[CBR250Four] キャブ車・厳寒時の始動方法(エンジン始動剤スターティングフルードの使い方)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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まず、車体左側にある燃料コックの位置をOFF(水平)からON(垂直)に切り替えます。
CBR250Four はインジェクション(電子制御燃料噴射装置)を備えていないキャブレター車ですので、燃料コックが備わっています。
(ちなみに、燃料コックにはガス欠を防ぐためのリザーブ位置(つまみを下方に向ける)もあります。)
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ENEOSトレーディングの「UTC スターティングフルードW-30」を準備します。
スプレータイプのエンジン始動助剤で、中身(成分)はジエチルエーテルです。これを吸気系の経路に直接、噴射します。
噴射位置は、エアクリーナの上流でも下流でも、どちらでも構わないようです(結局、エンジンに吸い込まれると良いので)。
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私の場合、あらかじめ「エアクリーナの直前」から「サイドカウルの外側」へとつながるホースを仕込んでいます(@冬期)。
※このホースについては後述します。
このホース端を、燃料タンクとサイドカウルの隙間から上方に向けます(画像をご参照)。
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スターティングフルードW-30のキャップを取り外し、噴射口を前述のホース端に近づけます。
当方は、スターティングフルードを店頭ではなくamazonで購入したため、噴射ノズルは付属していませんでした(店頭ではノズルが添付されていることが多いようです)。
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スターティングフルードの噴射口を、ホース端(開口部)に合わせて、2~3秒の噴射を数回(※)、繰り返します。
(※ご参考)
・ジエチルエーテルは無色透明の液体。
・外気温度が5℃~10℃くらいのとき → 1~2回。
・外気温度が5℃以下のとき → 2~3回(目安)。
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吸気系(当方の場合はエアクリーナーの上流側、エアクリボックス内)に噴射したあと、あまり時間をあけずに(※)セルスタータースイッチを押します。
(※)揮発性が高いため。吸気系に噴射後、時間をあけてセルモーターを回すと、その間に揮発・拡散してしまって効果が低下する恐れがあるため。
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当方の場合、始動時にチョークは引いていません。始動助剤・スターティングフルードW-30を使えば、チョークを引かなくても容易にエンジン始動できるためです。
始動直後は、いったんエンジン回転速度を3000rpmくらいに保ちます。燃焼室内の壁面温度を上昇させることにより、スターティングフルードが消費されたあとであっても、燃料の着火を容易にさせるため。
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もしも始動直後にスロットル開度を一定に保っているにも関わらず、タコメーター上でエンジン回転速度[rpm] の回転変動が大きなようでしたら、4気筒のうちどこかの1気筒が部分失火(間引き点火)している可能性があります。
その際は、エキマニ(エキパイ#1~#4)を順に手で素早く触れてみて、冷たい気筒があるか無いかで失火の有無が分かります。
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たいていの場合、仮に回転変動があったとしても、暖機途上ですぐに失火が解消されてアイドリングが安定することもあるので、しばらくの間はタコメーターの針の動き方を様子見します。
※特に問題なければ、時間の経過とともに(≒水温の上昇とともに)スロットルを戻してエンジン回転を少しずつ下げる操作を加えていきます。
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(ご参考)スターティングフルード噴射用のホースについて
画像にある通り、燃料タンクとサイドカウル、シートの隙間から外側に引き出しています。
ホースの他端は、エアクリーナー上流に位置するように設置しています(次の画像へ)。
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(ご参考)純正シートを取り外したところ。
ホースの行く先は、エアクリーナーエレメントの直前(吸気ダクトの先)になります。(詳細は次の画像へ続く。)
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(ご参考)未使用時は開口部のホース端が動かないよう、被膜付き針金で固定しています。
エアクリーナー側のホース端の様子は、次の画像にて。
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(ご参考)一つ前の画像にあるホースは、吸気ダクト内を通ってエアクリーナーエレメントの手前まで引き込んでいます。
なお、CBR250Fourのエアクリエレメントは茶筒のような円筒形(長方形ではない)になっているので、その内径側にホース端を入れています(画像をご参照)。
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