[CBR250Four] セラミッククロスとマフラーパテで排気管の穴あきを埋める(その2/3)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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ところで今回、サビ落としをしていて気が付いたことがあります。それは、当該部の排気管は壁面が2重構造になっていたことです。
左の画像は、その様子です。最表面の大きめの穴の下(内側)に、さらに小さめの穴が確認できます。両者の板(排気管の壁面)の間には、スキマが形成されています。
したがってパテ埋めする際には、事前に穴を覆うセラミッククロスも「内穴用に1枚+外穴用に1枚=合計2枚」、をそれぞれ適用することになります。
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こちらは、99工房の 「マフラーパテ(品番:B-017)」 です(後日、パーツレビューにアップ予定)。硬化前のパテは、あたかもスリーボンドの液状ガスケット(あるいは市販の歯みがき粉)のような性状・粘性をしています。
初めて開封した際には、有効成分(ケイ酸アルカリや充填剤)から上澄み液(やや透明)が分離したような感じがするので、パテの先端を絞り出して 「捨て打ち」 します。
「捨て打ち」 したあと、絞り出したパテの性状が均一になったら、使える状態になった…と判断しました。
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マフラーパテには 「セラミッククロス」 が同梱されています。このセラミッククロスは、デフォルト状態では長方形をしています。
今回はまず、2重管の内側の穴径よりも やや大きく円形状にカットしたものを準備します。
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円形に切り出ししたセラミッククロスの片面に、マフラーパテを塗り込みします。
クロスが小さいため、パテの塗布後はピンセットを使いて作業します。
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パテを塗布した面を下側(排気管の内側)に向けて、セラミッククロスを2重管の内壁に貼り付けします(画像をご参照)。
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その後、貼り付けしたセラミッククロスの上側にマフラーパテを盛り付けします。その際、2重管の隙間にも しっかりと充填できるよう、マイナスドライバーの先端をヘラ代わりにして盛り付けします。
# ヘラも付属しているのですが、幅広だった
# ため狭い箇所での作業には向かないと
# 判断。今回は手持ちのマイナスドライバー
# でヘラの代用としました。
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2重管の内壁をパテ盛りしたところ。
このあと、さらにセラミックシートで覆ったうえで、外壁にもパテ盛りします。
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排気管の外壁を覆う用途で切り出ししたセラミックシート。
すっぴんの状態のセラミックシートは、脆(もろ)い…乱暴に扱うと、すぐに破(やぶ)れる…ので、引き続きピンセットで取り扱いします。
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切り出ししたセラミックシートの片面に、パテを塗り込みします(取り扱い説明書に準拠)。
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そのシートを排気管のうえに貼り付けします。
排気管とセラミックシートの間に、気泡(空気だまり)が生じないよう注意します。
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いよいよ、セラミックシート全体を覆うように上からパテを全体に盛り付けします。
液状ガスケットやシリコーンとは異なり、このマフラーパテは、塗布後に流動性が失われて展延性に欠けてくる(いわゆる「ダマ」状態になりやすい)ので、手早く塗り伸ばす(あるいは素早く重ね塗りする)ことがコツです。
# 実は、画像の右上の領域が
# 「ダマ」 になりかけています。
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撮影アングルを近接状態から少し引いて、全体像に近づけたショット。
こうしている間にも、マフラーパテの表面は少しずつですが硬化が始まっています(@外気温度≒24℃くらい)。
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パテ埋めしたCBRの純正マフラーの全体像。
排気管の最表面に塗ったパテの大きさは、開いた穴径(約φ11mm)に対して3倍以上の直径を確保するようにしました。パテ埋めの径を3倍とすると、穴に対して面積は9倍(穴を除いた接着面では8倍)を確保できます。
(※接着径を穴径の3倍以上にしたい…は、当方の肌感覚によるもの。)
<穴あき部分>
半径: rとすると
直径: 2r
面積: πr^2 …①
<パテ埋め部分>
半径: 3r
直径: 6r
面積: 9πr^2 …②
排気管との接着面積: ②-①=8πr^2 は確保したい
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