
土日とツインリンクもてぎで開催された世界ツーリングカー選手権(WTCC)日本ラウンドを観に行ってきました。
本日は、家でまったりと休養しております。
ということで、時間もあるので、ブログに書いておきたいと思います。
(#と言って書き始めたのに、今は真夜中なのはなぜ...)
まずは、WTCC観戦についてまとめて記載したいと思います。
長文ですので、お暇なときにでも読んでくださいませ。
今年からボルボが「S60 Polestar TC1」で参戦を開始しましたが、元々ボルボオーナーになったのも日本でも限定販売された、S60 Polestarの影響が大きく、そのためうちの子のボディーカラーもレーベルブルーになったくらいですから、これは行くしかないと...
本当は、予選日が地区の行事の準備と重なっていたのですが、家族とご近所さんの協力の下、土曜日から行くことが出来ました。
ご近所の皆さん、ご協力ありがとうございました m(__)m
家を出たのが4:30。
北関東自動車道の真岡ICで降り、いきなりもてぎとは逆方向に出てしまいました。
もてぎはジムカーナで5,6回来ているのですが、未だにどこを通っているのか良くわかりません...(^^;)
帰りは、意図していないのに毎回違う道順だったりしているような...
とうことで、大幅に遠回りしてしまいました、それでも8:30前には到着。
まずはWTCCのレースの流れについてかんたんに記載します。
私もそれほど詳しいわけではないので、少々誤りがあるかもしれませんが、ご容赦ください。
9/3(土)
08:45 ~ 09:15 フリー走行1回目
11:00 ~ 11:30 フリー走行2回目
15:00 ~ 15:20 予選(Q1)
15:25 ~ 15:35 予選(Q2)
15:40 ~ 16:00 予選(Q3)
16:00 ~ 16:30 MAC3
9/4(日)
14:35 オープニングレース
15:50 メインレース
予選は、Q1~Q3の3回に分けて行われます。
Q1は全車両によるタイムアタックで、上位12台だけが、Q2に進めます。
Q2の結果、オープニングレースのグリッドが決まります。
上位10台はリバースグリッドで、10位がポールポジション、9位が2ndグリッドで、1位が10番目になります。
11番以降は、Q1、Q2のタイム順のままです。
Q3は、上位5台が進出でき、この5台でメインレースのポールポジションを争います。
また、Q3まで進出するとマニュファクチャラーズのポイントがもらえます。
MAC3というのは、3台以上のマシンを出場させているマニュファクチャラーのみが参戦できるタイムトライアルの団体戦です。
同メーカーの車両3台が同時にスタートして、3台目のマシンがゴールしたタイムを競います。
これもマニュファクチャラーのポイントがもらえます。
残念ながら、Volvoは2台のみのエントリーなので出場できません。
WTCCはスプリントレースで、2ヒート制です。
1レース目が、オープニングレースと呼ばれ、上位10台はQ2のリバースグリッドになります。
それを考えるとQ2でトップタイムを取るのは不利ですねぇ。
Q2は5位で、Q3でトップを取るというのがベストですが、まぁ狙ってとることは難しいでしょうね。
メインレースは、上位5台がQ3の結果で、それ以降12位まではQ2の結果、それ以降はQ1の結果でグリッドが決まります。
ということで、上記の流れを押さえた上で、レース観戦について書いていきます。
■フリー走行1回目
土曜日、駐車場をロードコース脇の夜間もそのままそこでキャンプしても良いエリアをとりました。2日間通しの駐車券なんですが、日曜日はパレード走行に参加するために別の駐車場のチケットが必要です。
そちらも2日間通しの駐車券なので、駐車券に二重投資してしまいました...orz
まぁ、その分サーキット泊なので、宿泊代はかかっていませんけど。
私が割り当てられたのは、この図の[A]のあたりです。
ヘアピンの進入のすぐ脇だったのでフルブレーキングして曲がっていく、結構いい場所です。そのため、午前の1回目のフリー走行はそこで観戦しました。
この場所からだと、こんな感じで見えます。
すぐ近くのフェンスにスピーカーもずらりと並んでついているので、場内放送もちゃんと聞こえます。
でも、車両が走っていると爆音で何も聞こえなくなりますけど...
ヘアピンに進入する2台のS60とLADA
ヘアピンへのブレーキングを開始するVolvo期待の若手ドライバー 81.ジロラミ選手

知らないうちに、4人目のドライバーに代わっていた...
でも、エースのビョルク選手よりも良いタイムで走っていたので今後に期待です。
ヘアピンに飛び込む、CIVICを駆る唯一の日本人ドライバー 34.道上選手

