[CBR250Four] イグニッションコイルの交換(部分失火への対応・その6)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
2
様子見していたところ、5月になって吸入空気温度が上がり、車載バッテリーもFULL充電しているにも関わらず、#3の部分失火(間引き点火)が著しくなりました。
失火する気筒は「#1#4用コイル」について回るので、このIGコイルを手持ちの中古良品(…と思いたい)に交換してみます。
ネット上では、着火エネルギーをアップさせるため、IGコイルの「MP08」なる型式を最新化する…という手法もあるようですが、副作用が不明なので、今回は同じ型番の中古品に交換して様子見とします。
(交換品は、接触不良を避けるため、端子の表面を軽く研磨しておきます。)
3
シート、サイドカウルを取り外し、燃料タンクを少し上方にズラします。
燃料タンクは、画像の黄色○印のボルト2箇所を取り外すだけでOKです。ただし、タンクを浮かせる際に、燃料コックと接続している燃料ホースが過度に引っ張られないように注意します。
4
燃料タンクを上方にズラして(右ハンドルグリップの上にウエスを敷いて、タンク先端を)載せているところ。
これで燃料タンクの直下に位置しているIGコイルにアクセス可能となります。
5
2つの純正IGコイルが見えたところ。
※この状態では、前回の整備手帳「その5」で実施したままの状態=2つのIGコイルを左右で入れ替えしてある状態です。
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左画像は「#1#4番気筒用IGコイル」と「#2#3番気筒用IGコイル」が、互いに入れ替わっている状態ですので、いったんこれをノーマル状態に復元します。
具体的には、画像の左側に暫定的に装着してある「#2#3用IGコイル」を、右下の「#2#3高圧ケーブル」へと接続し直します。
(「#1#4用IGコイル」は取り外して中古品と交換します。)
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「#2#3用IGコイル」を、「#2#3高圧ケーブル」へと接続し直した(=ノーマル状態に復元した)状態。
画像左下には、(青色のマーキングが付いている)#1#4気筒用の高圧ケーブルが残っていますが、これも中古品にセットで置換します。
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これから交換する中古良品(のはず)の「#1#4用IGコイル」には、色違いで黄色のペイントマーカーを使って識別文字を加えておきます。
なお、IGコイルに付いている高圧ケーブルも、組み合わせを変えることなく、そのままセットで交換(車両へ置換)します。
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中古品の高圧ケーブルについては、点火プラグ側の端子(左画像)やIGコイル側の端子を目視確認する限りは、摩耗や欠け、割れなどの不良は見当たらないものです。
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Yahoo!オークションで落札したこのIGコイル(高圧ケーブル付き)は、
・2019年12月16日: 落札
税込み2640円+送料1280円=合計3920円
・2019年12月16日: 到着
というものです。落札した当時は、その4年半後に(今回のような)出番が来るとは思っていませんでした。
が、ストックしていたおかげで、すぐに置換できるメドがついて良かったです。
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#1番気筒と#4番気筒の各高圧ケーブルは、純正(ラインオフ)状態と同じ引き回しを再現して装着します。
※#4の高圧ケーブルは、#2#3高圧ケーブルの下方の空間を配策して#4プラグへと引き込む。
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画像で、手前側の「#1#4用IGコイル」を、付属していた高圧ケーブルもろとも中古品に置換した様子。
※今回は、不調の兆候や現象がまったく生じていない「#2#3用IGコイル&高圧ケーブル」については、そのまま継続使用とします。
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カメラアングルを、少し引いた状態で撮影。
このあと燃料タンクを元の位置まで戻し(その際に燃料ホースにストレスが掛かっていないことも要確認)、サイドカウル類を元通りに装着します。
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画像は、元の状態に復元した様子。
・エンジン始動→OK
・エキパイの表面温度→#1~#4とも同等
近所を試走しましたが、4気筒とも火が入っている模様。このあと、当面はこの状態で様子見の継続とします。
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旧車のトラブルは、一つ一つの要因を潰し込んでいく手順を踏むことになりますね(ムダな出費をしないためにも)。
今回のIGコイルの交換作業は、オドメーターの走行距離は62274kmでした。10万km…いや、せめて8万kmくらいまではトラブルフリーで乗り続けたいものです。
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中古のIGコイル&高圧ケーブルで、今回使わなかった方(#2#3気筒用)と、車両から取り外した#1#4気筒用IGコイル&高圧ケーブル(新車装着のラインオフ品)は、簡単な履歴メモを貼って、また取り置き保管しておきます。
今や中古品でも高額&貴重なパーツになりつつありますからね。
以上、簡単ですが、部分失火(間引き点火)の解消を狙った「IGコイルの交換記」でした。
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