F355Jのブログ一覧

　下関は、フグの印象が強いが、クジラの街でもある。
　捕鯨船の母港でもあるからだ。
　だから、クジラ料理の各種素材も１年を通して常に売られている。
　昨夜は、クジラのモツ煮。
　クジラ独特のクサミ。
　肉の味だが、潮のニュアンスもはっきり味わえる。
　酒は、春の彼岸に供えた「加賀鳶 極寒純米」。
　これくらい辛口で腰のしっかりした酒でないと、獣臭の強いクジラ料理には負けてしまう。

　祖父とは、私が中学生の時に死別した。
　酒を愛した祖父であった。
　故人を偲びながらクジラをつつき、酒をあおる。
　祖父とのさし飲みである。

本日3月22日でWISHと出会って18年。

■愛車のイイね！数（2023年03月22日時点）
179イイね！

■愛車に一言
苦労をかけるな。
ここまでついてきてくれて、ありがとう。
これからもよろしく。





＞＞愛車プロフィールはこちら

　思いがけず、マツダロードスターやRX-7の開発主査をされた貴島孝雄 氏と懇談の機会を与えられた。
　NA8、NB、NC、FDの開発主査をされた方なので、我々からすればもう神の領域の人である。
　まあ、懇談の大半が農業系の花の話だったが（笑）。
　それでも、クルマの話をうかがうことができた。

　「人が曲がろうとして例えばアンダーステアが出ると、曲がろうとしている方向に曲がって行かないので違和感が生じます。これでは楽しくない。だから、ロードスターは、50:50の重量配分にこだわって開発しました。」

　「ロードスターは、世界中の道で走れるように作りました。だから、アウトバーンでもちゃんと走れるように作ってあります。」

　「787Bは、ル・マンの直前にエンジンが進化してパワーが上がり、リアのサスペンションが耐えられなくなった。するとドライバーがコーナー後半で安定しないのでどうにかしてくれと言ってきた。レーシングドライバーは、パワーがあるなら使い切ろうとするもの。それでこそ速く走れるのですが…。急遽、補強のために翼断面のスタビライザーを追加しました。これで、ドライバーが踏めるようになったと。ル・マンが終わって優勝したクルマを公開の場でバラしたら、補強のために共締めで取り付けていた…急だったもので共締めだったのですが、それがもう少しで折れそうになっていた。危ないところでした。」

　私は、NA8C（マイナーチェンジ後の初代ロードスター）にも乗っていたし、787Bの優勝はTV中継で見ていた。その感動を開発に携わった方へ時間に余裕のある中で直接伝えられた。そして現場での話をうかがうことができた。

　クルマ好きであり続けること。
　それが、縁を呼んだ。
　震える体験だった…

週末、仕事を終えてリラックス。
新しいビールを飲む楽しみ。
ヱビスの“ニューオリジン”
約130年前、1890年ヱビスビール発売当時に使用していたと推察されるドイツ産ホップを使って醸したとのこと。
上品な味わい。130年前の先人の情熱に想いを馳せ、満足な週末の夜を過ごす。

別にね。
ただそれだけのことなんだけどね。