直接の車ネタではないのですが、うちのPS3はグランツーリスモ6用マシンなので、ギリギリ車関連ネタです...(^^;)
最近うちのPS3、GT6の起動直後は問題なく動作しているのですが、しばらくするとディスクの読み込みのリトライをやっているような音が繰り返されるようになります。
レース中ならそのままレース終了までは正常に動作しますが、レース終了後にメニュー画面に戻れないなど、ハングアップはしませんが、使い物にはなりません。
ディスク読み込みの問題なら、ドライブを修理すれば直るでしょうけど...でもドライブを修理に出すより中古のPS3買った方が安上がりだよねとネットで中古品を物色していたら、BDドライブのピックアップだけで売っているのを見つけました。
PS3の筐体って、封印シールが貼ってあって、それが剥がされると修理を受け付けてくれないようですけど、どうせ今月はじめからPS3旧モデルの修理受け付け終了とか案内きていたし、中古のPS3の1/4程度の価格で買えるので、だめもとで買ってみました。
後で気付いたのですが、ピックアップだけで売っているものと、ピックアップが取り付けられたフレームごと売っているものがあって、自分が購入したのはピックアップだけのものでしたが、フレーム付きのものもほぼ同じ値段で売っているところがありました。
分解してみてわかりましたが、フレームつきでないとかなり面倒なので、もし購入を考えているならフレーム付をお勧めします。
自分が購入したのは下記のものですが、モデルごとに部品が違いますので注意が必要です。自分のモデルはCECH-2500Bですが、今のところ問題なく動作はしています。
PlayStation3用ブルーレイレンズ
型番:KES-450A
120GBモデル(CECH-2000A・CECH-2100A)/250GB(CECH-2000B)モデル用
160GBモデル(CECH-2500A)/320GB(CECH-2500B)モデルでも利用可能
それと、これも修理終了後に気付いたのですが、ソニーの修理受付が終了したモデルは下記のモデルだけだったので、自分のモデルはまだ修理可能でした...
CECH-2000A/CECH-2000B/CECH-2100A/CECH-2100B
もう封印破っちゃいましたので後戻りは出来ませんけどねぇ...
参考までに作業手順を記載しておきます。
今朝部品が到着し、あいにく天気も悪いので、午前中PS3の修理を始めました。
きっとネットを検索すれば、ピックアップの交換の仕方とか載っているんでしょうけど、何も見ずに作業を開始。
PS3の筐体をあけるには、スクリュー7本と、6角の星型トルクス4本を外す必要があります。
写真の丸印が付いているゴム足と化粧蓋を外すと、7本のスクリューが外せます。
赤丸の部分に封印シールが貼ってあるので、ここを剥がすとメーカー修理が受けられなくなります。
剥がすと再利用できないシールですので、剥がすときは自己責任でお願いします。
四角印の部分は6角星型のトルクス(写真下)です。
外すには特殊なドライバーが必要です。
自分は下の写真の製品を使いました。
これらをすべて外すとケースを開けることが出来ます。
次に背面ユニットを取り外します。
左右に各々スクリュー1本、コネクタ1本取り付けられていますのでそれらを外します。
あとは力ずくで引き抜けば外れます。
次にBDドライブを外します。
丸印のスクリュー1本をはずし、四角印のフラットケーブル3本を引き抜きます。
ドライブの上に前面の操作パネルが乗っていますが、ドライブを後ろ側から持ち上げて外せば、前面パネルも一緒に外れます。
ドライブの下にもう1本フラットケーブルで本体と繋がっていますが、ドライブを持ち上げれば自然に外れます。
組み立てるときに、このフラットケーブルを挿すのが意外と難しいです。
隣のファンのダクトが邪魔なので、どうしても刺さらない場合には、ファンを外してしまうと言うのも手だと思います。
でも、自分はドライブの余計なところをばらして、組み立て時に苦労したので、あまり余計なところはばらさない方が良いような気もします。
次にBDドライブをばらします。
写真の丸印のスクリューを3本外すと板金が外せます。
側面ににフックで引っかかっているのでちょっと広げてあげると外れます。
写真の丸印の2本のスクリューを外します。
ドライブ本体は、3層のプラスティックケースで構成されていますが、上2層の間は外さないでください。
この2本のスクリューを外すと、上2層も引っ張ると外れますので注意してください。
外すと、間に入っているパーツの位置関係がずれてしまって、直すのに苦労します。
四角印のつめを外すと、一番下のプラスティックのケースが外せます。
ドライブを裏返します。
白いプラスティックのカバーをはずし、フラットケーブル4本と、丸印のパーツが穴から抜けるように、一番上のケースを外します。
丸印のスクリュー4本を外します。
ピックアップユニットです。
写真左側は、ピックアップ基板のみです。
フレームつきの製品を購入した場合には、これを新しいもに交換して終了です。
あとは、逆順に組み立てるだけです。
自分はピックアップの基板だけを購入していたのでまだばらします。
最終的に下の写真の状態までバラス必要があります。
そのために、ディスク回転用スピンドルモーターを取り外します。
下の写真の丸印の3本のスクリューで固定されているのでこれを外します。
四角印の4本のスクリューは、ピックアップが移動するのに使用するレールの高さや傾きを設定するためのスクリューなので、本来は弄ってはいけないものです。
でも、スピンドルモータを外そうとすると(1)のスクリューが邪魔になって外せません。
構造的には、スピンドルモーターを外さなくてもレールを引き抜けそうではありました。でも、めんどくさそうだったので(1)のスクリューを外してしまいました。
なので、ピックアップの高さが、交換前と変わってしまっている可能性があります。
今のところ、問題なく動いているし、今後BDディスクが必要なゲームを買う予定もないので、GT6がちゃんと動けば良いかな。
ちょっとディスク認識時の動作音が交換前よりもうるさくなったような気がしないでもないですが、起動後は今までよりもスムーズに読み込んでいるような気がします。
とりあえず余計なPS3本体がもう一台増えることがなく直ったので、今回はよしとしておきましょう。
で、組みあがった後に、なぜかネジが1本...
何度も分解しなおして確認したのに、どうしても1本残ってしまう...
どこのネジかなぁ...(ーー;)