
「ミニカーとカタログで振り返る愛車遍歴」その4
スポーツカー路線への転進となるきっかけになったのがこのMR2との出会いですねぇ。
前回のプリメーラ編ではさすがに長すぎたかなと反省がありますので、今回は写真多め文章少なめで行ってみたいと思います。
しかし、SW20は一時期3台同時に所有し、今でも2台所有しています。
みんカラのユーザー名にもつけているくらいなので、少しぐらい長くなるのはご容赦を...
少しくらいならねぇ(^^;)
■1台目
MR2ユーザーの大学時代の友人に子供が出来、さすがに2シーターでは問題があるため買い換えることに。
しかし、10万キロを超えた車両では中々いい値段で引き取ってくれる業者がいないと言うことで買わないかと声がかかりました。
当時の自分は、今までの愛車遍歴で述べてきたとおり、掛け値なしの日産党。
MR2なんて、GT300でシルビアの敵以外の何者でもありません。
しかし、それと同じくらい、子供時代スーパーカー世代だったと言う影響も受けていて、リトラクタブルライト&ミッドシップと言うものに大きな憧れがありました。
値段も破格だった事もあり、結局譲り受けることになりました。
購入することが決まってから実際に車両を受け取るまでかなり期間があったので、その間MR2関連の資料を集めていろいろ妄想してました。
そこで、ジムカーナって競技で速いらしいという情報を見て興味を持ったり、現在の自分の車生活に多大な影響を受けています。
実際に譲り受ける当日になってはじめて実車を見ましたが、あれっTバールーフだったの...?ということでちょっと想定外。
ここから、なぜか、ルーフ開閉式の車はいやだと言っているのに、そんな車ばかりの車歴が始まります。競技車両以外、180SX、エスプリ、アクセラ、S60と、すべてサンルーフ付です...
友人の家は都内だったのでそこから家まで自走で帰ってきましたが、免許取得後はじめてのマニュアル車だったこともあり、家に着くまでに7回もエンストしたことを覚えています。
その後もはじめてアクセル全開したときに、フロントが浮き上がるような感覚で、ハンドルが急に軽くなり非常に怖いと感じたり...
そのため、実際にこの車ではジムカーナデビューすることは出来ずに、結局180SXを購入することに繋がるのですが...
現在のこの車両の仕様については、
愛車プロフィールを参照してください。
○SW20 MR2(3型) GT/GT-S
■主要緒元
車名: MR2 GT-S
型式: SW20
駆動方式: MR
ボディ形状: 2ドア
外形寸法: 4170mm × 1695mm × 1235mm
車両重量: 1260kg
エンジン型式: 3S-GTE
形式: 水冷直列4気筒DOHCターボ
最大出力: 245PS/6000rpm
最大トルク: 31.0kgm/4000rpm
ミッション: 5速MT
サスペンション: 前 ストラット
後 ストラット
ブレーキ: 前 ベンチレーテッドディスク
後 ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ: 前:195/55R15
後:225/50R15
燃費: 11.0km/l (10・15モード)
車両固有の情報
ボディーカラー: ストロングブルーメタリック
オプション: スポーツABS
Tバールーフ
所有期間 2001/06/23 ~ 現在
カタログによると車両重量が以下のオプション装着で増えるらしいです。
ABS 10kg
Tバールーフ 20kg
■2台目
180SXでジムカーナをはじめて2シーズン目、全戦エントリーした結果、長野チャンピオンになってしまいました。
次のシーズン、長野チャンピオンと言う肩書きが付いて回るので、もう少し車両の戦闘力を上げたいと考えていました。
しかし、S13シルビア系は、ちょっとブーストアップしただけで燃料ポンプやインジェクターの容量が足りなくなったり、トラクションがかかるようにしようとすると足回りにもお金がかかるなぁっと...
そのシーズンの終わり頃には、すでに1台目のMR2でジムカーナ走行が出来るくらい、MR2の全開走行に恐怖を感じなくなっていたので、ならば、すでに出来上がっているMR2を買ってくるのが手っ取り早いのではということで購入したのがこの車両です。
オークションで購入したこともあり、購入金額は安かったです。
#それでも3台の中では一番高額ですが...
しかし、自分が付けようと思っていたパーツがすべてついている車両を購入したつもりなのですが、ことごとく壊れ、修理&メンテナンスに費やした金額は車両購入代金の何倍だろうか...片手じゃ足りないよね...
今も現役でジムカーナに使用している車両になりますが、未だにいろいろ壊れまくっています。
1台目と同じ3型ですが、グレードはGTになります。
なので、ステアリングを切るとフォグランプの向きが一緒に変るという機能が付いていましたが、これもしばらくして壊れました...
スペック的にはGT-Sと変りありません。
車両固有の情報
ボディーカラー: スーパーホワイトII
オプション: スポーツABS
所有期間 2005/11/05 ~ 現在
現在のこの車両の仕様については
愛車プロフィールを参照してください。
■3台目
これも3型ですね。
すでに、2台MR2をもっているにもかかわらず、一時所有していました。
元全日本ジムカーナSAクラスに参戦していた車両で、上位入賞した経歴もある車両でした。
その車両をジムカーナ仲間が譲り受け乗っていましたが、圧倒的強さで山梨県戦を制したかと思うと、自分にはMR2は似合わないとか何とかで売りたいから買い手を探してくれと言われました。
値段を聞くとこれまた破格の値段だったので、それならば自分が買うよということで購入しました。
さすがに速い車でしたが、どうも自分の腕ではなく他人がセットアップした車のおかげで勝っている感が強く、なんか満足感が低いと言うか...
また、広いところと雨の日はまったく対応できないことも多く、コースによる浮き沈みが激しく、シーズン通して考えると2台目を修理して乗ったほうが良いと判断し、手放しました。
しかし、エンジンと一部パーツは今も2台目に乗っています。
車両固有の情報
ボディーカラー: スーパーホワイトII
オプション: 特になし
所有期間 2009/07/04 ~ 2011/02/06
■カタログ
新車で購入できる時期にはほとんど興味がなかったため、車両を入手してからオークションで収集しました。
AW10/AW11のカタログ
マイナーチェンジ前と後のカタログ
SW20のカタログ
I型~V型までとMRSpiderのカタログ
その他書籍など
これ以外にもRevSpeed別冊とかMR2マガジン Vol.1~Vol.3などMR2専門の書籍、
MR2のインプレが収録されたVHSのビデオなども買いましたねぇ。
マイチェン前のAW
マイチェン後のAW
あまり詳細に比較したことがないので、詳しい違いは良くわかりません。
最大の違いはスーパーチャージャーつきエンジン4A-GZの搭載ですね。
SW20 I型
I型のカタログってグレードごとの写真とかなくて、みんな見開きの大きな写真ばかり。
代わりにモノクロのメカニズム解説書みたいなものが付属していました。
AWにハイパワーエンジンを載せたような危険な車と称されるI型ですが、雨の交差点で普通にスピンすると言ううわさがまことしやかにささやかれていました。
SW20 II型
エンジンはスペック的には変更なし。
サスペンションやタイヤサイズを見直し、安定性は大幅に向上、
やっと普通に乗れる車になったとか...
外観上の違いは、フロントリップが大型になったこととサイドモールの色が黒からボディ同系色になっています。また、タイヤサイズが変更になっているため、アルミのデザインも変更されていますね。
SW20 III型
エンジンがターボ、NAともにパワーアップし、外観も主にリアビューが大きく変更されました。フロント、サイドからはリップやサイドシル、サイドモールがボディ同色となったことで区別できますね。
また、スポーツABSが採用されたのもIII型からですね。
サスペンションもアームの形状などが変更されているはずですね。
SW20 IV型
ターボ車にスポーツABSが標準になったり、エアバックが標準になったり安全に関する装備変更がメインですかね。
外観上の違いは、フロントのマーカーがオレンジからクリアに変更になり、ウインカーがフェンダーに移動になったところが大きな違いです。
うちの子はIII型ですが、買ってきたときからマーカーはクリアでした。
そして、昨年全塗装した際にV型のフェンダーに交換しウインカーもフェンダーに移動していますので、一見するとIV型ルックです。
IV型/V型の特別塗装色ソニックシャドートーニング
MR2の塗装色の中でこの色が一番好きです。
SW20 V型
外観上の大きな変更点は、リアウイングとアルミでしょうかね?
