[CBR250Four] マフラーの外観リフレッシュ・その3/3(耐熱塗装の重ね塗りで仕上げ)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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酸洗いでサビ落としを行った部分「以外」について、その表面を軽くペーパー掛けしておきます(塗装前の「足付け」)。
ペーパー掛けが済んだら、マフラー全体をパーツクリーナーを使って脱脂します。
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#1~#4の各ポートの排気管は、互いに独立した状態で集合部までのブランチ長さが長く採られています。
今回は、サイレンサー部分(純正でカバー付き: メーカー呼称は「アルミ風サチライトカバードマフラー」)を除いた排気系全体(特にエキパイ部分)に、耐熱の黒色塗装を施します。
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塗装1回目の様子。
スプレー缶を良く振って攪拌させますが、外気温度が30℃近いので湯煎は不要。一吹き目を捨て打ちしつつ、厚塗りを避けて全体的になるべく均等になるよう、塗布します。
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1回目の塗布後に表面が乾燥した状態。
外気温度が高いため、10分も放置すれば塗装の最表面は乾いた状態となっています。
(※完全乾燥→定着させるためには、火入れによる入熱が必要です。)
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2回目の塗布後に表面が乾燥した状態。
このエキパイ部分が、特にしっかりと塗膜を重ねておきたい(防錆耐力を上げておきたい)部位ですね。
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2回目の塗布後の様子(別アングルから)。
4-1集合直後の、グラフファイバー&排気パテで穴埋めした部分(前述の3枚目、4枚目の画像で白い円形だった部分)も、黒色化により修理痕が目立たなくなってきました。
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3回目の塗布後の様子。
時間を置いて、今回は合計で3回のスプレー塗布を行いました。
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3回目の塗布後の様子(さらに別アングルから)。
シリンダヘッドの排気ポート直後(エキパイ入口)から4-1集合部までの範囲は、特に熱害耐力が要求される部位ですので、今回、サビ取り後にしっかりと塗装できたので良かったです。
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3回目の耐熱塗装が乾燥したあと、マフラーを車両に復元します。
具体的な手順としては、「(1)マフラーステーのボルトを右ピリオンステップの締結穴に先に通しておき(左手)」、「(2)次いでエキパイを支えながらフランジをシリンダヘッドのスタッドボルトに通して(右手)」、「(3)マフラーステーを先ほどのボルトに引っ掛けて(脱落防止)」、「(4)すかさずエキパイフランジの固定ナットをスタッドに通し(右手)」、「(5)マフラーステーボルトのナットを仮締め」…という感じです。
先にマフラーステーのボルトを固定してしまうと、エキパイフランジがシリンダヘッドのスタッドに通らなくなるため、エキパイ側の位置決めをしてからマフラー側を仮止めすることになります。
なお、上記(3)と(4)は逆順でも良いかもしれません。
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マフラーを車両に復元(再装着)したあと日没を迎えたため、熱入れ(火入れ)は翌日に実施します。
今回のマフラーリフレッシュ作業は、オドメーター上の走行距離で6万3582km時に実施しました。
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翌日の2025年06月07日(土)、所用で自宅(東京都内)から相模原(神奈川県)まで往復する機会を利用して、熱入れによる耐熱塗料の定着を計りました。
距離は往復で約46km、運転時間は往復(トータル)で2時間強の道のりです。走行パターンとしては市街地・渋滞・郊外・登坂などで、走行負荷(Road Load)の高いシーンが含まれるため、エキパイの表面温度も それなりに上昇したものと思われます。
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改めて、リフレッシュ&熱入れ後のエキパイの様子。
リフレッシュ前のサビ状態とは、見た目の印象も かなり異なります。今後、向こう数年間はマフラーも黒い美観を保ってくれることを期待しています。
# 次はサビたボルト&ナット類の交換や、
# 経年劣化で乳白色化した未塗装樹脂の
# メンテ(外観向上)を実施する予定です。
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