[CBR250Four] スピードメーター不動の原因究明 (3)ケーブル破断とメーター固着を確認
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
スピードメーター不動の原因究明 (2)ホイール側かメーター側か原因の切分け(→
https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/6144395/note.aspx )からの続き。
# この記事のアップ:2020年12月23日
(メンテナンス履歴として記録に残すため、過去に実施したDIY作業を整備手帳にアップします。)
<↓おさらい>
スピードメーターギヤ側のみに接続したケーブル(メーター側は開放端の状態)は、ギヤの回転を拾いながら自身は自転することが確かめられたので、不調の原因はスピードメーター側にあると推定。メーター内部で動き方が変な(あるいは固着している)構成部品がないかどうかを確かめます。
<↓画像の説明>
その過程で、先日交換したばかりのホンダVTR250用の新品スピードメーターケーブルCOMP(CBRと互換性あり)のインナーケーブルが破断していたことが発覚。インナーケーブルがスリーブの中に入って隠れていたため、発見が遅れましたが、この事実も、メーター本体の固着説(の確からしさ)を補強します。
2
そのケーブルですが、他端=メーターに挿入される側(外径が四角形となっている部分)は破損していないため、メーター駆動用の検査治具として、そのまま利用が可能です。
画像は、インナーケーブルをスピードメーターに差し込んでいる場面。この状態でケーブルを「強制回転」させたとき、スピードメーター側はどのような挙動を見せるのか? を確かめます。
3
画像は、スピードメーター単体を背面から見たところ。
下端(黄色の矢印があるところ)に前述のケーブルがつながっており、ケーブルを強制回転させようとしたのですが、手で回そうとした程度の力ではビクともしないくらいに固いです。メーター内部の回転子は、まったく動く気配が感じられません。
4
今回の収穫は、上記までの手番により、今まで想像の域を出なかった「メーター内部がロックしている(と考えられる)こと」を直接、確認できたことです。
そのことを考慮しつつ、少しでも固着を解消方向へと向かわせるため、メーター各部に注油することにしました。画像は、まずはケーブルの差し込み口を改めて清掃しているところです。
5
次に本題となる(メーターを構成している)各部品について、「どこからどのように注油するのが良いか」を確定させるため、各部をよーく観察します。
6
各ギヤの噛み合い部分に注油するのはもちろんですが、最大の目的は「固着した部分を摺動可能な状態に復元すること」ですから、画像に示す「回転子とそのハウジングの”スキマ”」を狙って注油(→浸透へ)したい。
そのため、狙った位置に正確に注油する必要があります。また、そもそも「一度でも固着が生じてしまった部位に、あとから注油しても固着状態が解除できるのか?」という疑問もありますが、拡散浸透効果を狙って注油後に放置してから再稼働トライをすることにします。
7
取り急ぎ、手持ちの潤滑剤としてCRC5-56がありましたので、これを当該部にスプレーします。
スプレーしたからといって、すぐに固着が解除するとも思えないため、まずは一晩放置します。その上で、強制的に回転駆動させてみます。
(その間、より拡散浸透効果の高いであろう潤滑スプレーを別途、購入しておきます。)
8
[PR]Yahoo!ショッピング
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク