とみざわのブログ一覧

新型コロナ感染症の影響で無観客試合が続いていたモータースポーツですが、
スーパーフォーミュラは8月の開幕戦から観客動員をしています。

そして先週末は、第2戦として岡山国際サーキットで開催されました。
スーパーGTは今シーズンは岡山戦なしということで、
今シーズン唯一の岡山でのビッグレース。




スタートはいきなりマルチクラッシュ発生し、
中嶋監督とマッチ監督のチームはここでレース終了・・・・

2コーナーで観戦していたので、フェンスと看板越しになんとか見えました。

今回はタイヤ交換義務があったため、タイヤ交換直後のバトルもそれなりにありましたし、前半ピット組と後半ピット組の「見えないトップ争い」も拮抗してとても楽しめました。


今回は立川監督のチームが1－2フィニッシュでしたが、
PPを獲得した星野監督のチームに比べてレースペースがよく、1台はアンダーカット、もう1台はオーバーカットと自由な戦略が取れてましたね。
（もちろんスタートで2－3位に順位を挙げられたのが大きいと思いますが）



ホンダ勢は今回も表彰台立てず・・・
もともと成績があまり岡山は良くない統計があるので、
次のSUGOからは巻き返してほしいですね！


その他、スーパーフォーミュラライツやTCRジャパン、
N-ONEやロードスターのワンメメイク等、サポートレースも充実して
2日間たっぷりと楽しめました！





※なぜかロードスターのレースは写真を1枚も撮ってない・・・


-----　以下、SFのタイヤ交換についての感想　-----

やっぱり、タイヤ交換義務はあった方がいいですね。
また、昨年は2スペックのタイヤを使用する義務もあったのですが、
今回のレースをみて1スペックでも十分面白いと思いました。

2スペック制は「遅いハードタイヤをいかに使う周回を減らすか」ということが最重要で、レース中盤までにセーフティーカーが出動した場合、ソフトタイヤスタートが一気に不利になってしまっていました。
しかしタイヤが1種類であれば、その有利不利はなくなり、よりガチンコなレースが見られたような気がします。
タイヤの特性は違いますが、ドイツのDTMも1スペックでタイヤ交換義務があるレースですよね。

いまのヨコハマタイヤはラップタイムの落ちが非常に少ないタイヤですが、それでもチームやドライバーによってはタイムがガクッと落ちる場合も見受けられましたし、今回のようにライバルとタイヤ交換のタイミングをずらすことで前へ出る作戦を考えることができますし、ぼくはアリかと思います。
F1やF2で使われるピレリのソフトタイヤのように、1周ごとにどんどんタイムが落ちてくるタイヤが良いという人もいますが、そうなると「相手より先に交換して前へ出る作戦（アンダーカット）」は取れても「相手より後に交換を伸ばして前へ出る作戦（オーバーカット）」は基本的にできないんですよね～

ただ、たしかに今はタイヤ交換しなくても余裕で同じペースで走りきれてしまうタイヤというのも面白みに欠けるのも確か。
今年のレース距離が短いのも要因のひとつですが、レース距離の２／３くらいでタイム落ちて厳しくなるくらいが丁度良いのかな～という印象があります。
そのバランスを年間1種類のタイヤで取るっていうのは非常に難しい課題ですね・・・・

今回のレースは、
・タイヤの種類は1種類
（温まるまで１～2周、その後の2～3周が一番はやく、ちょっとタイム落ちてその後はずっと安定という特性）
・レース中のタイヤ交換義務あり
という条件で、とても見応えがある面白いレースができたと感じました。