[CBR250Four] #4番気筒の失火対応・その3「車載バッテリーのFULL充電」
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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過去の経緯とは、
・アイドリングでは正常点火
・定常(一定速)走行では正常点火
・EG回転速度[rpm]を上げると失火
・始動時や加速時など、燃焼上の
要求電圧が高まるときに失火
という症状が現れたときは、車載バッテリーの印加電圧が低いことが原因だった(→ バッテリーの新品化で解消)…という経験があったことです。
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これまでクルマ(レガシィやエクシーガ、レヴォーグ)については、適時、車載バッテリーの追加充電を行っていましたが、バイク(CBR)の車載バッテリーについては、追加充電はあまり行っていませんでした。
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CBRのシートを外し、車載バッテリーの端子に充電器のクリップを挟めるようにします。
ちなみに、現状の車載バッテリーの使用開始日は 2017-01-29 と記されていました。現在までに、約7年と1ヶ月が経過していたことになります(その間、何度かは充電をした履歴はあります)。
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全自動充電器(OMEGA PRO)のワニぐちクリップを CBR の車載バッテリにつなぎます。
挟み込みが甘いと、クリップが知らないうちに外れてしまうこともあり得るので、しっかりとクランプするようにします。
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充電器(OMEGA PRO)の電源を投入したところ。
今回の充電対象は(クルマ用ではなく)バイク用ですので、電流の設定値は最小区分の [2A] でセットします(その上の設定区分は [6A] となります)。
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既存の車載バッテリーのSOC(バッテリー充電率、残容量率)は80%と表示されました。
車載バッテリーは丸7年以上が経過していましたが、SOC が80%であったことからは、極端な電圧低下までは至っていない模様。
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充電電圧(※充電率に応じてリアルタイムで変化します)は、充電開始時で 12.4V と表示されました。
電流の設定値 [2A] にて、実際の印加電圧が過電圧になっていないことを確認できて、一安心。
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充電風景(引いたアングルで撮影)。
過去に CBR のバッテリーを充電したときには、所要時間は30分~1時間程度でした。今回もそれくらいか? と思いつつ、ときどき注意して様子を観察します。
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充電開始から、約1時間20分が経過したところ。
SOC の表示値は 80%のまま。電流値の設定を現状の 2[A] から 6[A] に変えてしまうと、今度は印加電圧が過大になってしまう恐れがあることから、このままの充電設定で継続させることにします。
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充電開始から約3時間が経過したところ。
充電完了(← 「FULL」の表示になる)には至っておらず、また過電圧でもないことから、このまま充電状態をさらに継続させます。
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充電開始から約4時間が経過して、ようやく充電器の表示が「FULL」に切り替わりました。
この整備手帳の作業時間の欄は、便宜上「6時間以内」としていますが、その内訳は「準備5分+充電4時間+片付け5分=約4時間10分間」となります。これが、今回の車載バッテリー充電の正味作業時間です。
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車載バッテリーをFULL充電した翌日、所用があって往復で約46kmの距離を走行しましたが、間引き点火の症状は発現しませんでした。
画像は、その走行を終えたときのオドメーター。表示値の61473kmから、その46km分を引いた「61427km」時が、車載バッテリーをFULL充電(メンテ作業)したときの走行距離になります。
以上より、#4番気筒の失火は、
・点火プラグの寿命
(ギャップクリアランスを含む)
・車載バッテリーの電圧低下
の複合要因によって生じていたことになる…と言えそうです。これにて、このシリーズは一応の「完」です。ご参考まで。
↓
2024-04-27:更新
その4「高圧ケーブル#1と#4の入れ替え」をアップしました。→
https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/7767164/note.aspx
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