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調布市のKAZの"CBR250Four SE" [ホンダ CBR250 FOUR (フォア)]

整備手帳

作業日:2024年5月26日

[CBR250Four] イグニッションコイルの交換(部分失火への対応・その6)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1
#4番気筒の失火対応・その5「IGコイル入れ替え→排気管温度計測」(→ https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/7769152/note.aspx )からの続き。

これまでのあらすじ。
#4番気筒が失火するので、「#1#4用IGコイル」と「#2#3用IGコイル」を入れ替えして様子見したところ、#4気筒の失火は解消したが、代わりに#3気筒の排気温度が低下(=部分失火気味)…という状況でした。
ただ、外気温度が高くなったり車載バッテリーの充電を行うと問題なく走行可能でした。
2
様子見していたところ、5月になって吸入空気温度が上がり、車載バッテリーもFULL充電しているにも関わらず、#3の部分失火(間引き点火)が著しくなりました。

失火する気筒は「#1#4用コイル」について回るので、このIGコイルを手持ちの中古良品(…と思いたい)に交換してみます。

ネット上では、着火エネルギーをアップさせるため、IGコイルの「MP08」なる型式を最新化する…という手法もあるようですが、副作用が不明なので、今回は同じ型番の中古品に交換して様子見とします。
(交換品は、接触不良を避けるため、端子の表面を軽く研磨しておきます。)
3
シート、サイドカウルを取り外し、燃料タンクを少し上方にズラします。

燃料タンクは、画像の黄色○印のボルト2箇所を取り外すだけでOKです。ただし、タンクを浮かせる際に、燃料コックと接続している燃料ホースが過度に引っ張られないように注意します。
4
燃料タンクを上方にズラして(右ハンドルグリップの上にウエスを敷いて、タンク先端を)載せているところ。

これで燃料タンクの直下に位置しているIGコイルにアクセス可能となります。
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2つの純正IGコイルが見えたところ。

※この状態では、前回の整備手帳「その5」で実施したままの状態=2つのIGコイルを左右で入れ替えしてある状態です。
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左画像は「#1#4番気筒用IGコイル」と「#2#3番気筒用IGコイル」が、互いに入れ替わっている状態ですので、いったんこれをノーマル状態に復元します。

具体的には、画像の左側に暫定的に装着してある「#2#3用IGコイル」を、右下の「#2#3高圧ケーブル」へと接続し直します。
(「#1#4用IGコイル」は取り外して中古品と交換します。)
7
「#2#3用IGコイル」を、「#2#3高圧ケーブル」へと接続し直した(=ノーマル状態に復元した)状態。

画像左下には、(青色のマーキングが付いている)#1#4気筒用の高圧ケーブルが残っていますが、これも中古品にセットで置換します。
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これから交換する中古良品(のはず)の「#1#4用IGコイル」には、色違いで黄色のペイントマーカーを使って識別文字を加えておきます。

なお、IGコイルに付いている高圧ケーブルも、組み合わせを変えることなく、そのままセットで交換(車両へ置換)します。
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中古品の高圧ケーブルについては、点火プラグ側の端子(左画像)やIGコイル側の端子を目視確認する限りは、摩耗や欠け、割れなどの不良は見当たらないものです。
10
Yahoo!オークションで落札したこのIGコイル(高圧ケーブル付き)は、

・2019年12月16日: 落札
 税込み2640円+送料1280円=合計3920円
・2019年12月16日: 到着

というものです。落札した当時は、その4年半後に(今回のような)出番が来るとは思っていませんでした。
が、ストックしていたおかげで、すぐに置換できるメドがついて良かったです。
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#1番気筒と#4番気筒の各高圧ケーブルは、純正(ラインオフ)状態と同じ引き回しを再現して装着します。

※#4の高圧ケーブルは、#2#3高圧ケーブルの下方の空間を配策して#4プラグへと引き込む。
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画像で、手前側の「#1#4用IGコイル」を、付属していた高圧ケーブルもろとも中古品に置換した様子。

※今回は、不調の兆候や現象がまったく生じていない「#2#3用IGコイル&高圧ケーブル」については、そのまま継続使用とします。
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カメラアングルを、少し引いた状態で撮影。

このあと燃料タンクを元の位置まで戻し(その際に燃料ホースにストレスが掛かっていないことも要確認)、サイドカウル類を元通りに装着します。
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画像は、元の状態に復元した様子。
・エンジン始動→OK
・エキパイの表面温度→#1~#4とも同等

近所を試走しましたが、4気筒とも火が入っている模様。このあと、当面はこの状態で様子見の継続とします。
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旧車のトラブルは、一つ一つの要因を潰し込んでいく手順を踏むことになりますね(ムダな出費をしないためにも)。

今回のIGコイルの交換作業は、オドメーターの走行距離は62274kmでした。10万km…いや、せめて8万kmくらいまではトラブルフリーで乗り続けたいものです。
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中古のIGコイル&高圧ケーブルで、今回使わなかった方(#2#3気筒用)と、車両から取り外した#1#4気筒用IGコイル&高圧ケーブル(新車装着のラインオフ品)は、簡単な履歴メモを貼って、また取り置き保管しておきます。

今や中古品でも高額&貴重なパーツになりつつありますからね。

以上、簡単ですが、部分失火(間引き点火)の解消を狙った「IGコイルの交換記」でした。

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この記事へのコメント

2024年5月27日 10:23
こんにちは。
旧車のトラブルシュートは難しいですよね…それも含めて楽しまないと(笑)

私もGCインプのエンストトラブルであちこち虱潰しに当たった挙句、予防保全のつもりで交換した純正同等コイルが犯人だったというオチがありました。

熱が入ると内部回路の接触が悪くなってたみたいで、症状的にはクランク角センサの不良と酷似していたので突き止めるのに時間がかかりました。
コメントへの返答
2024年5月27日 21:18
こんばんは、コメントありがとうございます。
DIYではトラブルに対し、自分で納得できるまで時間を割くことができる点、苦労と引き換えに知識と経験が身につく点…などのメリットがあります。そのへんも含めての「素敵な旧車ライフ」だと思っています。

そうでしたか、コイルが原因でしたか、大変お疲れさまでした。こういった部品は、外観からの見た目だけでは可否判断できませんが、外堀を埋めていくと原因にたどり着くという代表的な事例ですね。

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