某自動車雑誌では、固定ライト式になるとか大掛かりなマイナーチェンジを実施するような記事がでていましたが、さすが、自動車雑誌界の東スポと呼ばれるだけのことはありますねぇ、まったくのガセネタでした。
ボディカラーは白、黒、赤以外は、ゴールド、オレンジ、パープルなどマニアックな色だけになりました。
最大のトピックはNAのエンジンが連続可変バルブタイミングのVVTIに変更になったことですね。
V型のカタログにはモータースポーツでの活躍が取り上げられていました。
ジムカーナも載ってます。
MRSpider
MRSpiderはNAエンジンベースのものしかありません。
幌をつけると、横から見た感じちょっとバランスが悪いかな?
■ミニカー
MR2のミニカー、あまり種類は出ていません。
多くのMR2のミニカーはショーケースに入れて飾ってあるので、箱が物置にしまってあってグレードやメーカー名がはっきりしません。
AW11 Super Charger G-Limited 紺(MTEC)
AW11 Super Charger G-Limited 白(MTEC)
AW11 G 黒(MTEC)
SW20はI型~V型までそろっています。
SW20 I型 ダークターコイズマイカ(TOSA)
SW20 II型 スーパーレッドII(TOSA)
SW20 III型 スーパーブライトイエロー(TOSA)
SW20 IV型 スーパーホワイトII(TOSA)
SW20 V型 ブラック(TOSA)
SW20 I型 スーパーブライトイエロー(EBBRO)
これはリトラが開くようになっています。
SW20 I型 ブラック(MTEC?)
MRSpider (RESIN SPECIALIST)
TRD2000GT ストロングブルーメタリック(Hi-Story)
この色はIII型にしかありませんが、この車両はフェンダーにウインカーがあるのでIII型ではありません。う~ん...
最近、別のメーカーからもTRD2000GTが発売されたようですが、気づくのが遅れて予約できませんでした。
どこかに売っていないかなぁ...
SW20 SARD MC8R 1995年ルマン参戦車両
MR2のレース車両ははじめてみました。
オークションで落札し箱が付いていなかったのでメーカ不明です。
GT300の車両も発売してほしいなぁ。
■思い出話し
○1台目
良くも悪くも今の車中心の生活に踏み込むきっかけになった車両ですね。
この車に出会っていなければジムカーナを始めることもなかったでしょうし、もしかしたら一生スポーツカーを所有することもなかったかもしれません。
譲り受ける前の妄想では、最終的なゴールはTRD2000GTのエアロを組むことでしたが、大掛かりな作業になりそうだし、そもそもこの車両の状態はどの程度なのか自分では判断できないしということで、まずは専門家に確認してもらおうと八王子にあるTRDダイレクトショップ多摩に持って行き車両の点検をしてもらいました。
そこにデモカーとして黄色のTRD2000GTが飾ってありましたが、黄色だったのがいけなかったのか実車があまりかっこよく見えずに、お手ごろな値段でつけられるTom'sのエアロに行き着きました。
しかし、最初に乗るにはちょっと敷居の高いスポーツカーでしたね。
雨の日に峠でちょっと遊んでいて買ったばかりの左リアホイールを縁石にぶつけてだめにしてしまったり。
冬に雪が降ってないから大丈夫だと思って峠に走りに行ってスリップして歩道に乗り上げてTom'sのフロントバンパーをだめにしたり...
