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2021年07月31日

アメリカ仕様

アメリカ仕様 またまた久しぶりの投稿です。 

梅雨時に加えて最近は暑すぎて全く走行しておらずブログネタが有りません。 イヤー、暑いです。  私はどうも北方民族の出らしく?寒さは比較的平気なのですが暑さは身に応えます。 はい。

この夏季休車の時期にグリスアップなどの少しばかりの整備をしておりますがそのネタは次に回しまして新たに見つけましたアメリカ仕様のW113の装備を紹介したく思います。




この車に出会ってより8年近くたちますがまだまだ知らないことが沢山あります。 今回のグリスアップは外は暑すぎますので地下駐車場内での作業としました。 やる気を振り絞り右側をやっと終え左側の作業のために車を反対向きに入れ替えましたらトランクへのアクセスが良くなりましたので何時ものように天邪鬼発揮でグリスアップ中断でトランク内の掃除を始めてしまいました。  この時長年変な形で出っ張っているトランク左のボードを外してみました。
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するとその内側に発見したのがこれ! ポリウレタン?製のタンク状の物体。 何だこれ? 下部にあるパイプ2本が燃料タンクの方に伸びていてバルブのようなものが有りタンク自体は左フェンダーの裏側とボードの間に突っ込まれていて宙ぶらりんで固定されていない!  ガソリンの予備タンクにしては形状も給油口も無く変だ!

お助けマニュアルのハインツ・マニュアルを見ますとこんな装備だと判りました。
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ノース・アメリカ・バージョンのW113だけに装備されたガソリンタンク内で揮発した生ガスのエバポレーターだそうです。  この当時のカルフォルニアでの大気汚染防止規制に適合させるためのガソリンタンク内で揮発した生ガスを直接には外気に放出しない仕組みですね。

ガソリンタンク内の揮発した生ガスはこの黒タンクに導かれて冷やされたりして再液化したガソリンはタンクに戻り液化できなかった生ガスはここから丸いバルブ経由でまずはクランクケースに導かれたり最終的に圧抜きのために外気放出するようです。  ぐるぐる回りで大気への放出も有るんかい!
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解らないのが1ウエイバルブ経由で生ガスがどうしてクランクケースに導かれるかですが・・・・多いならエンジンオイルが希釈されそうですね。  吸収・吸着させているのでしょうか?  ブローバイガスに入り込みエアクリ経由で再燃焼でしょうか?

このタンクの取り付け方法を初めてマニュアルで見ましたが左側にしかないトランクボードの裏側に放置設置するのは誤りで本来はボードが内側に入りボードに付いた複数の金具にこのタンクとバルブシステムが取り付けれる様子です。
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トランクボードは50年経過したオリジナルなようで暦年変形したり複数個所が割れたりしていましたので裏側から追加でプラボードを数カ所に張り付けまして形状復帰と強化をしましたらこのタンクの取り付け強度が出たと思います。

タンクの上下左右に有る取り付け用の出っ張りがボードの金具にしっかり嵌りました。  右側に見える丸いコントロールバルブにも取り付け金具がボード上にしっかりと有りました。  ガソリンタンクに伸びる2本のライン用のガイド金具もしっかりと使えました。
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これでハインツ・マニュアルに書かれているアメリカ仕様車のこの部分の標準状態に戻せました。 思いおこせば最初からこの様子でしたので日本に並行輸入した販売店?が不細工だと思い?内側に無理やり入れ込んだのでしょうね。  ヨーロッパ仕様や日本仕様ではこの部分はどのように成っているのでしょうか?  こんなものが無ければここに少しのスペースが有りますので有効に使えますね。

これ以外にアメリカ仕様には外観的な特徴があり、フロントフェンダー左右の追加ウインカーです。
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日本仕様車やヨーロッパ仕様車には有りません。  安全基準のために付けられたものですがない方がすっきりですね。

後部フェンダーには赤いポジションランプが付けられています。  写真はカメラのフラッシュでハレーションを起こしています。
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この車幅灯?はスモールライト点灯時には点かずライトONで初めて赤く点灯します。 どうしてそのような仕様か解らないですがどうせ点くならスモールライトONでも点くべきと思いますのでそのうちに配線変更しようと思います。  アメリカ仕様には減速時に燃料をカットオフソレノイドやバルブ、コンロロールするリレーなどが余分に装備されています。  つまりはアメリカ仕様車は更なるゴチャゴチャ配線や配管が有ります。  

次回は作業が終わったグリスアップの状況です。  今回もヤバい箇所も見つかりましたが手当が出来ましたので一安心でした。  いずれにせよど素人のずっこけ作業です。


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Posted at 2021/07/31 15:05:33

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この記事へのコメント

2021年7月31日 15:49
今日は。

べーパータンク?ですかね。
ウチの67年式にも付いていますが、ジュース缶位の小さな物です。
280はデカイですね。
現代車のチャコールキャニスターに相当するヤツで、現代車は中に活性炭が入っていて、生ガスを吸着してエアだけ大気開放する仕組みのようです。
コメントへの返答
2021年7月31日 18:02
コンチは。

そうですね、べーパータンクですね。 結構な大きさです。  こんなのが入っていてびっくりです。 チャコールキャニスターなら活性炭が生ガスを吸着してくれるのですがこれはガソリンタンクと合わせた内圧を弁でコントロールしながら普段はできる限り生ガスをクランクケースに戻し燃焼させながらタンク圧力が高すぎ危険な時だけ緊急に大気中にガス放出する仕組みですね。 50年以上前に良く考えられてますね。 びっくりです。
2021年7月31日 15:54
こんにちは
アメリカの大気汚染対策は
厳しいんですね
フロントフェンダーのサイドマーカー
国産車はウインカーがサイドにまわり込んで
いるのがあるので側方から見えます
mazdaロードスターはフェンダーとドアの間に
サイドマーカーがついています
後部のサイドマーカーは初めて知りました
つけられた経緯が気になります
コメントへの返答
2021年7月31日 22:47
はい、今日は。
アメリカの、特にカルフォルニアの大気汚染防止規制は厳しいので有名ですがそのお陰でテスラのようなEVが発展していますね。
現代の車は国産・輸入に関わらず乗用車ならドアミラーにウインカーが付けられた車が多くなったと思います。 商用車にはいまだにフェンダーにウインカーの付いたものもが見られますね。 ロードスターはフェンダーとドアミラーの間に付いているのですか・・・今度観察してみます。 視認性が高そうですね。 後部のサイドマーカーは確かに珍しいでしょうね。 面白いのは5マイルバンパー規制が1973年以降に始まりましたがベンツは1950年代後半よりアメリカ販売車にはゴム製などのオーバーライダーを付けて少しの規制対応を見せていた様子です。

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