[フロント車高アップ] その2・純正リヤスタビリンク締結ナットをストラットマウント締結ナットに流用
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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流用するスバル純正のリヤスタビリンク締結ナットの部番は「-902380019」です(VN型/VM型レヴォーグ用)。
フロントのストラットマウントの締結には片側3個が必要ですから、左右両方で合計6個が必要となります。
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当該ナットの荷姿は、部番が印刷されたステッカーが貼られたビニール袋に入ったものになります。
・名称: フランジナットM10
(NUT FLG M10)
・部番: -902380019
・価格: 70円/個(@2024年07月時点)
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開封して、リヤスタビリンク締結ナットを取り出したところ。
画像からも分かる通り、このナットはセルフロックナットではありません(※このへんについては後述します)。
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リヤスタビリンク締結ナット(-902380019)を裏側(フランジ側)から見たところ。
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事前のリサーチでは、当該ナットの高さは約9mmとの情報でした(標準ナットからマイナス1mmの低頭化)。
6個の購入品を実際に計測してみると、最初の1個目はナット高さが 8.80mmでした。
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同様に他のナットも高さを実測してみると、8.80mm~8.81mmに収まることが分かりました。バラツキが非常に少ないですね。
では次に「ストラットマウント(タワーバー)固定用ナットは、セルフロックナットでなくても良いのか?」についての私見を記します。
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左の画像は、VN型レヴォーグのパーツリストからの抜粋です。ストラットマウント締結ナットの仕様は、次の通り。
<現状のナット>
・部番: -902350029
・仕様: セルフロックナット
<当初のナット>
・部番: -902370060
・仕様: フランジナット
つまりVN型レヴォーグでは、デビュー当初はセルフロックナットではなく一般的なフランジナットで量産されていました。
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次にVM型レヴォーグについても調べてみると、途中でセルフロックナットからフランジナットに変更されていたことが分かりました。
<当初のナット(~2014年07月まで)>
・部番: -902350028
・仕様: セルフロックナット
<変更後のナット(2014年07月以降~)>
・部番: -902380015
・仕様: フランジナット
VN型レヴォーグとは逆のパターンですね。
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さらに念のため、他機種についても確認してみました。左画像はBRZのパーツリストからの抜粋です。
<当初のナット>
・部番: -20327CA000
・仕様: かさ上げナット(非セルフロック)
<変更後のナット>
・部番: -20327CA010
・仕様: かさ上げナット(非セルフロック)
BRZについても、純正のストラットマウント固定ナット(巷で流用される、かさ上げナットですね)はセルフロックナットではありませんが、これで締結上の問題なく量産されていました。
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以上の実例により、一概に「セルフロックナットではない」ことが直ちにNGとなるわけではないことが分かります。
適性トルクで締結し(VNHレヴォーグの電制ダンパーでは、32±5Nm)、かつ合いマークなどで緩みの兆候が発生していないことを日常点検していれば、機能上の不都合は生じないと考えます。
なお、左の画像に示すように、実はもともと STI Sport# のフロントストラットマウントの締結ナットは非セルフロックナット(一般的なフランジナット)だったのでした。
STI Sport# の標準ナットと、今回手配したリヤスタビリンク締結ナットとの画像比較については、「その3」で紹介します。
「その3」に続く。
↓
2024-11-21(Thu.) : 更新
[フロント車高アップ] その3・STI Sport#マウントナットと純正流用スタビリンクナットの比較 →
https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/3465748/8016528/note.aspx をアップしました。
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