競技を始める前のことだったので、今ならぶつけずに回避できる自信はあるんですが、過去には戻れないのが残念です。
そのときのダメージがラジエター周りに残っているような気がするので、部品が買えるうちに交換しておこうかな。
タービンをはじめ、結構重要な部品も欠品し始めているので今後の維持が心配です。
現在は車検を切って隠居生活を送っていますが、ジムカーナのシリーズタイトルを追わなくなったら復活させる予定なので、それまでコンディションをキープしておかなければ...
すでに、かなりの部品を純正新品に交換してあるのでしばらくは問題なく走れると思うんですけどねぇ。
でも、自分が隠居後に乗る車両としてすでにエスプリも購入してしまっているしなぁ...
悩むなぁ...
○2台目
こちらは、完全にジムカーナ用の車両として購入した車両になります。
自分で交換しようかと思っていたパーツがほとんど交換されている車両だったので、即戦力のつもりだったのですが、やはりジムカーナに使うにはジムカーナ用にセッティングされている車両でないとダメですね、
結局外さなければいけなくなったパーツや、違うパーツに付け替えが必要になったものが少なくありません。
それ以前に、この車両はよく壊れました。
その際たるものがエンジンなんですが、O/H3回、載せ買え2回やっています。
それでも、まだ原因不明で調子が悪くなることが年に数回発生します。
なぜかしばらくすると直っちゃったりするので始末に悪いです。
結局現在もタービンが不調なのですが、すでに純正部品は欠品なので、今シーズンが始まるまでに社外品で修理しなければいけません。
しかし、なんだかんだ言っても、自分の競技人生のほとんどはこの子と一緒に歩んできた歴史なので、貴重な経験と思い出の宝庫です。
では、過去のジムカーナ参戦の年間順位をまとめてみますか。
2004年~2005年までは180SXなので除外して...
2006年 JMRC山梨ジムカーナシリーズ NTRクラス 2位
2007年 JMRC長野ジムカーナシリーズ NTRクラス 1位
JMRC山梨ジムカーナシリーズ NTRクラス 2位
2008年 JMRC長野ジムカーナシリーズ NTRクラス 4位
JMRC山梨ジムカーナシリーズ NTRクラス 4位
2009年 JMRC長野ジムカーナシリーズ NTRクラス 2位
JMRC山梨ジムカーナシリーズ NTRクラス 2位
2010年 JMRC長野ジムカーナシリーズ NTRクラス 1位
JMRC山梨ジムカーナシリーズ NTRクラス 1位
JMRC神奈川ジムカーナシリーズ BNRクラス 3位
2011年 JMRC長野ジムカーナシリーズ NTRクラス 1位
JMRC山梨ジムカーナシリーズ NTRクラス 1位
JMRC神奈川ジムカーナシリーズ BNRクラス 5位
2012年 JMRC甲信ジムカーナシリーズ NTRクラス 1位
2013年 JMRC甲信ジムカーナシリーズ NTRクラス 3位
2015年 JMRC甲信ジムカーナシリーズ NTRクラス 1位
しかし、2009年後半と2010年は、ほとんど3台目で出ていたような気がするなぁ...
○3台目
結局、関東ミドルのさるくら戦で2勝したのも、FSWの神奈川戦で勝ったのもこっちの車両ですね。
あらためて、そのときの動画を見てみましたが、かなり失敗しているのに勝っているので、やはりこの車両は速かったんだなと今さらながら感じてしまいます。
また、狭いところに限って言えば、自分で乗っていても速いと感じていました。
成績も結構いいですねぇ。
さるくら 4戦中4勝
清里 5戦中3勝
ちょっとG6清里の相性が悪いですが、県戦では勝てているので、テクニカルの方が向いていたのかな。
今思うと、手放したのはちょっとはやまったかなぁ...(^^;)
でも、ABS無いと雨で乗れなかったんだよねぇ...
さて、次は180SXの順番ですねぇ。
乗っていた期間は短かったですが、もう一度乗りたい一台ですねぇ。
今乗れば、もうちょっとうまく扱えるんじゃないかと...
カタログ、ミニカーはシルビアを含めて大量に持っていますので、写真の構成はもうちょっと整理しますかねぇ。