方言で断崖・絶壁・急斜面・川岸などの険しい道のこと。
漢字では山かんむりに「ふつ」(佛からにんべんを取ったもの)と書く。
会津若松市からR121を南下したところにある。
奇岩好きのhornetさんは予てより訪れたい場所であったが,行く予定を立てると何故か天候に阻止されるのであった。
今回も台風23号の影響が気になったが,雨じゃないので強行。
ただ風が強く,SAで車内泊をしてると車が揺さぶられ,酔いそうだ。
久しぶりの車内泊でもあり,なかなか寝付けず,「寝た」充実感を得られずに朝を迎えた。
SAでトイレを利用する。最近のSAのトイレは嬉しいことに暖かい便座にシャワートイレだ。
まだ10月とはいえ東北地方のSAPAのトイレの便座は殺人的に冷たいのだ。
トイレのついでに朝食を,と思った。蕎麦が食べたい。ところがお金を車に置いてきてしまったため,食事を断念。
蕎麦を食べたい気分ではあるが,あまり空腹感は感じていない。寝起きだしね。
車にお金を取りに戻るのが面倒だ。
塔のへつりに着いたのは8時前だったか。
駐車場は普通車料金200円とリーズナブルだが,朝早いためか係員がいない。
「帰りに払おう」と思い,料金徴収ブースの近くに駐車した。
駐車場から少し坂を下って目的の地に。こちらにも駐車スペースが若干あり,車で乗り入れてしまえば楽だったか。知ってたらね。
念願の地は他に観光客が居らず,絶好の状態だ。早起きは3文以上の価値があったということか。
ひとしきり撮影を行い,展望台があるレストランで蕎麦を食べようと思ったが,営業は10時からだって。
次は大内宿に行く。
古民家の集落で,観光地化している。ただ規模はそれほど大きくない。
写真の一本道を歩き,奥の古民家に行き着くと戻るしかない。
食事処や土産物屋がいくつもある町並みを散策・撮影した。
この辺りでは,ネギ蕎麦というのが名物らしい。朝から蕎麦が食べたかったので,見つけた蕎麦屋を覗いてみた。暖簾とかの「営業中」を示すサインがないので,訊いてみると営業中とのことで座敷に通される。囲炉裏で火をおこしていて,室内が少し煙い。
ネギ蕎麦とは,箸の代わりに1本のネギを使うのだ。ただ,蕎麦をつまみ上げることは難しいので,丼をかき込むように食うべし,とお店の方からレクチャーを受けた。ネギは薬味としてときどき囓るといい,と。
もちろん箸も用意されている。
写真は冷たい蕎麦でこれで1000円。
1500円で天ぷらが付いたセットになるが,こちらは豪華(メニューの写真によると)
舞茸の天ぷらが好きで,あればセットにしただろう。
でもセットメニューの量が多そうなので,適量と思われるプレーンなネギ蕎麦を発注した。
まあ,でもネギの丸かじりは苦い。「出されたものは残すな」という躾を受けて育ったので,ネギも食い尽くしたが後味はネギだけ。
蕎麦を待つ間,外を見ていると向かいの土産物屋に綺麗なオネーサンを発見していた。
蕎麦屋を出て向かいの土産物屋に直行。ネギ臭い息で話しかける。
とち餅とゆべしを試食させて貰い,職場への土産としてとち餅を購入。
しかし小分けされていないので,職場での分配に困ると気づき,会津若松駅の土産物売り場で買い直した。
夜は会津若松駅前のホテルに宿泊。
近くの居酒屋で御一人様。
いつも思う,地方の居酒屋メニューは都会では考えられない量が提供されることがある。
「鶏唐」を一人で食べきると,他のメニューの選択肢が狭まる。
「もう少したべたい」けど「どれだけ出されるか不安」の葛藤に悩む。
Posted at 2015/10/11 11:55:38 | |
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