[CBR250Four] #4番気筒の失火対応・その1「中古の点火プラグに交換」
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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2024年02月上旬、走行中に排気音が「ボボボ…」という濁った音色になると同時に、スロットルレスポンスが悪くなりパワーダウンするという症状が発現。
過去の経緯から、4気筒のうちどこかの気筒で失火が生じたと推定。停車後、しばらくしてからエキパイ(排気管)に手を触れてみると、#4が他の気筒に較べて表面温度が低い。
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その後、冷態始動時に再確認してみても、#4だけエキパイの表面が手で触れるほど冷たい。→ #4の失火と判断し、点火プラグの交換で改善するかどうかを確認することにしました。
# シートに座った(前方を向いた)状態で、
# 一番右側の気筒が#4になります。
センターカウル(右側)の固定ボルト(3ヶ所)を、マイナスドライバーを使って外します。
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シートを外して車載工具を取り出します。車載工具(純正付属品)の中に含まれている、プラグレンチを使うためです。
車載工具はシートの下、バッテリーの後ろにあります。
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車載工具から、専用のプラグレンチを取り出したところ。
MC14型エンジンの点火プラグは、シリンダヘッドの奥深くに位置しているため、プラグレンチもリーチが長い形状になっています。
5
6
センターカウルを外し、#4の点火プラグキャップも取り外したところ。
#4番気筒は一番外側にあり、かつカムギヤ(ヘッドカバーの凸部)よりも右方向の外側にあるため、作業スペース的には(障害物がないので)楽に交換できます。
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「純正のプラグレンチ+10mmのメガネレンチ」の組み合わせにより、失火の原因と判断した点火プラグを取り出します。
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取り出した#4点火プラグ。失火していたのでカブリ(WET)気味。
これを、いったん手持ちの中古プラグに交換します。「中古」とは言っても、かつてエンジンが始動不良となったときに「原因の切り分け」のため、一時的に装着→その後に取り外しした…という、履歴を把握済みのプラグです。
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こちらが「中古」の点火プラグ(DENSOのイリジウムプラグ、IUH27)。
2019年12月に装着して2020年11月に取り外し。その間、3ヶ月間は始動不良調査のため走行せず…という、走行履歴の少ないプラグです。
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手持ちの中古プラグをお試しで装着するにあたり、端子を耐水ペーパーで表面研磨します。
中心電極(+)、接地電極(ー)とも、表面のカーボンデポジットを除去します。画像は、デポを除去してエンジンに装填するところです(点火プラグの締め付けは、トルクレンチを使用します)。
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新しい中古プラグ(← 少し変な表現ですが)に交換後、エンジンを始動。
#4のエキパイが他の#1~#3のエキパイと同等の表面温度上昇傾向になっていることを確認しました(もしも失火したままだったら、#4のエキパイは手で触れることができる程度に冷たいままになります)。
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始動後、排気音も確認します。「ボボボ…」といった濁った音色ではなく、4気筒の排気音になっていることを確認。
次にタコメータで、アイドリング時のエンジン回転変動が小さく収まっていることも目視確認します。もしも失火していれば、クランク2回転のうち不規則な点火タイミング(インターバル)になるので、ラフな回転変動が生じます。
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中古の点火プラグに交換したところ、無事に4気筒サウンドが復活。この時点では、スロットルレスポンスも問題なし。
いったんこれで近所を試走して、本当に実用上の問題が無いかどうかを確認します。
このときのオドメーター(読み値)は61164kmでした。
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