近所の老人ホームやグループホームで、ギターの弾き語りで、慰問コンサートをしたりしている。

 慰問コンサートは、ライブバーやカフェで演奏するよりもオーディエンスの質が良くて、知ってる歌は大きな声で一緒に歌ってくれるし、知らない歌でも知っているつもりでなんとなく適当に歌ってくれるし、しんみりと歌い上げれば涙ぐんでくれるし、なんちゅーか、いちいち喜んでくれるのでミュージャン冥利に尽きる。

 先日、老人ホームで歌ったときに、「ギターを弾いたことがある人はいますか?」と聞いたら、チラチラと手が上がった。しかし、ギターを持っている人はいなかった。「ギター欲しいですか?」と聞いたら、欲しいとのこと。ま、それならば、要らないギターを持ってきますと約束をした。

 ギターって、突き詰めていけばどれだけでも奥の深い楽器なのだが、入り口も広くて、コードを二つか三つ覚えれば、適当に歌の伴奏ぐらいはできるようになる。知り合いの人は70過ぎてからギターを覚えて、今では時々ライブカフェに出没したりしている。老人ホームでの生活はどんなだかよくわからないのだが、ギターを練習する時間はいくらでもありそうな気がするし、何より元気で長生きするのにはすごくイイ気がする。

 そして、実家を家探しして、古いギターを2本ほど引っ張り出してきた。雑巾でギターを拭いて弦を張ったら、バキッと音がして、ブリッジが剥がれた。もう一本はネックの反りがひどくて、どれだけロッド調整してもピッチが合わない。

 や、困った。

 あと、わが家にあるギターは、すべて高級ギターばかりだ。約束してしまったのに、あげられるギターがない。

 そこで、お願いです。女の子にモテたくて、あるいはコブクロやゆずに憧れて(長渕剛でも可)、ギターを買って始めたものの、挫折して弾いていないギターが自宅に眠っている人がいたら、そのギターください。古くても、汚くても、音がしょぼくてもいいのですが、チューニングだけは、ピチっと合うのが希望です。

 あ、あと、自宅で眠っている高級ギターがある場合は、それはオレが弾きますので、それも同時に募集します。

 お礼は何も差し上げられませんが、曲を作ってプレゼントしたいと思います。いかがでしょうか。
Posted at 2012/10/18 17:35:26 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記
2012年10月17日 イイね!

台湾リス

台湾リス 鎌倉で台湾リスが繁殖して問題になっている。果樹や野菜などの農作物をかじったり、樹皮を剥がしてしまったり、電線なども切ってしまうとのこと。そして、在来種のメジロの卵を食べてしまうとの報告もあり、生態系へ影響を与えることが何よりも問題である。

 台湾リスが上陸した経緯については、ペットとして飼っていたものが逃げ出したとか、動物園から逃げだしたなど諸説あるが、結局は人間がしでかしたことだ。人間の自然に対するおごりがこのような結末を招いたのである。自治体では捕獲に乗り出すなど対応に追われているが、根絶することは難しいようだ。

 外来生物による害は、台湾リスに限らない。うちの近所でもヌートリアやアライグマが繁殖している。アライグマはなかなか困ったヤツで、オレんちの庭先で飼っていた金魚を全部食べてしまった。同様の被害で、町内から金魚が消えた。金魚だけならいいが、農作物を食らうし河川の在来種の魚を食い散らかす。病気の媒体となる危険性も指摘されている。

 このように、生態系などに影響を及ぼす危険のある外来種は「特定外来生物」と指定され、法律によって飼養、運搬、輸入が規制されている。自然界に定着してしまって害を及ぼしているものについては、やはり適切に駆除することが必要であろう。

 しかしながら、駆除することに反対する人たちもいるんだな、これが。

 鎌倉市では「台湾リスを殺さないで」という署名運動がおきているとか。動物愛護という観点から、かわいいリスたちを殺さないでという気持ちは理解できる。動物には罪はないということも承知している。避妊ワクチンを打てばいいとか、捕獲して飼えばいいという意見もある。

 でももう、それで対応できるレベルではないんだよ。オレたち人間の身勝手ではあるのだけれど、これはもう駆除するしかないんだ。

 認めなくちゃいけないんだ、ララァ。(機動戦士ガンダム、第41話)

 それに結局、署名運動ってのは、行政任せの他力本願なのだ。本当に守りたいなら、「リスを守って」とお願いするのではなく、自分たちで捕獲して飼えばいいんじゃないのか。署名ではなく、リスを集めたらいいじゃないか。

 同じように外来種として駆除されているカミツキガメについては、そんな署名運動はない。セアカゴケグモとかも。結局、見た目がかわゆいヤツだけ、「かわいそう」とか大騒ぎして、グロい子たちは無視なんだもの。これも人間の身勝手なのだ。

 愛すなら、カメも愛して。かみつくけど。

 ただ、とてもかわゆくて可憐な女性に、ウルウルとした目で見つめられて、「リスを守って、イトケン」と言われたら。

 ああ、その時はリスの味方になってしまうかな。

 ああ、結局オレも、かわゆさには負けてしまう、身勝手な人間です。
Posted at 2012/10/17 12:43:36 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記

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