終始アンダーステアに苦労していました。
イン側のタイヤをロックさせて白煙を上げながらコーナリングする、Volvoのエースドライバー 62.ビョルク選手

それにしてもリアタイヤ、ものすごくキャンバーついてますね。
同じレンズだと、立ち上がりは、こんな大きさで見えます。
■フリー走行2回目
2回目のフリー走行は場所を移動して、先ほどのコース図の[E]のあたりから観戦しました。
このスタンドは、1コーナーに近い側から、V1、V2、V3、V4とスタンドが分けられています。私がいた席はV3のもっとも1コーナーよりだったと思います。
V2、V3はメインスタンド前の大型モニターも良く見えないし、1コーナーのバトルからも離れているのでいまいちな席ですね。
ヘアピン前と比べると、車速が速いので、同じシャッタースピードで撮影すると、私の腕ではまともな写真が取れません...(^^;)
そのくらい、車速が速いので、迫力はありますね。
ヘアピンではシャッタースピード1/125で撮っていましたが、こちらでは1/200まで早くしてしまいました。
LADAの2.タルキニ選手
私は比較的前の方の席にいたので、フェンスが邪魔でストレートも良く見えません。
でも、ピットロードが終わるあたりでフェンスもなくなるので、やはり前の席の方が車に近いので迫力はあると思います。
席は結構空いているので、上段から見たければ移動すれば見れます。
1コーナーまでは、まだかなり距離があるので、バトルを目の前で見たい場合には、もう少し1コーナーよりの席に移動する必要があります。
別のレースのときに、最も1コーナーよりのV1スタンドにも行ってみましたが、スタート直後のバトルは見ごたえがありますが、どうせ日曜日は自分のチケットでは入れないので、90度コーナーのバトルを見たほうが良いかな。
あちらなら、大型モニターも見れるので、全体の進行もわかります。
2コーナーの立ち上がり後のストレートは、同じレンズで見るとこんな大きさになります。
そういえば、ピットロードから出て行くときに、ピットロードの出口でスタート練習して出て行く車両が多かったですね。
スタート練習して出て行く、62.ビョルク選手
ピットロードでそんなことをするといけないというイメージがあったので、結構衝撃的でした。
スタート時の爆音は、Volvoが一番うるさかったように思います。
■予選(Q1)
どーむさんからお勧めしていただいた90度コーナーですが、まずは内側のスタンドから観戦しました。
場所は、コース図の[C]のところです。
別のレースで、先に外側のスタンド(コース図の[B])の様子は見ていました。
Q1でS60が2台とも12位圏外ということも考えられるので、先にまだ見ていなかった内側から見てみることにしました。
コーナーの手前の席からだと、コーナーの出口が見えなく、コーナー出口の席だと下りのストレートが見えないと、スイートスポットが狭いスタンドです。
でも、写真を撮るには良いポジションかもしれません。
連続写真で見てみると、こんな感じ

左上→右上→左下→右下 の順です。
シボレーの9.トム・コロネル選手

トラブルに泣き、残念ながら、Q1で敗退
■予選(Q2)
無事、Volvoは2台ともQ1を突破したので、あわてて向かいのスタンドへ移動
こちらのスタンドからは大型モニターが見えるので(コーナー内側でも後ろを振り向けば見えますけど...)、目の前に車両がない場合も、レースの展開がわかります。
見事ポールポジションの、シトロエン 37.ホセ・マリア・ロペス選手
62.テッド・ビョルク選手の連続写真
■予選(Q3)
ジロラミ選手が6位、ビョルク選手が8位と、ともにQ3進出を逃してしまったので、私はすでに自分がQ3をどこで見ていたのかすら記憶にありません...(^^;)
多分、MAC3を撮影するためのポイントへの移動をしていたのではないかと...
■MAC3
こちらは、Lada、ホンダ、シトロエンの3メーカーのみの参加になります。
Volvoは2台のみの参戦なので参加する資格がありません...orz
そのため、すでにお遊び写真撮影モードです...
うちの子を背景に入れて見ました...(^^;)
ヘアピンの反対側から撮影して、無理やり入れてみました。
そういえば、予選のときのインターナショナル映像にも時々チラッと写っていますね。YouTubeでも配信されていました...(^^;)
MAC3といえば、超接近のジェットストリームアタックを期待したいところですが、それほどベタベタで走っているシーンを見ることは出来ませんでした。
Lada
ホンダ
シトロエン
■オープニングレース(13週)
明けて日曜日は、レース本番。
しかし、メインのWTCCは14:35からとかなり待たされます。
実際には、LotusCupとか、TCSAとか、いくつか別のレースも開催さますし、中央エントランスにスーパーカーが展示されていたり、ホンダファンならコレクションホールとかもありますから、時間を潰すことに苦労することもありませんけどね。
オープニングレースは、90度コーナーの外側(コース図の[B])で観戦することにしました。
Q2のリバースグリッドなので、ビョルク選手が3番手、ジロラミ選手が5番手と良い位置からスタートします。
どうやら、エンジンパワーはVolvoが一番だと言うことらしいし、ホンダとシトロエンは80kgのウェイトも積んでいるので、この順位をキープしていれば表彰台ですよ。
緊張のスタート。
ビョルク選手は3番手をキープしましたが、ジロラミ選手はスタートを失敗し、後方の集団に飲み込まれてしまいました。
序盤は、2番手のCIVICよりも明らかにビョルク選手のほうがペースが速い。
でも、うまくブロックされてしまい、中々前に出ることが出来ない。
そうこうしているうちに、次第に4番手のCIVICが背後に迫り、私の目前で...
ラインをクロスさせて再び並びかけますが、その後は徐々に離されはじめ...
次は、Ladaが背後に...

