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F355Jのブログ一覧

2013年05月05日 イイね!

少年の頃、遠く夢見た・・・

 自分の事なのに、何故だか他人事のように思える事ってないだろうか・・・


 少年の頃の俺

 小学5年生

 真っ白な野球帽

 デニムの半ズボン

 白のソックス

 白地に紺の文字で"A"のワンポイントのあるスニーカー

 Tシャツは・・・お気に入りを着ていたはずだが思い出せない

 キャンプに行くためだっただろうか

 大型バスの座席に座っていた



 下関から山陰側に延びる海沿いの国道は

 とても気持ちの良い道だ

 それは、少年の頃の俺にもわかった



 夏の陽射しを浴びて輝く道路を見ながら、バスの座席で思った

 『いつか、自分のスーパーカーで、この道を走りたいな~

  そしたら気持ちいいだろうな~』



 現在の自分が、話しかける

 『おい、少年の頃の俺・・・

  実現しちゃったゼ

  その夢・・・』

 時に、平成25年5月5日

 西暦で2013年

 少年の頃の俺には、自分がオジサンすぎるほど齢をとってて想像すらできなかった21世紀だ


 5月の陽射しと風が気持ち良い

 出発してから、ずっと窓は、全開のままだ

 空気は綺麗だ




 そして、F355 challenge・・・

 お前だったか

 少年の頃の俺が、遠く夢見たスーパーカーは・・・

 ありがとう、俺の元に来てくれて


 今日は、最高に気持ちの良い日だった

 そして、少年の頃の俺の夢が実現しちまった


 俺は、よく冷やした G.H.MUMMをもらう

 challengeは、最高のハイオクを

 少年の頃の俺、大好きだったコーヒー牛乳を持ったか?

 そう、ビンのヤツだ


 じゃ・・・

 静かに・・・

 心の中で・・・

 ・・・『乾杯』

Posted at 2013/05/05 20:47:07 | コメント(9) | トラックバック(0) | Ferrari 逍遥 Best Selection | その他
2012年06月30日 イイね!

F355にまつわる「怖いオンナ」

 最近、F355にまつわる記事を書いていないので、撮りためた画像から話題を振ろうと思う

 怪談には時季が早いが「F355にまつわる、怖いオンナ」の話

 知り合ったばかりで、初めてドライブに誘った女性

 お互いの事は、まだよく知らない

 今まさに、フェラーリF355に乗せようと、オーナーは、紳士然として助手席へ案内する

 しかし、それより早く、オンナは自らドアを開けて、するりと助手席に腰かける

 これは・・・怖い




 さて、上の画像

 F355のドアであるが、どうやって開けるかわかるだろうか?

 ・・・そう、ドア・ノブが見当たらないのである




 実は、F355は「隠しドア・ノブ」になっている

 ドアの下半分は、ラジエターへのエア・インテーク(空気取入口)になっていて、そこにドア・ノブがある。

 2番目の画像の矢印で示す黒い長方形の部分だ




 3番目の画像は、少し角度を変えて


 普通、F355に人を乗せようとすると、まず相手は運転席側に行ってしまう

 左ハンドルだから、右ドアに行ってもらわないといけないのだが、右ハンドルの感覚が強いので左ドアに行ってしまうのだ

 フェラーリの強烈なスタイルを見て動揺しているところを悟られまいと、平静を装っているのに最初っからドジってしまい、いやがうえにも高まる緊張感

 そして、あわてて右ドアに行って乗り込もうとするが・・・

 ドアを開けられない

 もう、これ以上ないほどまでの緊張感を味わってしまう

 これは、男性でも女性でも変わらない


 ところが、そんなそぶりも見せず、平然と助手席に座ってしまうオンナとは・・・

 過去、F355に乗ったことがある、ということだ

 そして、フェラーリのスタイルを見ても、動揺するほどには心を揺さぶられない

 すなわち、フェラーリに何度も乗った経験があるということ

 こうなると、オーナーの方が緊張する


 どんなシチュエーションでF355に乗ったのだろう?

 フェラーリというスーパーカーに、どういう経緯で慣れたのだろう?

 どういう男が、この女性をフェラーリに乗せたのだろう?

