[CBR250Four] マウンティングラバーの交換・その1(EGオイル漏れ箇所の特定)
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
2
「オイルの漏れ痕」 のうち、エンジン後方の油路については、燃料タンクを取り外して油路のトレースバック(さかのぼり)をしなければ、原因箇所の特定が困難でした。
今回、修理にあてがう時間が取れたことから、DIYでの修復にトライします。原因箇所の特定ができれば、上記(1)~(3)の どの部品交換(※)で対処可能となるか分かります。
(※ガスケット類は基本的には同時交換とすべきですが、状況によっては一部分のみの交換で済む可能性もあります。)
3
まずは燃料タンクの取り外しに際し、燃料ホースを密封するためのゴム栓(キャップ類)を準備してから作業に取りかかります。画像は、その様子です。
・左上: シートを取り外し
・右上: ゴム栓やキャップ類を準備
・左下: 燃料コックやホースを密封
・右下: 取り外した燃料タンク
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燃料タンクを車体から取り外したところ。
イグニッションコイルとエアクリーナーの隙間からシリンダーヘッドカバーを覗き見て、漏れの発生箇所を探ります(→ 次の画像へ)。
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LEDライトを当てながら、シリンダーヘッドカバーを(左→右方向: #1気筒側から#4気筒側へ)目視確認します。
黄色の囲みが、#1気筒周辺となります(→ 次の画像へ)。
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エンジン後方から見た、一つ前の画像の「黄色の囲み」部分。
シリンダーヘッドカバーを取り囲む(4辺の)ガスケットではなく、ヘッドカバーを固定している締結ボルト(のパッキン)からオイルが漏れていることが分かります。
さらに周辺の状態を確認します。
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黄色の囲みは、「シリンダーヘッド」 と 「シリンダーヘッドカバー」 の接合面です。最大の懸念部位であった この部位からは、オイル漏れは生じていないことも確認できました。
もしもこの部位から漏れが生じていたとすれば、ガスケットを交換するため、ヘッドカバー本体を車両から取り外さなければなりません。
「ヘッドカバーボルト」 のみからの漏れであれば、ヘッドカバーボルトのパッキン=マウンティングラバー(>ホンダ呼称)のみの交換で直る可能性もあります。
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より作業スペースを確保するため、エアクリーナーボックスも車両から取り外します。
エアクリボックスは、キャブレターとの接合部に6本のボルトで、ボックス後端に水平方向のゴムマウント支持ボルトが1本、合計7本のボルトで固定されていますので、これらを緩めます。
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露出したキャブレターにコンタミ(異物)が入らないよう、マスキングテープで養生します。
エアクリボックスが取り外されましたので、キャブレター側からもシリンダーヘッドカバーを目視確認しやすくなっています。
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ここで、シリンダーヘッドカバーボルトの脱着をしやすくするため(作業スペースを稼ぐため)、点火プラグから外したプラグキャップを、キャブレター側に引き込みます(→ 次の画像へ)。
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プラグキャップ(プラグコード)をキャブレター側に寄せてあるので、シリンダーヘッドカバーの上には何もない状態となりました。
が、左側に写っているラジエターファンが作業の邪魔になるので、ラジエターの固定ボルトを外した上で、車両前方に揺動させます。
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ラジエターには本体中央下方に、シリンダーブロック側と接続するM6ボルトが1本ありますので、これを取り外します。また、画像に示すように上端にも、ゴムマウントを介して水平方向の支持ボルトがあるので、これも取り外します。
そうすることによって、ラジエター本体は(ラジエターホースが接続されたまま)車両前方へと押しやる(揺動させる)ことができるので、作業スペースが格段に広くなります。
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作業ペースの確保により、ヘッドカバー全体を見渡せる状態となりました。
すると、複数のヘッドカバー固定ボルトの周辺が黒ずんでいることから、固定ボルト(のパッキンの劣化)が原因で、オイル漏れに至ったと判断しました。
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こちらが、その拡大画像です(例: #1番気筒のフロント側)。
恐らく、経年劣化(=繰り返しの熱履歴負荷)によりパッキン(ホンダ名称: マウンティングラバー)のゴム硬度が上昇するとともに、圧縮復元特性が低下した(=反発力が失われた)のでしょう。
その結果、ヘッドカバーの熱膨張分やエンジン振動による影響を受けて、オイル漏れに至ったのだと推定しました。
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よって、今回は(ヘッドカバーの4辺からの滲みが生じていないことも考慮すれば)、マウンティングラバーの交換により、カバー全体の(シリンダーヘッドへの)押しつけ緊迫力も回復するため、他のガスケット類は交換しないでも済む(症状が治まる)可能性がある、と考えられます。
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なお、シリンダーヘッドカバー全体で6ヶ所ある固定ボルトのうち、カムギヤ室よりも右側(#4番気筒側)に位置しているボルトからは、オイル漏れが生じていませんでした。
本来ならば、漏れていない箇所も(他のボルトと)同時にマウンティングラバーを交換すべきでしょう。しかし旧車では、「調子が悪くない箇所には、あえて手を入れない」 ことが調子を保つコツでもあるので、今回はこの2箇所はそのまま無交換とすることにしました。
「その2(新品と39年経過品の比較)」 に続く。
↓
2025-11-12(Wed.) : 更新
[CBR250Four] マウンティングラバーの交換・その2(新品と39年経過品の比較)→
https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/8431144/note.aspx をアップしました。
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