これはなんとは退けたものの...
今度は、ロペス選手、ミューラー選手の2台のシトロエンが...

ここでは抜かれませんでしたが、次の週には2台のシトロエンが前を走っていました。
(その前に、大型モニターで抜かれるシーンを見てますけどねぇ...)
結局、ビョルク選手が6位、ジロラミ選手が9位でゴール。
2台ともポイントゲットなので、結果は”良くやった”なのですが、期待が大きかっただけに諸手を上げて喜べませんねぇ。
■メインレース(14週)
オープニングレースよりも1週だけ周回が多いメインレース。
こちらは予選どおりのグリッドなので、後ろから速い車は来ないけれど、逆に前の車が速い...
オープニングレース以上に前の車を抜くのは難しくなりそうです。
こちらは、6番手にジロラミ選手、8番手にビョルク選手となります。
メインレースに先立って、グリッドウォークと言うイベントがあって、私も参加していました。
そのため、スタート直前までグリッドにいますので、遠くのスタンドまでは移動が出来ません。
ということで、メインスタンド前のVゾーンしか選択肢がありません。
V1は私のチケットでは入れないし、大型モニターの前のV4は結構観客がはいいています。
選択肢としてはV2かV3かと言うところですが、ちょっとあせっていたので、手前にあるV3のスタンドに入ってしまいました。
前日のフリー走行2回目もV3だと思っていましたが、なんかカメラの画角が違うような?
でも、いまさらスタンド移動するのもリスクが高いので、V3の一番1コーナーよりから観戦しました。
幸いにも席はガラガラだったので、写真を撮影するのには何の障害もありませんでした。
フォーメーションラップのスタートで、ジロラミ選手がうまくスタートできずにちょっとドキッとしましたが、その後は何も無かったように周回して戻ってきたので、一安心。
スタートできないジロラミ選手を抜きそうになり、心配して減速するビョルク選手
再び緊張のスタート
全車綺麗にスタートしたように見えました。
ジロラミ選手はグリッドどおりの6番手をキープ。
しかし、ビョルク選手は10番手くらいまで後退しているように見えます。
2周目、シトロエンの3.トム・チルトン選手の隙をうかがうジロラミ選手。
ビョルク選手も9位までポジションを回復。
3周目、明らかに前のシトロエンよりもペースが速いのに、中々抜けないジロラミ選手。
ビョルク選手はさらに1台CIVICをかわし、スタート時の8位に順位を戻す。
4周目、トム・チルトン選手にてこずるジロラミ選手。
一方、ビョルク選手はもう1台のCIVICも抜いている...オープニングレースでこれをやってくれていれば...
5周目、トム・チルトン選手のペースが上がらないため、4位との差は開く一方後ろが詰まってくる。
6周目、ジロラミ選手が5周目の3コーナーの突っ込みでトム・チルトン選手をかわし5位へ。
今度は、ビョルク選手がトム・チルトン選手に襲い掛かる。
その後、4位のシトロエンとの差を徐々に詰めるジロラミ選手ですが、トム・チルトン選手を抜くのにてこずった分届かず5位でフィニッシュ。
ビョルク選手も最後までトム・チルトン選手を攻略することが出来ず、そのまま7位でフィニッシュ。
表彰台には届きませんでしたが、2レースで2台ともポイントゲットと、来年に向けて明るい材料になりました。
今回、レース観戦は初体験でしたが、ちょっと感想を...
予想以上に体力的にきつかったです。
暑さと湿度の高さと歩く距離と坂や階段の多さ...
どれをとっても年寄りにはきつかったです。
あとは、意外とマナーが悪いなぁと言う印象がありました。
サッカーの試合なんかで日本のサポーターがスタジアムのごみ拾いをして帰るというようなニュースをみましたが、日本中同じだと言うのは幻想なんでしょうかね。
90度コーナーのスタンドはごみだらけでした。
特にイン側、空のペットボトルがいたるところに散乱していて、自分で拾っていこうかと思うレベルを超えていました。
また、レース中にスタンドの最前列の柵の前に立って写真を撮っている人の多さにも閉口しました。
朝一から場所取りしてそこに居座っているなら、そこを自分が避ければ良いので対策しようもあるのですが、レースが始まる直前にふらっと来て最前列に立たれると、もはやお手上げです。
中には、注意されても場所をちょっと移っただけでやめない人も見かけました。
せっかくレースは面白かったのですから、レース以外の要素でもう来たくないなどと言われないように、自分の行動もちょっと反省してみないといけないかもしれません。