 今日のデート・プランでこの女性の機嫌を損ねないか?

 そもそも、この女性の素性は・・・?

 背筋を冷たい汗が流れる

 これは・・・怖い


Posted at 2012/06/30 19:51:13 | コメント(7) | トラックバック(0) | Ferrari 逍遥 Best Selection | クルマ
2012年03月03日 イイね!

King's Valley ~四半世紀を超えて~



 『ああ、この味か・・・!!』

 その瞬間は、思いがけずすんなりとやってきた。


 2/25(土)のblog記事「やり残したこと」を実現しようと意を決する

 やり残したこととは、「最高のBARを探しに、そして日本最高のバーテンダーと言われる上田和男さんから、私がMY SIGNATURE COCKTAILとして四半世紀を超えて飲んできたKing's Valleyを直接作っていただく」というもの

 酒飲みにとっては、超有名店

 ゆえに、まず席があるかというところからハードルが始まる

 そして、上田和男御大に直接作っていただくことができるのか・・・たくさんおられるという御弟子さんが作られるのではないのか、というハードル


 クローゼットの中から最も良いスーツを選び、ロンドンで手に入れたネクタイを締める

 土曜日の銀座

 街行く人もまばらとなった時間

 「HARD SHAKE BAR TENDER」へ


 店内に入って、上田さんがおられることを目で確認

 カウンターは満席であるもののボックス席が空いていたので座ることはできた

 まずは、最初のハードルをクリア

 とりあえず、ジン・トニックを頼む

 ほどなく、カウンターのカップルが帰る

 スタッフの方にカウンターへ移動したい旨を申し出る


 偶然にも、カウンターの席は、ほぼ中央

 ベスト・ポジション


 上田さんが、カウンターの中、中央に戻られた時をとらえ

 「申し訳ありません。King's Valleyを作っていただきたいのですが」

 そう御本人に伝えて、素早く残りのジン・トニックを飲み干す

 「King's Valleyを・・・」上田さんがつぶやくように答える

 使う酒の壜がカウンターにそろえられたとき

 「25年間、King's Valleyを飲んでいます」と言うと、上田さんの動きが一瞬止まる

 「あ、他の店でですけど」と、私が言葉を継ぐ

 「そう、他の店で・・・。でも、それとは違うと思いますよ。味はシェイクで違ってきますから」と、上田さん

 おもむろに、上田さんがシェーカーを持ち上げる

 シェイクが始まる

 今まで、どこでも見たことのないシェイク

 HARD SHAKE BARとの看板から、強振されるのかと思えば、さにあらず

 捻りを加えながら流れるように、しかし力強くシェイクされる

 そして、振り終わろうとされた時に、明らかに二度シェイクを追加された

 氷の融け方を微調整されたのだろう

 シェーカーのふたが開けられ、King's Valleyがグラスへ

 高い位置へ持ち上げられ、滝のようになりながら最後の一滴までそそぎ切る

 「どうぞ。これが本物です」

 そう言われて、King's Valleyが、すいっと私の目の前へ

 確かに、苔むす美しい谷のような生きた緑色

 香りも優しい

 ひと口、舌の上をゆっくり流しながら喉へ

 『ああ、この味か・・・!!』

 そう感想が漏れた

 極めて上質な、滑らかな美味

 enyaの歌声に通ずるものも感じられる

 素晴らしいとしか言いようがない


 平成24年3月3日午後9時43分

 私は、夢をひとつかなえた


 シェーカーを収めながら上田さんは、

 私に向かって言われたのか、ただつぶやかれたのか、判然としないくらいの声で

 「ロオジエの頃の・・・25年・・・そう、それくらい経ちますか・・・」

 そう、口にされた


 スタンダードな「Whyte and Mackay」を使ったバージョンの次に、「Old Parr」版のKing's Valleyも上田さんから頂き、店を出る

 扉の前で、わざわざ見送りに出てこられた上田さんに感謝の言葉を述べた

 「今日は、幸せな夜でした・・・」と


 東京

 これで思い残すことは何もない


Posted at 2012/03/04 23:55:55 | コメント(3) | トラックバック(0) | Ferrari 逍遥 Best Selection | グルメ/料理
2012年02月23日 イイね!

