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昨日の夏の高校野球。
第104回全国高等学校野球選手権大会準々決勝。大阪桐蔭高校 対 下関国際高校。
大阪桐蔭は、準決勝、決勝に備えてか、エースを出さず温存？舐めてかかったか。
7回裏、トリプルプレーを喫してもエースを出して来なかった。いや、準備することすら考えておらず、出せなかったか。出せていたら流れも変わったろうに。
下関国際は、大阪桐蔭春夏連覇の夢を打ち砕き、準決勝へ。
下関国際には失礼かも知れないが、大番狂わせと言ってよかろう。
試合後、ホームベースを挟んで一同、礼。
毎試合その後は、お互いの健闘を讃えあう場面がよく見られる。
下関国際の選手は、大阪桐蔭の選手に歩み寄ろうとした者もいたが、桐蔭の選手は、踵を返してダグアウトへ。
ここに、強者ながら敗者となった者が、自ら気付くことのない"驕り"を私は、感じた。
日露戦争の日本海海戦を例に出すまでもなく、驕りは敗北をもたらす。
勝負とはそういうものであろうと思う。

昨日の下関市内は、まさか大阪桐蔭に勝つとは思わなかったのだろう、静かだったように思う。
下関国際の選手は勝って驕らず、大阪桐蔭の選手は負けて挫けず、今回の試合を糧に、今後、社会に出て活躍してもらいたいものだ。