MY SIGNATURE COCKTAIL (シグネチャー・カクテル)



 「SIGNATURE COCKTAIL (シグネチャー・カクテル)」

 「私ですよ」ということを示すカクテル

 ・・・という言葉は、多分存在しない

 私の造語だ


 カクテルは、定番のマティーニやマンハッタンなどが有名

 しかし、定番ゆえにバーテンダーに頼む人も多い


 だから、ちょっと斜に構えて、あえて人が頼まないカクテルを頼む

 味はわずかにクセがある

 色はキレイ

 ストーリーを持っている

 美しい名前

 そして、少しばかりの威厳


 そんなカクテルを、どこのBARに行っても頼む

 そうすると、バーテンダーが自分のことを憶えてくれる

 顔を忘れられるくらい久しぶりに訪れても

 「ああ、あの時いらっしゃった・・・」と思い出してくれるのだ

 初めて頼むと、少々マイナーなので、知らないバーテンダーの方も多い

 知らなかったバーテンダーの方は、カクテル・ブックで調べてくれる

 めくるページの先には、必ず載っている


 そういうカクテルを探して見られるのも面白いのでは?


 私が、四半世紀を超えて飲み続けている

 MY SIGNATURE COCKTAIL・・・

 日本におけるバーテンダーの第一人者

 上田和男さんが、若かりし頃

 1986年にカクテル・コンクールで優勝をさらった作品


 その名

 「King's Valley (キングス・バレイ)」



Posted at 2012/02/23 22:36:01 | コメント(5) | トラックバック(0) | Ferrari 逍遥 Best Selection | グルメ/料理
2012年01月09日 イイね!

refrain



 帰省を終えて東京駅に向かう新幹線の自由席車両

 不意に、270km/h を超える速度も、ごった返す乗客のざわめきも、空気の動きも、そして時すらも止まった

 かつて、私が青春の前期をかけて恋をした女性と目が合ったのだ・・・突然


 今でも鮮烈によみがえる

 「私、結婚するねん・・・」

 そう言って、立ち去っていく彼女の後姿

 情けなく突っ立っている若い自分の姿が俯瞰される・・・



 しかし、その記憶がフラッシュバックのように繰り返されても、現在の自分は、怒ることはもちろん、卑屈になることも、涙をこらえることもなかった

 なぜなら・・・

 自分が、自分の思うような男に、どうにかなれていたから・・・だろう


 私の自己実現の大きな柱は、

 仕事で社会に貢献する

 そして、趣味で充実する


 仕事では、そこそこの立場で、そこそこの実績を残してきている

 趣味のクルマでは・・・

 「運転して気持ちの良いクルマ」として、自他ともに認めるF355 に乗っている

 自分の独りよがりの価値観ではない

 クルマのスペシャリストであるレーシング・ドライバーや自動車評論家もが認めるフェラーリ

 ちょっとした無茶ではあったかもしれないが、私はフェラーリというひとつの頂点に至ることができた


 クルマというモノで矜持を保つというのも、いかがなものかという気がしないでもない

 まあ、私が、その程度の男だということであろう

 しかし、けんもほろろにふられた女性との予期せぬ再会に際しても、私を穏やかな心持ちでいさせてくれたのには、F355の存在が間違いなくある



 きりっとしたイイ女

 時を経ても変わりはない

 医者と結婚したと風の便りで聞いた

 幸せだろうか・・・


 彼女の瞳が揺れる

 目をそらせた瞬間

 時が動き始めた


 彼女は、終点を待たずして降りて行った


Posted at 2012/01/09 00:09:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | Ferrari 逍遥 Best Selection | クルマ

プロフィール

「この眼で見てこようっと。
まだまだ進化する? 異なる2台の「GRヤリス」現る!
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/bd6f9cf7ddefb2cbff9dd4d5b0d11dfb90eb4c1b/?sid=cv
何シテル?   07/26 13:43
F355Jです。どうぞ、よろしくお願いします。 「J」は、Japanese の頭文字から取りました。 クルマでドライブ、バイクでツーリング、自転車でサイクリ...
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